Sébastien Buemi is the FIA Formula E Drivers’ Champion

開催初年度の去年は1ポイント差でタイトルを逸したスイス人元F1ドライバーのSébastien Buemiが、先週末、ロンドンで開催されたダブルヘッダー最終戦で2015/16年度ドライバーズチャンピオンを獲得しました。

最終戦開始時点で年間獲得ポイントがAbt Schaeffler Audi Sportの Lucas di GrassiとRenault e.damsのSébastien Buemiが共に153点で同点で、2台のマシンが共にリタイアするようなことがあれば、上位入賞回数が多いLucas di Grassiが年間タイトルを獲得する状況でした。そうした状況でオープニングラップのT3手前のストレートで、3番手からスタートしたLucas di Grassiが2番手のNico Prost(Buemiのチームメイト)の右(アウト側)に付けた後、前を行くポールポジションからスタートしたSébastien Buemiに追突。両車はT3を曲がらずにそのままランオフエリアに突っ込んだ。

Lucas di GrassiはBuemiのブレーキングが早すぎたとチーム無線で非難。しかし、実際はそのようなことはなく、di Grassiが故意にブレーキングを遅らせてBuemiに追突し、共倒れさせようとしたように見えました。T3ランオフエリアに突っ込んだ2台のマシンは、フロントとリアが大破していたにも関わらず、自力でピットに戻って新しいマシンに乗り換え、最速ラップ達成によるボーナスポイント2点を争う状況になりました。

結果はマシンの性能が有利なBuemiが最速ラップを取り、2点差で年間タイトルを獲得することになりますが、この時もdi GrassiがBuemiを待ち伏せながら最速ラップを取らせないように妨害するという悪意に満ちた作戦を実行。

1989年日本グランプリのラップ47のシケインで接触したAlain ProstとAyrton Sennaの事故というか事件に似たものがありました。Alain Prostは Buemiが所属するRenault e.damsの指揮官です。

Queen + Adam Lambert at Budokan

9月16日(土)、F1シンガポールGP予選後のコンサートを終えた後、翌週の9月22日と23日にQueen + Adam Lambertは日本にやって来て、Queenとしては31年ぶりに日本武道館でコンサートを行うようです。チケットはこちらで先行予約(抽選)受付中だそうです。チケット料金を調べると、S席¥16,500、A席¥14,500、B席¥12,500、グッズ付きのSS席は¥40,000。

チケット抽選で落選した人は、シンガポールまで行けば、S$168(最安のB席の料金に近いおよそ¥12,700)でコンサートが観れます。S$168は土曜のZone 4 Walkabout(席なしチケット)一日券の料金。今年は観戦チケットの売れ行きが芳しくないのか、完売したカテゴリーはまだ一つもありません。ローソンチケットでも観戦チケットを入手できますが、一日券は販売していないようです。最も安いZone 4 Walkaboutの3日間通し券は¥27,000になっていますが、シンガポールGP公式サイトではS$268(およそ¥20,000)で販売されています。

コンサートが開かれるパダン広場は、F1市街地サーキット内側に位置し、土曜の観戦チケット所持者は誰でもコンサートを楽しむことができます。決してお勧めできませんが、午後3時?のサーキットパーク開場と同時にパダンに向かえば、最前列を確保することも可能。(Queen世代の人が、赤道直下の炎天下で7時間も待機できる体力があるとは思えません。)商用でなければカメラ機材を持ち込んで撮影することもできます。

Queenといえば、Brian Mayですよ。暖炉の古材を使って製作したあの伝説的なギター、今も使っているようです。

F1 Austrian GP Podium Interviews

数年前から決勝後に表彰台でインタビューが行われるようになって以来、昨日のインタビューは史上最悪だったような気がします。表彰台でインタビューを行ったのはスペイン人のスポーツジャーナリスト、Noemi de Miguel。スペインでは有名な人だそうですが、なぜこの女性がオーストリアGPの表彰台インタビューを任されたのか? 概してスペイン人などラテン系の言語を母国語とする人は英語がお上手ではないですが、この方も何を話しているのかよくわからない。Kimi Räikkönenの英語も相当酷いものがありますが、聞き慣れているし、言いそうなことも予測できるので、言おうとしていることは理解できます。

