2011: Year of iPad 2

2011年はコピーキャットの追随を許さない、「iPad 2の年」が答でした。MobileMeサービスを拡充させて、「ソーシャルネットワーキングの年」が解になるのではないかと私は予想していましたが、MobileMeやiTunesクラウドの話は一切なく、終始一貫して、より直感的に操作ができるPost-PC、”iPad”がテーマでした。何よりも驚いたのは、医療休養中のSteve Jobsが元気な姿を見せ、プレゼンテーションの舵を取ったこと。

30-pin to HDMIアダプターを介して有線でHDTVに繋ぎ、iPadと同じ映像を大きなHDTVで観ることができるビデオミラーリング、旧製品にも対応していれば良いのですが。(3月3日追記:$39のDigital AV Adapterは、720pの制限付きでiPad、iPhone 4、第4世代iPod touchからHDTVまたはHDMI互換ディスプレイにスライドショーや映画を出力できるようです。iPad 2の場合は1080pでミラーリングが可能。但し、映画は720pまで。Appleのサイトから拝借した画像では教育現場でたいへん役に立ちそうな印象を与えていますが、ゲームはどうでしょう。1080pの画面と大きなスピーカーに繋げれば、かなり迫力があると思います。)

液晶面を保護するこのiPad Smart Coverはマグネットによる自動位置合わせ式。背面のAppleロゴまで隠してしまうケースではなく、液晶面だけを保護するカバーであることを強調していました。内側はマイクロファイバークロス、外側はポリウレタンかレザー。

1GHzデュアルコアA5チップ採用により、グラフィックス性能は最大9倍の速さ、HD 30フレームのバックカメラとVGA 30フレームのフロントカメラ搭載、3軸ジャイロ、初代iPadと比べて縦と横が若干小さくなり、厚みは1/3で重量は1.5ポンドから1.33ポンドに軽量化。ディスプレイの仕様に変更はないようです。

リーク画像を見て、特にスピーカーグリルのデザイン処理が改悪だと思っていましたが、私が見たiPad 2の刻印があった画像は偽物であることが判明しました。やはり、Jonathan Iveのデザインは素晴らしい。お風呂の蓋を連想させるSmart Coverは、日本人デザイナー、西堀晋氏が関わっているのでしょうか。

New MacBook Pros to be released on February 24?

なぜ、火曜日ではなく、木曜日なのか?Cult of Macの記事を読んで納得できました。

2月24日(木)はSteve Jobsの56回目の誕生日。Apple製品とSteve Jobsの年季が入った信奉者としては、今の環境で十分以上に満たされているけれど記念に一台?

Steve Jobs Sits Next To President Barack Obama

P021711PS-0705

2月17日、カリフォルニア州Woodsideで開催された、米国を代表するIT関連企業指導者との夕食会で、医療休養中のSteve Jobsがオバマ大統領の左側に着席。写真はホワイトハウスのFlickr®アカウントからリンクを張っています。私も記念に、この写真をお気に入りに追加しました。

Email To All Apple Employees

2009年の肝臓移植の際には復帰予定時期(2009年6月末)が書いてあったのに、今回はそうではないという点が気がかりです。以下は1月17日付けの”Apple Media Advisory

Apple CEO Steve Jobs today sent the following email to all Apple employees:

Team,

At my request, the board of directors has granted me a medical leave of absence so I can focus on my health. I will continue as CEO and be involved in major strategic decisions for the company.

I have asked Tim Cook to be responsible for all of Apple’s day to day operations. I have great confidence that Tim and the rest of the executive management team will do a terrific job executing the exciting plans we have in place for 2011.

I love Apple so much and hope to be back as soon as I can. In the meantime, my family and I would deeply appreciate respect for our privacy.

Steve

CEOを辞める訳ではないし、戦略的に重要な決定事項については今後も関わると最初に書いてあります。この辺りは前回のemailと同じ。日常業務に関してはCOOのTim Cook氏と他の役員に任せるという辺りも同じ。ただ、前回は、”I look forward to seeing all of you this summer.”がありましたが、今回は…

できる限り早期に復帰できるよう、願うしかありません。

"Back to the Mac" Live Streaming

9月1日のスペシャルイベントと同様、もうすぐ(日本標準時午前2時)行われる”Back to the Mac”メディアイベントの様子が生中継されるそうです。iPadでも視聴できます。iPadを満充電してAppleのサイトにアクセスしてみましょう。

追記:“Back to the Mac”は再びMac OSやMac Hardwareに注目しようという意味かと私は勘違いしていました。Mac OS Xをもとに開発し、iOSで培ったテクノロジーを、再びMac OSに戻すという意味合いがあったようです。

Watch the Keynote live.

