Time Capsule (Early 2009)

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iPhone 3G Dockと一緒に今回、購入したのが500GBハードディスクドライブ内蔵のTime Capsuleです。新たに追加された機能、デュアルバンド同時対応に惹かれました。

これまではAirMac Express初期型を使ってブリッジ接続で無線ネットワークを構築していました。デュアルバンド同時対応になって、確かにSafariがさらに速くなりました。Expressは、AirTunes専用に設定し直したので、現在WANポートは使用していません。

気になっていたハードディスクの騒音ですが、これまで私が使って来たどの外付けハードディスクよりも静かです。iMac 20”(Mid 2007)本体に内蔵のディスクと同程度に静かと言えば、わかりやすいかもしれません。AirMac Extreme Base Stationに手持ちのUSB外付けディスクを繋げるという、より廉価な選択肢もあり、少々迷いましたが、この静音設計を考慮すれば、Time Capsuleで良かったと思います。Time Capsule内蔵のディスクが作動するのは、Time Machineがバックアップを取っている時やディスク上のファイルにアクセスした時などに限定されるようです。普段はディスクが回転していないので静かということだと思います。

MobileMeアカウントをベースステーションに設定して、外出先から外付けディスクにアクセスするには、ディスクを常時電源オンの状態にしなければなりません。そうしたことを考えてみても、やはりTime Capsuleの方が使い勝手が良いのかもしれません。

Time Capsuleの横に並べてUSBで接続したのは、LaCie Neil Poultonデザインの500GBハードディスクです。こちらはキッチンに追いやられたiMac 20” (Mid 2007)のバックアップ用として必要なときだけ電源を入れて使用します。ハードディスクの容量は合計1TBになります。

ゲスト用のネットワークも構築できるとのことで、早速、パスワードなしで作ってみました。しかし、この状態だと公衆無線LANと変わらないので、後からパスワードを設定しました。

Time Capsuleは有線ルータの機能もあるので、これまで使用していたBuffaloの有線ルータが不要になりました。

AirPort Extreme and Time Capsule Updates

frequency_dualband20090303jpgSimultaneous dual-band support.
2.4GHzの帯域(802.11b/g)に対応したiPhoneやiPod touch、それにPowerBook G4などの旧来の機器と、5GHzの帯域(802.11n)にも対応したMacBook、iMac、Apple TVなどの新しい機器の双方が、最適な帯域を自動的に選んで使用することができるようになったとのことです。AirPort ExtremeとTime Capsuleに無線で繋がったすべてのWi-Fi機器の通信速度を最大限に活用することが可能になったということです。

逆に考えると、これまではそうではなかったということで、同じ無線LANに2.4GHzの帯域のみに対応したWi-Fi機器が繋がっていると、5GHzの帯域にも対応したWi-Fi機器がその最大限の通信速度を活用できなかったということです。(b/g互換設定)もう一つの職場で私は2007年春に購入したAirPort Extremeを使用しています。去年まではPowerBook G4 12”を無線LANに繋げていました。5GHzの帯域に対応したMacBookを持ち込む人もいました。今から思えば私のPowerBookが速度を落とす原因となっていたので、迷惑をかけていたことになります。

この新たな機能はハードウェアが絡んでいそうですから、ファームウェアの更新のみで旧型のAirPort ExtremeやTime Capsuleに新しい機能を追加することは不可能だと思います。

今回、発表された新しいAirPort Extreme/Time Capsuleを購入すれば、旧型のWi-Fi機器を使用している人が、迷惑をかけることなく、新型ユーザーと仲良く無線回線を共有できるようになりそうです。私の自宅でも5GHz対応機と2.4GHz対応機が混在しています。

frequency_share20090303jpg1Share the Internet securely with guest networking.
パスワードを公開することなく、インターネット接続をゲストと共有することが可能になりました。これまでは、ゲストにインターネット接続を許可する場合に、ネットワークをパスワードで保護していれば、そのパスワードをゲストに伝える必要がありました。この新しい機能を使えば、ゲスト用にインターネット専用の別のWi-Fiネットワークを構築できるということで、パスワードを設定しなければ、ゲストは自由にインターネット接続が可能になるということです。プライベートなネットワーク内にゲストが入ることを遮断することも可能です。

もう一つの職場ではこれまでどうしていたかというと、インターネット接続を希望するゲストにはパスワードを伝えていました。AirPort ExtremeにUSBハードディスクドライブを接続していたときもありました。そのドライブは売上管理ファイルなど、個人情報満載でした。(興味ないので見ていないと思いますが)見ようと思えば、見れたはずです。現在はハードディスクを取り外して、自宅に持ち帰って使用しています。必要なファイルはDropboxにアップロードして共有しています。容量が大きなファイルをゲストに公開することなく、職場で共有するにはどうすれば良いか、ちょうど思案していたところです。

別の無線ネットワークを構築するということですから、この新しい機能もハードウェアが絡んでいると思われます。(複数のアンテナが必要とか)したがって、ファームウェアの更新のみで旧型のAirPort Extreme/Time Capsuleでこの機能を使用することは無理かもしれません。