優勝したLewis Hamiltonに対して、「観衆からノイズ(ブーイング)が聞こえるけれど、どうしてですか?」と聞いています。その前にHamiltonは観客からのブーイングに対し、オーストリアのトラック、遠くから観戦しにやって来たファン、素晴らしいホテルや食事などを褒め称えています。なぜブーイングが起きているのかの質問に対しては、”I don’t know, but that’s not my problem, it’s theirs.”と応えています。

Nico Rosbergとの最終ラップでのクラッシュについてはHamiltonに非はないはずなのに、なぜブーイングが起きたのか?隣国のドイツからやって来たファンがブーイングしていたのではないかと私は思います。

インタビューを行ったジャーナリストはスペインGPに引き続き二度目の表彰台に立った2位のMax Verstappenがまだ話している途中に失礼にも3位のKimi Räikkönenの方へ向かうという失態も犯しています。

言葉が不慣れであれば、それを補うために徹底した準備をするはずですが、そんな風にも見えなかったところから察すると、この人は直前にマイクを渡されたのではないだろうかとさえ思います。会場に来ていたGeorge Lucasが突然、インタビューをキャンセルしたとか…

今月は17日を除き、10日(イギリス)、24日(ハンガリー)、31日(ドイツ)と、F1グランプリが連戦で続きます。来月28日のベルギーとその翌週9月4日のイタリアが終わるともうシンガポールGPです。

Imagine Dragons on Sunday

9月18日(日)のF1決勝後、観戦チケット所持者なら誰もが入場できるZone 4のパダンに登場するアーティストはImagine Dragonsのようです。アルバム、”Night Vision”に収められている”It’s Time”と”Demons”は私も知っている曲。これだけ待たせたわりには… 私を含め、多くの人が期待していたColdplayにちょっと似ているけれど。

去年は金曜のPharrell Williamsと土曜のMaroon 5に満足し、歩き疲れた日曜はBon Joviのコンサートを観ることなくホテルに戻りました。今年も去年と同じようなことになりそうな予感がします。


Past Headliners at Padang
Friday Saturday Sunday
2008
2009
2010 Mariah Carey
2011 Charice Shakira Linkin Park
2012 Jay Chou Maroon 5 Katy Perry
2013 BIGBANG The Killers Rihanna
2014 Mayday Robbie Williams Jennifer Lopez
2015 Pharrell Williams Maroon 5 Bon Jovi
2016 Kylie Minogue Queen + Adam Lambert Imagine Dragons

これまでにパダンメインステージで行われたコンサートを振り返ると、2011年か2012年頃から土曜に登場するアーティストの方がより大物で集客力があるように思います。2010年の日曜に登場したMariah Careyのコンサートは最後の方になると、どんどん観客が減っていったのを覚えています。現地の人は翌朝から仕事の人が多いのか、最後までコンサートを楽しむことなく帰宅する人が多くいました。

日曜のコンサートは決勝終了後の午後10時過ぎに開演で、終了するのが午前0時過ぎ頃になります。そうした状況に配慮して、集客力があるより大物アーティストを土曜に登場させるようになったのではないかと思われます。

日曜のアーティスト発表と同時に改定版サーキットマップが公開されました。去年までの4番ゲートと10番ゲートがなくなり、今年はゲート数が全部で10になっています。去年までの4番ゲートからパダンへと通ずる仮設の陸橋は設置されない模様です。

Hotel Maya Kuala Lumpur

シンガポールGP観戦旅行の出発日が当初の予定より一日、早くなったので、経由するクアラルンプールでの滞在期間を二日にすることにしました。F1開催週であるこの時期にシンガポールでの滞在日数を増やすと宿泊費が高くなり、それを避けようとする節約志向が背景にあります。ペトロナスタワーに近い立地で、無料キャンセル可の五つ星、且つお手頃価格、さらにBooking.comでの評価が8.0以上のホテルを探していたら、これら条件をすべて満たすホテルがいくつか見つかりました。