今夜(太平洋時刻午前10時、日本標準時午前2時)のスペシャルイベント、Steve Jobsの基調講演がビデオのライブストリーミングで配信されるようです。イベントを主催するAppleが自らストリーミング配信するのは初めてのことでしょうか。私の記憶にありません。Apple USサイトに既にバナーが見えます。ストリーミング開始時刻になると、クリックできる状態になると思われます。

iPhone 4発表時(WWDC 2010)にサーバーに大きな負荷がかかり、基調講演の進行に支障を来したという事態が発生しました。ブログで基調講演の内容を配信する人に対して、MiFiベースステーションやWi-Fi機器の電源を切り、MacBookは片付けるように指示していました。今回のライブストリーミングは、そうした事態が発生しないように配慮した結果なのかもしれません。

わくわくしながら、深夜に噂系サイトが配信する文字と画像ベースのストリーミングを読み、起床すれば、Appleのサイトに公開されたQuickTimeビデオを視聴するという、これまでの楽しみ方が変わりそうです。会場にいる報道関係者と同じようにリアルタイムでSteve Jobsの基調講演に参加できるようになります。iPhone、iPod touch、iPadでも観れるそうですから、ソファでくつろぎながら、あるいはベッドで横になりながら視聴することができます。

(9月2日午前追記)もうすぐ始まるライブストリーミングは、新しい巨大データセンターの負荷テストを兼ねているそうです。今日、発表されるであろう$0.99のテレビ番組レンタルサービスは、このデータセンターから配信されるそうで、今日のライブストリーミング自体がその新しいサービスのデモになるとか。現在、各国のオンラインストアは”We’ll be back soon.”になっています。

ライブストリーミングが始まりました。Eric ClaptonがBGMで流れています。

(9月2日午後追記)ソファーで横になり、SHUREのカナル型イヤホンをiPadに挿し、今回のiPod新製品発表基調講演を視聴しました。途中で数回、映像と音声が途切れることがありましたが、生放送の緊張感と会場の臨場感を楽しむことができたのではないかと感じます。

ハードウェア新製品に関する私なりの雑感をいくつか書いてみます。
iPod shuffle: 第2世代に戻ったようなデザインで、新鮮味に欠ける分、お値段は¥5,800から¥4,800に大幅ダウン。本体にコントロールパッドが復活しましたが、先代のものと比べて18%大きくなって、操作が容易になったそうです。shuffleはオンラインストアで無料刻印サービスを利用し、さりげなく贈るギフトとしては最適な製品ではないかと思います。

iPod nano: shuffleよりも少し大きな正方形に近い長方形(H38.5 x W40.9 x D8.78mm)でタッチパネルになりました。小さくなったけれど、ドックコネクターは健在。黒いフレームが目立つ、Appleらしくないデザイン?カメラ非搭載で、動画撮影機能が割愛。

iPod touch: 月々の基本使用料が発生しない、契約不要のiPhone 4という表現がわかりやすい。iPhone 4と同じRetina Displayが搭載されました。FaceTime用の前面カメラの性能は、iPhone 4と同じようです。(そこは差別化しては行けない部分かもしれません。)しかし、背面カメラの静止画撮影機能に関してはiPhone 4が5メガピクセルに対し、iPod touchは960 x 720と差別化しているようです。(厚みを考えるとiPhone 4と同じ裏面照射センサーが搭載できなかったのかもしれません。)さらに、LEDフラッシュもiPod touchには非搭載です。

来年春に契約期間が満了するまでiPhone 3Gを使い続け、その代わりにiPod touch新製品を購入しようかと密かに考えていました。しかし、性能、機能面でiPod touchがiPhone 4に対して劣っている部分はあっても優れている部分が何もないとすれば、再検討しなければなりません。iPod touchがiPhone 4に対して優れていると私が思うのは、背面が鏡面仕上げステンレススチールであるという点と、厚みがより薄いということでしょうか。(iPhone 4の厚みが9.3 mmであるのに対し、iPod touchは7.2 mm)

Apple TV: 日本では$0.99のレンタルサービスが提供されないようなので、何もコメントすることがありません。

今回のスペシャルイベントで最も革新的であると私が感じたのは、iPadで視聴できるライブストリーミングです。(若干の皮肉が込められています。)

Actually, the version of iPad sold in Japan does accept international SIMs.