この新しい機能は、同時複数帯域のサポートを含めて、FONと同じように自宅のWi-Fi、インターネット回線を共有するという、今後のAppleの方向性を示唆したものかもしれません。プライベートなネットワークやパスワードを公開することなく、また通信速度を落とすことなく、iPhone/iPod touchを使用している人と、インターネット接続を共有しようということでしょうか?電波の到達距離が従来機種と比較してどうなのかは不明です。FONのシステムとは違い、もちろん、共有を拒否する選択肢もあります。

hdsharing_mobileme20090303jpg1Access your drive over the Internet.
新たに加わった3つ目の機能がBack To My MacのAirport Extreme/Time Capsule版です。外出先から自宅のAirport Extremeに繋げたUSBハードディスクドライブやTime Capsule内蔵ディスク(+USB外付けディスク)にインターネットを介してアクセスできるという機能です。MobileMeの会員であり、MacでOS X Leopardを使用していることが条件となります。この機能に関しては従来機種でも、高度な設定をすれば同様のことができたそうです。これはハードウェア絡みではありませんので、AppleInsiderによれば、ファームウェアの更新で、従来機種でも使用できるようになるとのこと。(まだ、ファームウェアは公開されてないそうです。)

MobileMe会員である私にとってはサービス拡充となるわけですから、歓迎すべき新たな機能です。これまでは、Back To My Macの機能は全くといってよいほど使っていませんでした。なぜ使わないかというと、私が外出するときは自宅のMacはたいてい、スリープしているか、電源オフの状態です。眠っているMacをBack To My Macで起こすことができないので、使えないということになります。Airport Extremeに接続したドライブやTime Capsuleは常時電源オンの状態です。これなら外出先からアクセスできます。

注記:日本では商標の問題でAirport Extremeではなく、商品名がAirMac Extremeとなっています。

MobileMe Renewal

rimg0167CD/DVDサイズのパッケージですが、中身は起動コードが書かれたパンフと林檎マークのステッカーのみです。年々、パッケージが小さくなっているようです。有料サービスになって以来、2001年からずっとお布施を払い続け、更新し続けていますが、今回は無償での期間延長で90日間も更新日がずれています。最初の頃はDot Mac専用のゲームソフトなどがバンドルされていましたが、今はそうしたサードパーティー製のアプリケーションは一切バンドルされていません。

複数のMacでメールアカウントやiCal、アドレスブック、Safariのブックマークを同期するにはやはり便利に感じます。iDiscでのファイルの同期は、MobileMeに移行になってから使用をほぼ停止しました。iDiscはファイルが同期したとしても非常に遅いのが難点でしたから、DropBoxに乗り換えました。

iDisk Errors

1週間位前から、iDisk Other User’s Public folderへのアクセスが不安定な状態が続いています。自分のiDiskにもアクセスできないことがあります。同期のエラーも頻繁に発生しています。ひどいときはFinderが反応しなくなるので、システムを強制終了せざるを得なくなります。Backupや他のアプリケーションは影響を受けないようです。

間もなくMobileMeに移行になり、iDisk容量が2倍の20GBになります。また、Windows PCやiPhone 3Gからも普通にアクセスできるようになります。これが関係しているとしても、この使えない状態は長過ぎます。

先程、シンガポールからボックスが届きました。今晩は雨のBritish GP予選を見ながら、開封レポートします。

RICOH GX200

昨日、発表になりました。発売は7月4日とか。Caplio GX100の後継機ですが、Caplioの刻印の代わりに社名のRICOHがロゴに使われています。液晶モニターもより大きく2.7”、46万ドットになりました。R8に採用されたモニターと仕様は同じようです。My Settingは3つもあります。オプションのレンズキャップは変わった構造で面白いと思います。

Apple信者も買わないiPhone 3G!

2年契約の縛りとパケット定額の二重縛りで使っても使わなくても、2年で¥197,760(8GBモデルの場合)以上の出費を強要するiPhone 3Gよりも、RICOHのカメラが欲しい。SBMにそんなに支払いたくはありません。MobileMeを使うのなら2年間でさらにプラス19,600円。ホワイトプラン+Wi-Fiで割賦割りを高め(=実質本体価格を高め)に設定した料金プランも提供すべきかと思います。

iPhoneの日本発売を何年も待ちつつ、携帯を所有しない主義を昨年まで続けていた私としては、是非ともDoCoMoから乗り換えたい気持ちではありますが、どう考えても使わないであろうパケットし放題に毎月、5,985円も払えません。私の環境では自宅も職場もWi-Fiでネット接続できる状況なので、3G回線を使用したインターネット接続はそれほど必要とは感じません。私が欲しいのはiPhone 3Gではなく、通話とMobileMe主体のiPhone Classicです。たぶん、そんなのは発売されないでしょうけれど。