中でもペトロナスタワーから徒歩数分圏内に位置するHotel Maya Kuala Lumpurが2泊でMR595.20(¥15,292)、朝食付きでもMR682(¥17,522)になっていました。差額は¥2,230なので朝食は一食分が¥558+税となり、お得感満載。しかも、Booking.comの実際的な評価によると、このホテルの朝食はかなり美味しいらしい。他にも+の評価としては立地、部屋の広さ、室内プール、バスルーム、宿泊客のみが利用できる13FのSky Loungeなどがあります。逆にマイナス評価で多いのはスタッフの応対があります。

特筆すべきはペトロナスタワーが一望できる、やはりこのSky Loungeではないでしょうか。午後9時から11時まではナイトキャップの時間帯で、コーヒー、紅茶、プチフールが宿泊客に無料で提供されるようです。Sky Loungeには広いバルコニーがあり、そこからの夜景は絶景だそうです。

Olympus Malaysiaのプロカメラマン、Robin WongさんもHotel Maya Kuala LumpurのSky Loungeから写真撮影されており、その様子がブログで紹介されています。(Olympusのカメラとレンズを使った写真撮影がテーマのこのブログ、文章も素晴らしい。) バルコニーの手摺が高い位置にあり、三脚が使えなかったためにすべて手持ちで撮影したという画像を公開されています。画像はすべて、Zuiko Digital 11-22mm F2.8-3.5レンズを装着したOlympus DSLR E-5で撮影したそうです。

ペトロナスタワーが地上階から先端まで見えているこちらの画像が撮影されたのはブログの日付、2012年5月29日だと思われますが、今でもこのような写真を撮影できるのかどうかはわかりません。地上階からタワーの先端まで見える所といえば、タワーの真下ぐらいで、少しでも離れると他のビルが視界を遮るのが普通です。

Tokina AT-X Pro SD 11-16 F2.8 (IF) DX

宿泊された部屋は象が室内を走り回れるほど巨大だったと書かれていますが、恐らくその部屋は67m²のDeluxe Suiteであると思われます。我々は象を連れて行かないので、34m²のStudioの朝食付きで十分です。部屋からペトロナスタワーが見えなくてもSky Loungeに行けば良いことがわかりました。

レンズはK&F Concept Nikon (G) – M4/3マウントアダプターを取り付けた、Tokina AT-X 116 PRO DXを用意しようと考えています。ボディーはOlympus PEN E-P5。この組み合わせならRobin Wongさんの写真と同じような画角になります。しかし、レンズが大きくて重いので、バランスが悪く、手持ち撮影には不向きです。

Kimi Räikkönen’s Comment on European GP

予想と期待に反してちょっと退屈なレースとなったヨーロッパGPですが、表彰台を逃したKimi Räikkönenは何と言っているのか、公式サイトを見ると、次のようなコメントが掲載されていました。訳しておきます。

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Kimi Räikkönen

Kimi: 「全体的に困難な週末になってしまってちょっとがっかりしている。楽しい週末になるだろうと思っていただけに。しかし、レースで車の状態は良かったしスピードもあった。あそこで白線をまたいでしまい、5秒ペナルティーを食らった。その後、ペレスとのギャップを維持して自分のポジションを守ろうとしたけれど、結局は何回か、周回遅れの車についてしまって、貴重な時間を失った。セバスチャンにポジションを譲ったことについては良かったと思っている。ペナルティーがあったから。しかし、セバスチャンに先に行かしたラップで2.5秒を失ったのは良くなかった。ペレスの前に留まることは間違いなくできたけれど、戦ってリスクを負う理由はなかった。明らかに、全然違うレースに今日はなっていたかもしれないけれど、起こったことすべてを考慮すると、結果はそれほど悪くはない。」