Mobile in Japanの特集記事によれば、なぜ日本で販売されるiPad 3GはSIMがロックされているのか?とのメールでの問い合わせに対し、「日本で販売されるiPadは、実は国外で入手したSIMに対応している」という回答をSteve Jobsから得たとのことです。

Appleのサイトに記載の修正済み「3Gデータプランについてよくある質問」には以下のFAQが最初に書かれています。

iPadは世界中のSIMカードに対応していますか?
Wi-Fi + 3Gモデルは、iPad向け3Gデータプランを提供しているソフトバンクのmicro-SIMカードに対応します。日本では、その他の国で購入したmicro-SIMカードをiPadで使うことはできません。

Steve Jobsの回答とFAQの説明は一見、矛盾しているように思われますが、よく読むとそうでもないかもしれません。このFAQ回答の後半部分、「日本では、その他の国で購入したmicro-SIMカードをiPadで使うことはできません。」日本では、という但し書きがあるので、国外では使えるということ?つまり、国内では事実上のSIMロックであり、国外ではロックされない?もっと端的に言えば、国内ではソフトバンクのmicro-SIMのみが対応し、docomoのmicro-SIMは対応しないということでしょうか。

国外で入手するmicro-SIMを現地で使用したいと私は考えています。それができるのなら、Wi-Fi OnlyのiPadではなく、3Gプリペイドプランを選んだかもしれません。今年の夏に発売されるであろう、次世代iPhoneについても同様のことが起こりそうです。

A New Category of Products

iPhone OSで動くけれども、iPadはiPhoneやiPod touchを単に大きくしたものではないし、MacBookのようなパーソナルコンピューターでもない。機能と性能を可能な限り省略して製造原価を抑えたネットブックでもない。また、e-bookフォーマットの電子書籍を読んだり、購入したりするための、Kindleのような専用機でもない。それは、案内状に書かれたメッセージ、”Come see our latest creation.”が言う「最新の創造物」であり、新たな製品カテゴリーを築くものであると、改めて思うようになりました。既存の言葉では表現できない新製品、敢えて言えば「新型情報端末」なのかもしれません。

iPadの発表から3日が経過し、漸くその本来の存在意義が少しずつ見えてきました。それはコンピューターに詳しくない人でも容易に活用できる情報端末です。「速さ」だけが特徴的なのではないということです。

「これまでにやって来たことの中で最も重要」ということですから、マウスと共に市場に送り出した1984年のMacintoshよりも、1998年のiMac、2001年のiPod/iTunesよりも、ずっと重要な「創造物」ということになります。1980年代前半のコンピューターといえば、キーボードからコマンドを打たない限り、何もできなかった時代です。つまり、コマンドを学習しない限りコンピューターを動かすことすらできなかったのです。そんな時代にAppleのパーソナルコンピューターなら、アイコンをマウスで引きずるだけで、ファイルを移動したり、コピーすることができました。フロッピーディスクのアイコンをゴミ箱に入れると、ディスクを取り出すことも可能でした。

米国太平洋時刻の2010年1月27日は歴史に残る記念すべき日になりそうな気がします。iPadならマウスや物理的なキーボードは不要、指で液晶ディスプレイを軽く叩いたり、なぞったりするだけで実に多くのことができるようです。ファイルとかフォルダという概念を理解していなくても、そうしたものがどこに保存されるのかわかっていなくても、情報端末として使える、全く新しいカテゴリーの製品なのかもしれません。

