カビが生えてレンズが曇ってしまったContax T2用のケースがSony DSC-RX100にサイズがぴったり合うので紹介します。
まるで専用ケースのようです。こんなにサイズがぴったりだと、RX100の開発者はフィルム時代のContax Tを意識したのではないかと思わせます。レンズは同じCarl Zeissブランド。DSC-RX100はAmazonでの販売価格が今月に入り、下がってきました。
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私はこれまでデジカメと言えば光学ズームのみ使ってました。Sony DSC-RX100は換算28mmから100mmの約3.6倍の光学ズームであり、もう少しズームインしたい場面が多々あります。そこで7.2倍相当の換算200mmまでズームインできる「全画素超解像」ズームを試用してみることにしました。Sonyのサイトによると、「独自開発の全画素超解像技術により、一般的なデジタルズームのような画質劣化もなく、光学ズームと併用して、7.2倍相当までズームアップ可能。高画質のまま、被写体に大きく迫れます。」と断定する表現を使っているので、本当かどうか半信半疑ながら、試してみました。確かに上の画像は7.2倍ズームですが、Apertureの虫眼鏡で拡大させても画質劣化はないようです。
近くに寄れないものと言えば、蓮の花。昼間ですが、まだ開花状態のものがいくつかありました。
こちらは花托と言うそうです。私には蓮根に見えます。
白黒にパーシャルカラーで選んだ色を際立たせるピクチャーエフェクト、こんな機能がSonyのカメラにはあります。私が所有するOlympusやNikon、Ricohのカメラにはこのような機能がなかったので、手作業で塗り絵をしたこともあります。なかなか楽しいので、ちょっと遊んでみました。主題が何なのか中途半端な写真になっていますが、赤いシャツを着た人に構図の中央(助手席の横)に立ってもらうと意図した通りの画像になります。
(9月4日追記)意図した通りの画像に差し替えました。
午前2時の西の空を見れば、七夕の主人公、VegaとAltairが今にも山の向こうに沈みそう。夜空を仰げば季節の移り変わりが感じられます。Sony Cyber-shot DSC-RX100をVixen POLARIEに初めて載せて、星景写真モード(1/2の速さで星を追尾)で、30秒間の露光。ポータブル赤道儀で追尾すれば、明るい星はより大きく写るので白鳥座もわかりやすい。長秒時ノイズリダクションをONに設定しています。OFFにすると熱ノイズが現れます。
木星は月のように明るくて大きい。木星の右上の方にプレアデスも見えています。
ペルセウス座流星群に属すると思われる流れ星は一時間に数個程度はまだ見えていました。白鳥座の辺りを右から左へと流れました。今年のペルセウス座流星群は観察できたのは9日と15日の夜。極大日の12日夜から13日未明は雲が多くてカメラに捉えることは不可でした。目視では明るい流星を数個、確認できています。
最後に星追尾モードで撮影した6枚の画像をPerfect Layers 2でコンポジットしたもの。PhotoshopがなくてもAperture + Perfect Layersで複数の画像ファイルを合成することができます。
カメラ背面の液晶で確認した時は綺麗に撮れていたと思っても、パソコンに取り入れて大きなディスプレイで表示させると、特に風景写真の場合にがっかりすることがよくありますが、Sony Cyber-shot RX-100に関してはそうしたことがないのではないかと思わせるほど風景はシャープに撮れます。上の画像は絞り優先f/4.5で撮影しましたが、特にこの辺りの絞りでシャッターを切るとより解像度が高い感じがします。Apertureのルーペ(虫眼鏡)で100%に拡大させても細部がくっきりと見えます。このシャープさはやはりZeiss銘のレンズのおかげでしょうか。
夜景はシーンモードで「三脚固定の夜景」を選ぶよりも、マニュアルで好みの露出を試行錯誤した方が綺麗に撮れると思います。上の画像はISO 125、f/8、SS: 25.0秒に設定。長秒時ノイズリダクションはOFFにしてあります。突然、花火が打ち上げられたので、慌ててシャッターを切りましたが、夜景でもオートフォーカスが効いています。しかし、打ち上げ花火の撮影としては露光時間が少し長過ぎます。
こちらは京都市内の夜景。中央少し右寄りに御所が写っています。比叡山からの夜景は京都よりも琵琶湖がある大津の方が綺麗に撮れます。
Sony Cyber-shot DSC-RX100の試写を兼ねて仙洞御所の参観に行ってきました。先ずは北山通りと下鴨本通りの交差点北西から少し行ったところにある蕎麦権兵衛北山店で昼食。蕎麦処だけれど、注文するのは「このは丼」ばかりで、私はこのお店で蕎麦を食べた記憶がありません。