ピットレーン入口の白線をまたいでペナルティーを受けたのはKimi Räikkönenだけです。木曜にトラックの下見をしていなかったのでしょう。

Daniel Ricciardo Flying Lap

間もなく2016 Formula 1 Grand Prix of Europeが、世界最大の内陸塩水湖であるカスピ海に面するアゼルバイジャンの首都、バクーで開催されます。海抜マイナス28メートルにあるバクーは、首都としては世界で最も低い位置にあるそうです。Red Bull RacingのDaniel Ricciardoがシミュレーターを使って、この市街地サーキットを紹介しています。シケインに差し掛かると、「たぶん、誰かここでクラッシュするで、僕でなければ良いけど」と言ってます。

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ベルギーのスパ・フランコルシャン(全長7.004km)に次いで2番目に長い全長6.003km、20コーナー、反時計回りのこのサーキットもHermann Tilkeの設計によるものだそうです。2.2kmのホームストレートともう少し短いバックストレートがサーキット東側にあり、世界最速のストリートサーキットになるだろうと予想されています。ラップタイムは1分40秒台になるかもしれないそうです。ユネスコ世界遺産に登録されているバクー旧市街を周回するサーキット西側が見所かなと思います。特にT8からT12にかけてのシケインが面白そう。ピット手前にも危険なシケインがあるようです。

ランオフエリアが少なく、危険極まりないサーキットのようで、セーフティーカーの出動率がシンガポールGP並みに高くなりそうな予感がします。

サポートレースのGP2 P1がすでに始まっています。

追記:P1中に旧市街周回部分にある下り坂のT15でDaniel Ricciardoが初クラッシュで赤旗中断。上のサーキット解説動画でT15を上手く回ればラップタイムが大きく変わるというようなことを言ってました。

Hotels We’ve Used on the Race Weekend


Year Friday through Sunday 主観的評価 Booking.com Review Score コメント
2008 Hyatt Regency (JB), Puteri Pacific (JB) ★★★★ Good 7.5 シンガポール国内のホテルが高騰したので、隣国マレーシアのジョホールバルにあるホテルを利用。国境を越えるタクシーを利用しても安上がり。主観的評価は2008年当時のHyatt Regency。去年、木曜に一泊したPuteri Pacificを評価すれば★一つ。
2009 Amara ★★★ Good 7.9 Tanjong Pagar駅から徒歩3分。チャイナタウンに近いビジネスホテル。
2010 Goodwood Park ★★★★ Excellent 8.6 オーチャードの老舗ホテル。1階の部屋に宿泊したらカビの匂いがした。
2011 Ritz-Carlton Millenia Singapore ★★★★★ Wonderful 9.1 パドックに最も近い五つ星。ドライバーや世界のセレブと同じホテルに宿泊できるチャンス。
2012 Ritz-Carlton Millenia Singapore ★★★★★ Wonderful 9.1 パドックに最も近い五つ星。Zone 3、4チケット所持者はゲートが遠い。
2013 Pan Pacific Singapore ★★★★★ Excellent 8.9 T6に隣接する五つ星ホテル。サーキットトラックに面した部屋なら夜景が素晴らしい。改装後にバルコニーがなくなった。
2014 Marina Mandarin ★★★★★ Very Good 8.4 サーキットトラック内側にあるのでどの部屋からもトラックが見える。バルコニーから観戦できる。
2015 Fraser Place Fusionopolis ★★★★★ MRT One-North駅上に立地するアパートメント形式の五つ星ホテル。現在は経営者が変わり、Citadines Fusionopolis Singaporeになっている。

Booking.comのレビュースコアは我々の主観的評価に近いものがあり、参考になります。スコアが8.0以上であれば、満足保証。8.0を下回り、”Good”になると要注意。シンガポールの五つ星ホテルで最もスコアが高いのは9.2のRaffles Singapore。9.1のFour Seasons Hotel SingaporeとThe Ritz-Carlton, Millenia Singapore、Hotel Vagabond Singapore — Heritage Districtが続きます。

swissôtel

今年は木曜にクアラルンプールからシンガポールに入国し、都会のオアシス、Hotel Fort Canning Singaporeに一泊後、金曜からClarke QuayにあるSwissôtel Merchant Courtに3泊連泊する予定です。去年はコンサートを最後まで観てからゆっくりと休憩しながらMRTでホテル(Fraser Place Fusionopolis)に戻ろうとしたら、終電に乗り遅れそうになりました。Google Mapsによると、Swissôtel Merchant Courtなら4番ゲートから徒歩で12分。