新しい時代の到来を予感させるこの新製品の価格はUS$499.00から。日本での販売価格は未定ですが、現在の為替レートを適用すると5万円を下回りそうです。iPhoneのようにSIMがロックされていないので、3Gモデルの場合でも特定の通信事業者と契約する必要はないようです。NTT docomoからiPadに採用されるmicro SIMカードを販売するとの発表がありました。日本でも複数の通信事業者がiPad用に通信回線を開放してくれることになりそうです。SIMフリーということは、海外でも容易に3G回線が使用できるかもしれません。

電子機器に詳しい人だけではなく、子供から年配者まであらゆる人に使ってもらいたいとする願いが込められた価格設定のような気がします。フラッシュが動作しない方が都合が良いこともあります。

The iPad

午前3時から始まったAppleのメディアイベントを文字と静止画主体の生放送で閲覧しました。目覚めてからいつものようにQuickTime Streamでおさらい。

先ずはSteve Jobsが前回よりもずっと元気そうで一安心。完全復帰したと言っても良いでしょう。新製品の名称はiPodと紛らわしいiPadでした。私が予想したiBookは製品名ではなく、eBookフォーマットの電子書籍を閲覧し、購入することができるアプリケーションの名称であり、複数形のiBooksになっています。文字の大きさはもちろん、フォントの種類も好みに応じて変えることができるようです。オンラインの本屋さんはiBookstore、本棚の裏側にある「秘密の通路」から入店できるみたいです。前日に新製品の情報を漏らしたMcGraw-Hillは提携先大手出版会社5社には入っていなかったのが印象的。(直前にプレゼン資料から削除したのかもしれません。)

Apple JapanのサイトではiPadの機能からiBooksが省かれています。ということは、日本からiBookstoreに入店してeBookを購入することができないのかもしれません。これは残念。試しにフランスとUKのサイトを見たら、まだiPadのページが公開されていない状態。シンガポールは日本と同じように、iBooksの機能が省かれています。

iPhone/iPod touchを大きくしたというより、デザインは画像で見る限り、MacBook AirやMacBook Proの蓋(液晶部分)を切り離して、iPhone/iPod touchのボタン類を周辺部に配置したような感じ。9.7インチのディスプレーはIPS液晶、LEDバックライトですから、現行のMacBook (Pro)やiMac、LED Cinema Displayに採用されたディスプレイと同じ。光沢ガラスのマルチタッチ式であるところはiPhone/iPod touchと同じ。写真や動画はきれいに見えるだろうし、小さな文字もくっきり読みやすいはずです。(本を読むには最適)仕様のページを見ると、ディスプレーの仕様として「複数の言語と文字を同時に表示することが可能」とあります。なぜディスプレーの仕様なのでしょう?

フレームと背面の素材はアルミのユニボディーでしょうか。3Gモデルの方は、背面のアンテナ部分が黒いプラスチックのようです。デザイン的にはWiFi専用モデルの方がすっきりしているかと思います。どちらのモデルもデザインが美しいことに違いはありません。

プレゼンの後にiPadを実際に手にとって試した報道関係者のブログを読んでみると、とにかくすべての動作が「速い」という印象があるそうです。自前のチップ、Apple A4を搭載したことと、WiFiの規格がgではなくてnになったことが速さの原因だと考えられます。「速さ」こそがiPhone/iPod touchとMacBookの中間に位置する新しいカテゴリーを作るに相応しい性能なのかもしれません。

液晶パネルを囲む黒いベゼル部分が大き過ぎるように見えますが、これは親指を置く場所であり、タッチセンサーが感知しないエリアだから、ある程度の大きさが必要であるとか。ソファーにゆったりとすわってウェブブラウジングしたり、読書をするには最適。MacBookを膝の上で使うことはないので、iPadこそが本来のラップトップ機ではないでしょうか。ソファーに腰掛けて膝の上で使うのであれば、3Gは不要?既にどちらのモデルにしようかあれこれ考え出しました。

"This Will Be The Most Important Thing I've Ever Done."

