PENTAX Q Announced

「レンズ交換式で世界最小・最軽量を実現した独自開発の新システムを採用」したPENTAX Qが本日、正式に発表されました。事前のリーク通り、有効約1240万画素のセンサーは、大きさがOlympus XZ-1やRicoh GR Digital IIIなどの高級コンデジよりも小さい1/2.3″の裏面照射型CMOSセンサー。マグネシウム合金ボディーであること、「ボケコントロール」で被写体の前後のボケ量を調整できる機能、1920×1080ピクセルで30fps、H.264の記録形式を採用したフルHD動画撮影機能などが特徴かと思います。また、APS-Cやマイクロ4/3規格のミラーレスシステムと比較して、レンズの口径を小さくできるというメリットもあるようです。

本日午後1時の正式発表後、しばらくしてカメラのキタムラから予約を案内するメールを受信。発売時の価格は以下の通り。

  • 換算47mm、F1.9、”01 Standard Prime”(標準単焦点レンズ)と換算27.5-83mm、F2.8-4.5の”02 Standard Zoom”をセットにしたダブルレンズキットが¥80,820
  • 換算47mm、F1.9、”01 Standard Prime”(標準単焦点レンズ)をセットにしたレンズキットが¥62,820
  • 02 Standard Zoomは単体で¥22,320
  • 3.2mm F5.6 (03 FISH-EYE)—¥8,820
  • 6.3mm F7.1 (04 TOY LENS WIDE)—5,380
  • 18mm F8 (05 TOY LENS TELEPHOTO)—¥5,380

手ブレ補正機構はセンサーシフト方式を採用しているようですが、磁力で撮像素子を浮かすタイプではなく、ガイドレールに沿ってセンサーが動くタイプだそうです。従って、アストロトレーサーは使えないと思われます。

トップと背面から見た場合、アクセサリーシューが異常にお大きいのがアンバランスな感じがします。標準単焦点レンズ装着時であれば、思い切ってO-VF1を装着した方が格好良い気もします。Appleがもし、このような新システムを採用したカメラをデザインするとすれば、アクセサリーシューの規格も変更してしまうのではないかと思います。

2 thoughts on “PENTAX Q Announced

  1. 筆者 様

     以前紹介されていた富士フイルムのカメラより遙かに使い勝手が良い様な印象を受けます(個人的には画素子に少し不満がありますが、ミラーレスで、このレンズマウントDiameterなら、これ位が丁度良いのかも知れませんね)。

     多分、お散歩カメラとしては手頃で、結構遊べそうな気がします。現物に触れる機会があれば、一度、操作性等を試して見たい所です。

    Jim,

    1. 質感だけは実際に触れてみないとわかりませんね。FinePix X100は騙されました。ファインダーが傾いていることと高感度長秒時での星空の撮影で横縞模様の熱ノイズが現れるという否定的なイメージが定着してしまいました。

      PENTAX Qについてはトイレンズも用意されていることだし、質感については過度な期待感が全くないので、逆に実物を見れば良いと思うかもしれません。センサーサイズを思い切って小さくして、画質も期待しないでと言っているような印象を受けます。思いの外、画質が良ければ面白くて趣味性の高いカメラとして受け入れられるような気もします。

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