Flight To Singapore From Kuala Lumpur Has Been Booked

クアラルンプールからシンガポールまでの便をオンラインで予約しました。受託手荷物20kg + 0kgと手数料、空港利用税、物品税を含む2名分の運賃合計はMR159.00でした。運賃は出発国通貨での支払いとなります。MR1 = ¥26で計算すると、およそ¥4,130でした。(一人当たりはおよそ¥2,065)20kgの受託手荷物込みでこの価格は、国境を越える長距離バスの運賃よりも安い。去年はクアラルンプールからジョホールバルまで、30kgの受託手荷物込みで2名分の運賃がRM178.56(¥4,927)でした。今年は二人で受託手荷物20kgを目指します。

クアラルンプール(KLIA2)出発が9月15日(木)の11:55、チャンギ空港到着が13:00のAK711便。今年は一部のドライバーと同じ木曜の午後に現地入りすることになります。これまでの経験から推察すると、ピットクルーなどのチーム関係者は火曜か水曜、ドライバーは水曜か木曜、報道関係者も水曜か木曜、チーム代表などの大御所は木曜か金曜、BernieレベルのVIPは土曜か日曜に現地入りすることが多いです。但し、AirAsiaで現地入りするチーム関係者は、Tony Fernandesを除き皆無だと思います。

IMG_0317予約したAK711便が予定通りに運行しているのか、FlightBoardで確認してみたら、なぜか欠航になっている。こういうこともあるので、旅行時は世界各地の空港の運行状況をリアルタイムで表示しれくれる電光掲示板Appは必須のような気がします。空港名と出発または到着かを選んで、調べたいフライトをタップすれば、ターミナルとゲート番号に加えて機体名もわかります。定刻通りか遅延があったのかも。

空港の近くに航空機の写真を撮りに行く時も、機体名がわかるので、このAppは重宝しています。

Formula E Singapore ePrix 2017

2016〜2017年のFIA Formula E暫定スケジュールに第6戦Singapore ePrixが2017年4月22日(土)開催で掲載されています。レーストラックは未定ですが、F1用のMarina Bay Street Circuitを改造して全長が規定の3.5km以内に収まるようにレイアウトするのではないかと予想されます。赤道直下で常夏のシンガポールですから、F1と同様にFormula E初のナイトレースにするとの噂もあります。となれば既設の照明設備が使えるようなコースレイアウトで、ストレート部分が規定の600mを超えないようにするレイアウトを考えれば良いわけですが。

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Marina Bay Street Circuit 2015 Layout

F1と同じ反時計回りのトラックと仮定すれば、ピットがある東側半分を利用し、T17とT18の間にあるフローティング・プラットフォーム前の常設グランドスランドを活用できるような改造が好ましい。理想としてはT6とT16とを結ぶルートがあれば良いですが、この辺りは大型ショッピングモールのMarina Squareがあるのでこの施設を分断することはできない。T7手前のRaffles Linkを左に曲がり、T14とT15の間に繋げるルートも考えられますが、規定のトラック全長3.5kmを超えそう。全長を短くするにはT5にシケインを作り、シンガポールフライヤー敷地内を通してRaffles Avenueを西に向かってT16に繋げるという案もあります。

Singapore ePrix 2017はまだ暫定スケジュールに載っているだけであり、サーキットトラックも未定の状態なので、マリーナベイ周辺ホテルは今なら閑散期の宿泊料金で予約できます。しかし、4月22日の開催を見込んでホテルを仮押さえする人が多いのか、通常の閑散期と比べると需要が高くなっています。まだ予約できないホテルも多いです。

初開催となるSingapore ePrix 2017にわざわざ国外から観戦に行く価値があるかどうか、判断は難しいところです。ナイトレースとなれば、レース自体はつまらないものであったとしても、F1ナイトレースと同じような光景になるでしょうから、それなりに価値はあるかもしれません。