いよいよ、明日の早朝、Appleの新製品が発表になります。Steve Jobsのプレゼンが見れるだけでも嬉しく思います。「これまでやってきたことの中で最も重要」という表現から考えると、やはり、「新製品が教育市場を主な対象の一つとしていること」を認める発言ではないでしょうか。教育系出版会社大手McGraw-HillのCEOがCNBCのニュース番組で、明日、発表される新製品(タブレットという表現を使っています)がMac OSではなくiPhone OSを基盤としているので、iPhone/iPod touchに最適化された同社のデジタルコンテンツが、新製品でも使用できると、インタビューの最後の方で明言しています。McGraw-Hillのコンテンツの95%がe-bookのフォーマットを採用しているとも。まさか、ここまで答えてくれるとは思っていなかったであろう、キャスターは少し困惑した様子。

Ursids—A Fireball

対岸の街にあるユニクロに向かう途中、こぐま座流星群のものと思われる大火球を目撃したそうです。車の進行方向である南の空に天頂付近から降って来るようにゆっくりと流れる火球。時刻は12月22日夕方5時半頃。私は車線変更中でミラーで後方を見ていたので、火球は確認していません。ネットで調べると、同時刻に複数の目撃情報があります。

ユニクロで買って来たのは黒いタートルネック、自称XXのSteve Jobsとしてはこのくらいは持っておかないと。帰りに立ち寄ったお店で、Nikon D90で高感度撮影を試してみました。上の写真は絞り優先f/4.2、ISO 1600、SS1/15、手ブレ補正もしっかり効いているみたいです。この程度のISOではノイズを気にすることなく、手持ちで夜間撮影ができそうです。AFも暗くても大丈夫そう。

こぐま座流星群の極大が午後10時頃ということで、早めに帰宅し、カメラの設定を済ませて準備は万端だったのですが、北隣のお宅の玄関にある明るい照明灯が、こんな日に限って点けっぱなしになっています。普段は午後10時頃には消えているのですが。翌日の早朝まで点けっぱなしだったようで、撮影機会を逸してしまいました。空は晴れていたのに残念。

Steve Jobs Back on Stage!

hero20090909新しいiPod nanoの特徴を紹介するAppleのサイトに”Rock music. Roll camera.”と書いてあります。スペシャルイベント案内状の”It’s only rock and roll, but we like it.”のrockは音楽、rollはカメラのことだったということが明らかになりました。また、iPod touchにも搭載する予定だったカメラ機能については、技術的な問題で発売が延期になるとの直前情報がほぼ、正しかったようです。実際は延期ではなく、カメラ搭載に関しては、発表すらされなかったのですが。(iPod touchの場合は鏡面仕上げのステンレスにレンズを埋め込んだようになり、反射した光がレンズと干渉するのだろうか?)

薄くて裏面がステンレス鏡面仕上げのiPod touchにカメラが搭載されて、3G回線の使用は別として、iPhone 3GSと同等の性能と機能になるのであれば、是非一台購入しようと思っていましたが、今回は見送りになりそうです。

このイベントではスティーブ・ジョブズが戻ってきたこと、そしてiPodシリーズの価格が全体的に値下げになったこと、最後にノラ・ジョーンズが現れたことが印象に残りました。画像ファイルはAppleのサイトから拝借しましたが、ファイル名が”hero20090909″になっています。やはり、元気なヒーローが戻ってきたことが、最大のニュースだと思います。

改訂された日本での価格は消費税込みでもUS$1.00=¥98~¥100の為替レートを適用しています。特にiPod shuffleは2GBでUS$59.00が¥5,800、4GBでUS$79.00が¥7,800で、国内で買った方が安くなる場合もあります。(米国では売上税は州によって異なり、5%から10%が外税になっています。)

新iPodシリーズの新価格をまとめておきます。
iPod shuffle 2GB $59.00 (¥5,800) @¥98
iPod shuffle 4GB $79.00 (¥7,800) @¥99
iPod shuffle 4GB Apple Store Exclusive $99.00 (¥9,800) @¥99

iPod nano 8GB $149.00 (¥14,800) @¥99
iPod nano 16GB $179.00 (¥17,800) @¥99

iPod touch 8GB $199.00 (¥19,800) @¥100
iPod touch 32GB $299.00 (¥29,800) @¥100
iPod touch 64GB $399.00 (¥39,800) @¥100

iPod classic 160GB $249.00 (¥24,800) @¥100

Another Letter from Steve Jobs

AppleのCEO、スティーブ・ジョブズはAppleの全社員に対して、米国時間1月14日に以下のemailを送信したとのことです。

Team,

I am sure all of you saw my letter last week sharing something very personal with the Apple community. Unfortunately, the curiosity over my personal health continues to be a distraction not only for me and my family, but everyone else at Apple as well. In addition, during the past week I have learned that my health-related issues are more complex than I originally thought.