半1階はコンクリート壁の洋風インテリア。テーブルと椅子はすべてイギリスのアンティーク家具で揃えてあります。店内はいつも真空管アンプとJBLのスピーカーから適度な音量でジャズが流れています。精算時に「夏のご挨拶」(手ぬぐい)を頂きました。いつの間にか我々は常連客になっているようです。
御所南東側、新島旧邸の向かい側にある駐車場に車を停めて、仙洞御所へと向かいました。仙洞御所を拝観するには宮内庁のサイトでオンラインで申し込み、参観許可通知を取得する必要があります。参観者出入口から入ってすぐにある参観者休所の隣でプリントアウトした許可通知と代表者の身分証明書を提示し、午後1時半の出発時刻まで待機。
「一升石」と呼ばれる玉石が敷き詰められた州浜。小雨が降ったり止んだりのどんよりとした天候なのでf/4.0でも露出は1/125秒。
手入れが行き届いたこの庭園は今の季節なら蒼蒼としています。
庭師は小さな剪定鋏を使って丁寧に枝を一本ずつ、葉を一枚ずつ剪定しています。(上の画像はNikon Coolpix P300で撮影)
池を含めてフレーム内はほぼ全面が淡い緑。こんな景色は見たことがない。一時間ほど仙洞御所のツアーを満喫した後、駐車場に戻り、重いNikon D90と超広角ズームレンズを車に置いて、通りの向かい側にある新島旧邸を再び訪問しました。
暗い屋内では明るい固定式レンズを装着した、高感度耐性が良好なSony Cyber-shot DSC-RX100が活躍する筈です。
木製の流し。古い建物ですから水道の蛇口はありません。
小さなカメラでこんなに綺麗に撮れれば、大きくて重い一眼レフは出番がさらに減りそう。
階段下の空間を有効利用した箪笥。JPEGで記録しているので白飛び部分は補正不可。
八重夫人が使っていたオルガン。
二階和室にあるセントラルヒーティング吹き出し口。一階の暖炉に繋がっています。(撮影はNikon Coolpix P300)
新島旧邸を出る頃には時折降っていた小雨も止みました。
RX100で夏の大三角形を試写してみました。高感度耐性が良好であり、絞り開放からシャープな画像で撮影できることは祇園祭宵々山での試し撮りでわかっていましたが、長秒時撮影による熱ノイズはどんな感じであるのか全く未知の状態でした。上の画像は広角端f/1.8、露光20秒、ISO Speed 3200で撮影しています。JPEGで記録して補正していますが、熱ノイズが少ないことに驚きました。
同じ設定で撮影した上の画像にはアンドロメダの左上に小さな流星が写っています。
こちらはf/1.8、露光30秒、ISO Speed 800の設定。
同じフレーミングでf/1.8、露光20秒、ISO Speed 1600の設定。ISO 800で撮影したものと比べると暗い星がより多く写っています。
最後に1枚目と同じ設定で補正方法を大幅に変えた天の川。ピントは合っていると思うのですが、無限遠の設定が慣れないため少しずれているかもしれません。
Olympus PEN E-P1よりも星の撮影にはずっと適していることがわかりました。これなら流星写真の撮影にもサブのカメラとして使えそうに思います。赤道儀に載せて追尾すればどんなことになるのだろう。
蒸し暑い夕暮れから夜にかけて、数万人規模の人混みの中をカメラをぶら下げて京都の街を歩いてきました。Sony Cyber-shot DSC-RX100の試写会を兼ねて。
最低限必要な部分のみ、マニュアルをさっと読んだだけなので、カメラの使い方が全然わかっていません。他の使い慣れたカメラと同じように絞り優先で撮影しました。Mac OS(ApertureとiPhoto)がまだこのカメラのRAWに対応していないので、画質はRAW + JPEGではなく「ファイン」に設定しました。画像サイズはL: 20M。絞り開放の上の画像、コンデジとは思えないほど、背景が綺麗にボケています。ISOは500ですが、高感度ノイズはないに等しいかと思います。
宵山(宵々山)の写真で難しいのは露出をどこに合わせるか、悩みどころです。RAWで撮影できれば後から大幅な補正が可能ですが、今回はJPEGなので、撮影時の設定とフレーミングが適正でなければ後からどうすることもできません。RX100で撮った上の画像は提灯に露出を合わせています。フレームの中で暗い部分が多ければ黒つぶれが目立ちますが、この程度なら提灯が主役と言うことで黒つぶれをごまかすことができます。
上の画像は同じ位置からほぼ同時刻にNikon Coolpix P300で同行者が撮影。提灯の色が随分と異なります。どちらがより実際の色に近いかと言えば、たぶんRX100で撮った方だと思います。Coolpix P300も夜景は得意分野です。RAWでの記録はできないけれど、流し撮りも可能だし、まだまだ手放すことはできません。