Refund of Red Bull Air Race Chiba 2016 Saturday Single Day Tickets — Part 2

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本日、チケットを購入したLawson店舗に設置してあるLoppiで、中止となったRed Bull Air Race Chiba 2016の予選1 Dayチケットの代金払い戻しの処理を完了しました。前売りチケット代金の払い戻しは購入店舗でのみ可能であり、Loppiが発券する申込み券とチケットをレジに持って行き、チケットのバーコードをレジでスキャンしてもらう必要があります。チケットは回収されますが、発券手数料¥216は払い戻しされます。追記:グッズ付き1 Dayチケットを購入した人も満額が払い戻しされるようですから、グッズを無料で貰えたことになります。

16桁の払い戻し番号をFlickrで公開してしまっていたので、少々の不安はありましたが、問題なく¥5,000のチケット代金 x 2枚分と発券手数料を回収することができました。オークションサイトでチケットを転売していた人も多数おられます。払い戻し対象のチケットには発券店が記載されているので、そのお店に行けば払い戻しの処理を行うことができるはずです。但し、発券店が遠方にある場合はちょっと困ったことになるかもしれません。

Our Flight To Kuala Lumpur Has Been Canceled and Rescheduled Without Our Knowledge

去年の9月7日にAirAsiaウェブサイトで予約購入した、今年の9月14日(水)関空発クアラルンプール行きのD7 535便がいつの間にか、D7 537便に変更になっていることに気付きました。便名が変わっただけなら何の問題もないのですが、出発時刻が08:30から16:40に変更になっています。8時間10分も出発時刻が遅くなると、当日の予定を見直さなければなりません。去年と同様、クアラルンプールに到着する日は現地に駐在しているM君と夕食をと予定していました。何の連絡もなくD7 537便に勝手に変更され、現地到着時刻がこれまでの15:30から22:40へと変更になると、夕食の機会を逸することになります。幸いにもまだ現地宿泊先やクアラルンプール>シンガポール間の移動手段確保にともなう予約購入はしていなかったので被害はそれほど大きくはありません。

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LCCはビジネスでは利用しない方が良いというのは通念ですが、観光旅行でも航空会社の都合によるキャンセルや変更の影響や損害は多々あります。去年は名古屋発の便を予約購入していたら、名古屋発着便そのものがなくなり、関空発着便に変更になりました。(この時は通知もあり、無償での振替となり、我々にとっては却って都合が良くなりました。)また、クアラルンプールからジョホールバルに向かう便が4時間近くも遅れて、その日の予定を変更せざるを得なくなったこともあります。

燃油サーチャージが課金されない今なら、LCCではない例えば、ANAなら同時期の航空運賃は、より便利な伊丹発着便羽田経由のシンガポール行きで¥51,270からあります。ANA国際線の場合は無料手荷物許容量が2015年1月8日発券分からそれまでの23kg x 1個から23kg x 2個に変更になっています。これはLCCに対抗するための措置と思われます。AirAsiaで航空券予約と同時に購入した場合で関空<クアラルンプールで20kgまでが¥3,900、後からオプションとして追加した場合は同区間、同重量で¥4,490となります。

ANAと比較するために、AirAsiaで20kgまでの受託無料手荷物と機内食1食無料とスタンダードシート選択可をセットにした「バリューパック」を付けて今から関空〜シンガポール往復便を予約するといくらになるのか、調べてみると、ANAよりも高い¥51,589でした。乗継ぎ待機時間が往路で11時間15分、復路で10時間35分の旅程です。この運賃なら、予約購入したフライトを何の連絡もなしに勝手にキャンセルして、8時間11分も出発時刻が遅くなる別のフライトに変更するようなことはないANAの方が安心できて結局はお得になりそうです。

また、シンガポール航空系列のLCCであるscootでは同時期、ほぼ同条件(受託手荷物20kg込み)で調べると、関空〜シンガポール往復で¥59,347であります。こちらは乗り継ぎ待機時間がずっと少ない。