In order to take myself out of the limelight and focus on my health, and to allow everyone at Apple to focus on delivering extraordinary products, I have decided to take a medical leave of absence until the end of June.

I have asked Tim Cook to be responsible for Apple’s day to day operations, and I know he and the rest of the executive management team will do a great job. As CEO, I plan to remain involved in major strategic decisions while I am out. Our board of directors fully supports this plan.

I look forward to seeing all of you this summer.

Steve

先日(MWSF 2009開催前日)の書簡では晩春まで療養するとのことでしたが、今度は6月末までと期限を明記しています。健康に関する問題が当初、思っていたよりも複雑であるとのことです。そしてCOOのTim Cook氏に日常業務を任せるとの内容です。しかしながら、戦略上の重要な決定事項についてはこれまで通り、CEOとして関わるとのこと。

A Letter from Steve Jobs

「MWSF 2009を安心して楽しんでください」というメッセージのようです。ホルモン不均衡による減量だったそうで、晩春までは療養し、この間もApple CEOに留まるとのこと。CEOとして機能できないような状況なら自ら役員に真っ先に伝えるとも。ちょっと安心。以下はAppleが公開したSteve Jobsの手紙です。

Dear Apple Community,

For the first time in a decade, I’m getting to spend the holiday season with my family, rather than intensely preparing for a Macworld keynote.

Unfortunately, my decision to have Phil deliver the Macworld keynote set off another flurry of rumors about my health, with some even publishing stories of me on my deathbed.

I’ve decided to share something very personal with the Apple community so that we can all relax and enjoy the show tomorrow.

As many of you know, I have been losing weight throughout 2008. The reason has been a mystery to me and my doctors. A few weeks ago, I decided that getting to the root cause of this and reversing it needed to become my #1 priority.

Fortunately, after further testing, my doctors think they have found the cause – a hormone imbalance that has been “robbing” me of the proteins my body needs to be healthy. Sophisticated blood tests have confirmed this diagnosis.

The remedy for this nutritional problem is relatively simple and straightforward, and I’ve already begun treatment. But, just like I didn’t lose this much weight and body mass in a week or a month, my doctors expect it will take me until late this Spring to regain it. I will continue as Apple’s CEO during my recovery.

I have given more than my all to Apple for the past 11 years now. I will be the first one to step up and tell our Board of Directors if I can no longer continue to fulfill my duties as Apple’s CEO. I hope the Apple community will support me in my recovery and know that I will always put what is best for Apple first.

So now I’ve said more than I wanted to say, and all that I am going to say, about this.

Steve

健康上の理由で副社長のフィル・シラー氏に基調講演を任せるということが正式に発表されたわけです。革新的な新製品の発表がないという理由ではないので、期待が持てます。今夜もライブ報道、MacBookで読むことになりそう。

MWSF 2009 Without "Stevenote"

来月のMacworldはAppleにとって最後の出展となり、基調講演はSteve Jobsではなく、SVPのPhil Schiller氏が担当するとの発表がありました。

過去12年間、年初のMacworld Expoで毎年Steve Jobsが基調講演を行い、新製品を発表してきました。今年はMacBook Airでした。去年はiPhoneでした。私も年初の楽しみとして、過去数年間は深夜にライブ実況をWebsiteで読み、起床すればQuickTimeでプレゼンの様子を確認するのが習慣になっていました。

トレードショーから撤退するという決定は、その理由を知れば十分に理解できますが、Steve Jobsが最後のMWSFで基調講演を行わないのはなぜでしょうか?その件に関しては一切説明がありません。革新的な新製品の発表はないから安心して、クリスマスショッピングを続けてくださいというメッセージなのか?あるいは、Steve Jobs引退に伴い、次のステップへの序章を示唆するものなのか?

いつかはこういう時がやって来るとは思っていましたが、残念です。HondaのF1撤退、SubaruとSuzukiのWRC撤退という知らせに加えて、年末にもう一つ大きな衝撃が走るとは…