Apple信者はAppleにお布施はするけれど、キャリアにはお布施しません。

.Mac Personal Domain

パーソナルドメインを取得し、.Macのサーバー (web.mac.com) にRapidWeaver 4.0を使って、3.6で作ったサイトをアップロードしてみました。Setup>Web Addressに取得したパーソナルドメイン名を入力して、Publishをクリックすると、「Setupで指定したアドレスと発行先のアドレスが違うのですべてのページをアップロードする」という旨のメッセージが出ます。File>Publishing Settings… では”Publish to subfolder of sites folder”のチェックを外し、”Use .Mac personal domain”のチェックを入れてPublishをクリックするとパーソナルドメインにサイトを公開することができました。

確認のメッセージでは、公開先アドレスはパーソナルドメインではなく、homepage.mac.com/UserName/になっています。Setup>Web Addressを再び確認すると、設定したはずのパーソナルドメイン名が消えて、homepage.mac.com/UserName/に戻っています。たぶん、バグだと思いますが、無視してSetupの設定はそのままの状態でページを更新してもパーソナルドメインの方に適切にアップロードできるようです。

何が起こっているのかよくわからないので、整理して考えてみます。アップルのサイトで.Mac>Account>Personal Domainで設定を済ませると、web.mac.com/UserNameがパーソナルドメインになります。RapidWeaver 4.0でサブフォルダを作らずに最上位階層(homepage.mac.com/UserName)にサイトをアップロードすると自動的にweb.mac.com/UserNameの最上位階層にサイトが送られるということでしょうか?つまり、homepage.mac.com/UserNameとweb.mac.com/UserNameは同じもの?

サブフォルダに発行するということは、homepage.mac.com/UserName/subfolderですから、パーソナルドメインを設定したweb.mac/UserNameにはアップロードしないということです。整理しているつもりがますます、混乱してきました。

今回、取得したドメインはwww.example.comです。備忘録としてドメイン取得時の一連の処理を書いておきます。

    • ドメイン登録代行会社でexample.comを取得
    • .Mac>Account>Personal Domainで取得したドメイン名を入力して設定
    • EveryDNS.net でアカウントを作成し、Add new domainで取得したドメインを入力し、basicを選択
    • EveryDNS.netのAdd a record>Fully Qualified Domain Name:で取得したドメイン名を入力
    • EveryDNS.netのAdd a record>Record TypeでCNAME を選択
    • EveryDNS.netのAdd a record>Record Valueでweb.mac.comを入力
    • ドメイン取得代行会社で4つのDNS (ns1.everydns.net, ns2.everydns.net, ns3.everydns.net, ns4.everydns.net)を設定

iDisk Public Folder

.Macが提供するサービスの一部であるiDisk (10GB)のPublic Folderはいつの間にかブラウザーを用いてアクセスできるようになっています。これまでこれと言った使い道もなく何年も放置していたので、翻訳ファイルの受け渡しに使ってみることにしました。WindowsユーザーもiDisk Utility for Windowsを使わなくてもIE等のブラウザーでアクセスできるので、大きなファイルの受け渡しには重宝します。

System Preferences > .Mac > iDiskでPublic Folderの設定を”Read and Write”にしておけば、相手にファイルをアップロードしてもらうこともできます。但し、パスワードを設定しておかないと誰もがアクセスできてしまうので知らない人に大きなファイルをアップされれば困ったことになります。”Read Only”の場合でも機密扱いのファイルをアップする場合はパスワードを設定した方が良いかと思います。翻訳原稿の場合もたいていの場合は守秘義務がありますから公開できないのでパスワードの設定は必須です。iDiskのアドレスはhttp://idisk.mac.com/username-Publicになります。usernameのところは.Macのアカウント名です。

PowerPoint等、20MBを超える大きなファイルでメールに添付できないような場合に特に便利です。これまではCD-Rに焼いてもらってそれを宅配便で送付してもらっていました。宅配便は居留守の場合、再配達の手配が厄介です。

.Macには”HomePage”と言う紛らわしい名称の機能があり、ファイルを共有するためのサイトを作ることができますが、訪問者はダウンロードのみ可能で、アップロードはできないようです。

Back To My Mac

Software Updateで10.5.1にアップデートすれば、Back To My Macの機能が出先から操作しても動作するようです。自宅の同じLAN内で試験してみたところ、驚くべきことにシャットダウンができてしまいました。私の場合、職場まで車で20~30分位ですから、在宅Macを1時間位でスリープするようにしておいて、職場に着けばすぐにアクセスを試みれば良いわけですね。動作を確認すれば遠隔操作でシャットダウンすれば良いのです。できなくても1時間後にスリープします。早速来週にでも試してみます。

Update (11/20/07): 職場から自宅iMac G5にアクセスを試みましたが、失敗しました。スリープはさせていなかったのですが、なぜできなかったのか不明です。.Macのサインアウト、サインインはしていません。再起動させたのでサインアウトできていると思ったのですが…

Update (11/21/07): 今度は外出先でPowerbook G4で.Macのサインイン、サインアウトをしてから自宅iMac G5にアクセスを試みました。またもや失敗です。そう言えば、iMac G5の方はサインイン、サインアウトしていませんでした。各コンピューターでやらないと意味がないのですね。来週、再チャレンジします。

Update (11/22/07): AppleがBack to My Mac User’s Guideを公開しています。10.5.1になってから公開したようですが、設定方法や使い方が詳しく書かれています。