AirAsia Xに対する怒り度: 5段階で1(3から1に修正しました)

追記: 同じ水曜のKIX>KUL便で出発時刻が大幅に変更になった人が電話したら別の便に振り替えてくれたと、某掲示板で報告されています。

追記:某掲示板の人を見倣ってコールセンター(050-6864-8181)に連絡したら、今回のフライト変更は航空会社の都合によるものなので、去年とほぼ同じ全額払い戻しを含む3つのオプションを提示してもらい、追加料金なしで前後3か月以内に出発する別の便に振り替えてもらうことになりました。具体的には前日火曜のD7 535便(関空出発11:00、クアラルンプール到着17:00)に振り替えとなりました。応対した人は片言の日本語でしたが丁寧な対応でした。言語の選択を英語にした方が良かったかもしれません。

Refund of Red Bull Air Race Chiba 2016 Saturday Single Day Tickets — Part 1

強風と高波により競技中止となった先週土曜のRed Bull Air Race Chiba 2016の予選1Dayチケットの代金払い戻し方法の詳細が公式サイトで公開されています。払い戻し期間は6月13日(月)〜6月30日(木)となっており、ローソンチケットで購入した場合はこちらのサイトにその詳細が記載されているとのことで、確認してみると、Loppiにて払い戻しの手続きを行うと書いてあります。

気がかりなのはステップ4の「払戻番号」を入力。「チケット券面記載のバーコード下の払戻し番号を入力して下さい。払戻し番号は16桁となります。」この16桁の番号をチケットの画像と共にFlickrで公開してしまったのです。その画像をお気に入りにした人がいて”Good job!”とか意味深なコメントまで入ってました。払戻方法の詳細を見てすぐにその画像は削除しました。実際に払戻しを受けるには、「申込み券が発券されるので30分以内に申込み券とチケットをレジにてお持ちください。」とあるので、チケットも必要になるそうです。払戻手続きは24時間可とのことなので、念のため6月13日(月)の午前零時頃に近くのLawsonで手続きしよう。

Part 2へと続く。

A Trip To Chiba and Tokyo — Sunday

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午前9時過ぎにホテルをチェックアウトし、無料シャトルバスで成田空港第1ターミナルへ。

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Peachの無人カウンターでセルフチェックイン。我々が搭乗するのは午前11:50発の関空行き。関空行きは一日に3本運航しているようです。

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第1ターミナルにはA&F Countryが出店しています。

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PacsafeのキャリーバッグやChacoのサンダルなど、品揃えは豊富。アウトドア主体で海外旅行に出かける人が買い忘れていたものをこの店で調達できます。

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今回の旅行で機内持ち込みサイズのPacsafe Toursafe™ AT21を初めて使用しました。防犯機能が充実しているバッグ、なかなか使い勝手が良いです。ホイールがBurtonのウィーリーと同等レベルの静音設計。敢えて欠点を挙げるとすれば、アルミ製チューブハンドルが細い一本タイプなので、別のバッグを上に載せた時に安定しないことでしょうか。それとAIRBUS A320-200の場合、通路が狭いので機内ではバッグを転がすことができないこと。この点に関してはバッグの欠点というより、180席仕様航空機の座席レイアウトの欠点かもしれません。

容量42Lでサイズは54.5 x 35.5 x 23cm、実測重量2.9kg。Peach国内線の場合、機内持ち込み荷物の重量制限が10kgなので、バッグ自体の重量を差し引いて、中に入れる荷物の重量は7.1kgまでとなります。AirAsiaの場合は7kgの重量制限なので、実際に中に入れる荷物の重量は4.1kgに制限されます。Peachを利用して関空を出発する時に機内持ち込み荷物の計量を実施していましたが、AirAsiaの場合はこれまで計量しているところを見たことがありません。

関空到着後、空港の無料Wi-Fiを使い、iPad mini 4にインストールしたRed Bull TVでエアレース決勝の中継を視聴しました。日本人パイロットの室屋義秀選手がまるで筋書き通りに地元でキャリア初優勝。

Queen + Adam Lambert on Saturday

これだけ発表を焦らすのだから、それなりの超大物アーティストでなければ納得できないと思っていたら、先ほど、Singapore GP公式サイトで金曜と土曜に登場するアーティストの一部が発表されました。9月17日、土曜のF1予選後にパダンステージに登場するのは、

Queen + Adam Lambert !

