Email To All Apple Employees

2009年の肝臓移植の際には復帰予定時期(2009年6月末)が書いてあったのに、今回はそうではないという点が気がかりです。以下は1月17日付けの”Apple Media Advisory

Apple CEO Steve Jobs today sent the following email to all Apple employees:

Team,

At my request, the board of directors has granted me a medical leave of absence so I can focus on my health. I will continue as CEO and be involved in major strategic decisions for the company.

I have asked Tim Cook to be responsible for all of Apple’s day to day operations. I have great confidence that Tim and the rest of the executive management team will do a terrific job executing the exciting plans we have in place for 2011.

I love Apple so much and hope to be back as soon as I can. In the meantime, my family and I would deeply appreciate respect for our privacy.

Steve

CEOを辞める訳ではないし、戦略的に重要な決定事項については今後も関わると最初に書いてあります。この辺りは前回のemailと同じ。日常業務に関してはCOOのTim Cook氏と他の役員に任せるという辺りも同じ。ただ、前回は、”I look forward to seeing all of you this summer.”がありましたが、今回は…

できる限り早期に復帰できるよう、願うしかありません。

3 thoughts on “Email To All Apple Employees

  1. 筆者 様

     エコノミストの立場から見ると、一人のCEOが病気での療養に入るだけで「株価」が下がる。カリスマ的CEOが作り出した「マネー市場」の現状ですね。Appleの魅力はスティーブさんであってApple と言う「組織」ではないと言っているみたいなモノです。今後、Appleがスティーブさんなしでも現在の様に新しいシステマティックなコンセプト商品が出せるか否か?を市場の観測筋が露骨に表している何とも悲しい構図ですね。これでは、スティーブさん心も体も安まらないと思います。(どこかの記事で読みましたが、Appleの株主は「スティーブが居なくなった場合のAppleの方向性と安定」に対して、具体案を出す様に要求していると・・。ビジネス・リスクとしては当然の話ですが・・・)

     一方、技術と開発という側面から純粋に眺めると、彼のセンスはまさに「天才」。勿論一個人の考えで全てが動いている訳ではなく、綿密な試作実験などがこなされて良い商品が出来て来ている訳ですが、そのベーシックコンセプトは、やはりスティーブンさんである事にほぼ間違いがないでしょう。この分野での天才クリエータであり「至宝」である事に変わりはないと思います。

     Appleが、今後、カリスマ的CEOを担ぎ出さなくても、スティーブさんの基本コンセプトとその部下達のクリエーティブな面を統率して行ける「Steve’s Team」の存在があれば、投資家もユーザーも安心し続けApple製品への期待と購買意欲を失わないのではないかな?と、一人勝手に思っています。

     でも、やはりAppleの「顔」であるスティーブさんには、十分な健康の仕上がりと共に元気な姿で戻って来て欲しいですね。

    Jim,

    1. 「キング牧師記念日」で米国が祝日の日に「医療休養」を発表し、投資家達に冷静に考える時間を与えた上で、翌日に2011年度第1四半期の優れた業績を発表すれば、株価が一時的に下がったとしても、すぐに買い戻しがあり、結局は「医療休養」を発表したことによる株価への影響を最小限にする。筋書き通りに進んだようですね。このような計画もSteve Jobs自らが行っているのではないかと思います。

      指導者、経営者としてのSteve Jobsに代わる人が私には想像できません。ハードウェア/ソフトウェアの技術者、開発者としての代わりは想像できるのですが。たとえば、QuickDraw、MacPaint、HyperCardを開発したBill Atkinson(今は自然風景のカメラマンになっています。)やiMac、アルミとチタニウムのPowerBook G4、MacBook、MacBook Pro、iPod、iPhone、iPadの設計を担当したJonathan Iveなど。

      経営者、起業家としてSteve Jobsの代役を担えそうな人と言えば、Bill Gatesでしょうか。

      1. 筆者 様

         ま、確かにJobsさんの代わりが出来る大物と言えばBillさん位でしょうね。同感です。Billさんは、既に「隠居(?)」の身ですが、慈善事業に精を出しているのですが、確かにBillさんが「隠居」した後のMicrosoftは、「ぱっ」としませんね・・・。むかしの「狂気」の如く鼓舞されて来たWinodwsの発売も、今は、私の感覚では「ほぼ、手放しで」市場に迎え入れられているとは思えません。私の勤務している会社は全世界に数万人居ますが、私の様にMacを使っている人は限られていると同時に、会社のスタッフ達が使っているPC/ATノート、ディスクトップは相変わらずWindowsXPです。MISチームはWinodws Vistaそして7とずっと「安定性」と機密性をテストしていますが「使って良いよ」の「Go」サインは出ません。

         話が横道に逸れましたが、Jobsさんのマジック、未だ未だ見られそうな気がします。来月辺りは、JObsさん「お休み」のAppleから何か面白い新作発表でもあれば嬉しい限りです。

        Jim,

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