RX100で撮った上の画像、絞り開放(f/1.8)なのに小さな文字がくっきりと読み取れることに少々、驚きました。厳しい撮影条件であるにも関わらず、このカメラはかなりシャープな画像が撮れます。
SonyのImage Data Converterを使えば、RAWで撮影した画像ファイルをMacで現像することができるそうなのですが、お世辞にも使い勝手が良いと言える代物ではなく、ダウンロードしてインストールしてみたものの、使う気が全く起こりません。Aperture/iPhotoのRAW対応を気長に待ちながら、当分の間、JPEGで撮影することになりそうです。
Sony製品を入手したのは随分と久しぶり、同じCarl Zeissのレンズを搭載したCyber-shot DSC-W30以来ではないかと記憶しています。(DSC-W30はF2.8–5.2のVario-Tessar)DSC-RX100はソニーストアで発売前日に確認してから是非とも入手したいと思い、価格が下がるのを待っていました。直営店では価格は下がらないので、Amazonやカメラのキタムラでの販売価格を毎日、チェック。先週末、カメラのキタムラで数量限定特価¥57,400で下取りのカメラがあればさらに¥3,000値引(現在は¥1,000値引)になっていました。ということは目安としていた¥55,000を切る価格。6月15日発売当初の価格と比べて1ヶ月が経過していないのに約¥5,000も安くなっています。
いつものカメラのキタムラ実店舗に電話で問い合わせると、在庫があり、ネットショップと同じ価格にしますということだったので、店を訪問してカメラを入手することにしました。販売価格の5%で5年保証も同時に購入。
予め用意しておいた純正の「モニター保護セミハードシート」をお店で貼ってもらいました。
現在、充電中です。空の状態から満充電させるには約155分、要するとのことです。
発売前日の6月14日、午後から梅田のハービスPLAZA ENT 4FにあるSony Store Osakaで展示機に触れてきました。普段は縁がないSony製品を展示販売する直営店を訪問するのは初めて。
VaioシリーズのノートブックPC売場を通り越して、Cyber-shot DSC-RX100展示エリアに一直線。展示機は2台ありました。
手にした時の第一印象は高級感がある適度な重さ。そして、沈胴式のCarl Zeissブランドの広角端(換算28mm)で開放F1.8の大口径レンズを繰り出した時、レンズが思っていたよりも大きいこと。カメラボディー自体もCanon S100と比べると適度に大きくて手に馴染みやすい。直線的でシンプルなデザインはNikon P300にも似ているけれど、質感はずっとRX100の方が良い。発売時の価格が2倍以上も高価であることを考慮すれば期待通りの質感。F値の設定やマニュアルフォーカス時のピントリングとしても機能する「コントロールリング」の動きも滑らか過ぎずに適度な重さがあり良い感じに仕上がっています。
3.0型約122.9万ドットの「エクストラファイン液晶」は明るい場所でも見易いそうですが、屋外に持ち出すことはできないので確認はできませんが、高精細であることは一目でわかります。
しばらく展示機に触れていると、お店のスタッフがちょうど良いタイミングで商品説明に来てくださいました。直営店の店員らしく、商品知識は豊富で、どんな質問にも応えられるような印象があるスタッフでした。そこで、Sonyのサイトやカタログに記載されていないことを一つ、聞いてみました。(意地悪な質問ではなく、本当に知りたかったことに関する質問です。)何でもできそうで、欠点がなさそうに思えるこのカメラで「流し撮り」が可能なのかどうかという質問です。「シャッタースピード優先に設定すればできるかもしれないけれど、流し撮りの専用モードや自動的に横方向の手ブレ補正機構を無効にする機能はありません」ということでした。流石に直営店のスタッフは商品知識が豊富。ついでにレンズの材質がガラス製であることと、ボディーの製造は国内であることも教えていただきました。
直営店のソニーストアは定価販売(¥69,800)だろうから、購入するとしたら量販店かカメラ専門チェーン店、価格次第では通販でと考えていましたが、ソニーストアでは来店客に限り、10%引きで販売しているとのことです。(割引に関してはお店でいただいたパンフレットに記載がなかったので、大きな声で言えないのかもしれません。)3年ベーシックの長期保証も無償であり、アクセサリーを購入すればソニーポイントも5%付くそうです。