Queenと聞けば真っ先に思い出すのが1974年リリースのSheer Heart Attackに収められていたKiller Queen。1970年代後半の一時期、ギター小僧だった私はBrian Mayが弾くギターの音色に憧れて真似ようとしました。しかし、「レッドスペシャル」と名付けられたあのギターは、100年前の乾燥した暖炉の木材を材料に自作した完全オリジサルのギターであるということを知り、真似るのは諦めました。Jimi Hendrixの真似事やAl Di Meolaの速弾きは練習すれば真似できてもBrian Mayのギター音を真似ることはできなかったのです。Brian Mayはピックを使わずに6ペンスコインやオーストラリアの5セントコインを使うそうで、ハードプレイの時はギザギザの部分を使うとか。そんな情報は今ならネットですぐに調べられますが、当時は知る由もない。

Brian Mayは天文学者でもある珍しいギタリストです。2007年から天体物理学の研究を再開し、母校のインペリアル・カレッジから博士号を取得しているそうです。

Queen + Adam Lambertは現在、ヨーロッパでツアー中。興味深いインタビューがYouTubeにアップロードされているので、リンクを張っておきます。

Queen + Adam Lambert: European Tour 2016 Interview – Part 1 – Life in Queen
Queen + Adam Lambert: European Tour 2016 Interview – Part 2
Queen + Adam Lambert: European Tour 2016 Interview – Part 3 – The Gig

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今年はZone 4内にあるPadang Stageのレイアウトが大幅に変更されるようです。これまではメインステージがSingapore Recreation Club側に設置されましたが、今年はPadang Grandstandの中央部に割り込むような配置になっています。マップを見ると、観客エリアがAからFに区分けされています。メインステージを中央に配置させることで、Fan Zoneの収容能力を増やし、6つのセクションに区分けすることで、観客の管理を容易にすることが目的だそうです。また、巨大スクリーンをパダンの両端に設置することで、サーキットトラック上のイベントとステージでのコンサートの様子をより多くの人に見せることができるとしています。

A〜Dが入場制限ありのFan Zoneで、赤い線で囲まれた部分は通路?後から来た人はEとFのセクションにしか入れないようにする、マップをよく見ると主催者が何を意図しているのかがわかります。

同時に発表された他のアーティストは以下の通り。

Kylie Minogue 9月16日(金)F1のP3後にZone 4 Padang Stage
Bastille 9月17日(土)F1予選前にZone 4 Padang Stage
Pentatonix 9月17日(土)F1予選前にZone 1 Village Stage、9月18日(日)F1決勝前にZone 4 Esplanade Outdoor Theatre
KC and The Sunshine Band 9月16日(金)F1のP2前にZone 1 Village Stage、9月17日(土)F1予選前にEsplanade Outdoor Theatre

先月からZone 4 Walkabout(席なしチケット)の一日券が発売になりました。金曜はS$78、土曜はS$168、日曜はS$198になっています。Queen + Adam Lambertのコンサートを目的に土曜の一日券を購入する人が急増して早い時期にチケットが完売になるかもしれません。

今年の余興部門登場アーティストの発表が遅れた原因の一つは、ゲイであることを公表しているAdam Lambertにあったかもしれません。Marina Bayで開催された、子供もやって来る今年のカウントダウンイベント(国家的な行事)に登場するアーティストとしては相応しくないので、それを阻止しようとする嘆願書署名運動が起きたそうです。そうした署名運動に対抗する別の署名運動も繰り広げられ、結局はイベントに参加したという経緯があったようです。F1イベントには数は少ないけれども子供も参加するので、Adam Lambertを主演スターとして登場させればチケットの売り上げに影響するかもしれないと考えたかもしれません。