The December Piscids?

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The Radiant of A Possibly New Meteor Shower, The Piscids?

日本標準時で今夜から明日の未明にかけて極大を迎えるふたご座流星群に加えて、新たな流星群がふたご座流星群とほぼ同時に観察できるかもしれません。ロシア人、Mikhail Mastov氏がコンピューターモデルを用いて行った予想に関して、NASAが解説しています。

この新たな流星群候補の母彗星は第二次世界大戦直後の1948年に発見された46P/Wirtanen彗星であり、5.4年をかけて太陽を回っているそうです。これまでに何度も地球はWirtanen彗星の軌道の近くを通過したことがあるものの、そのダストトレイルの中を地球が通過するのは今回が初めてとのことです。Mikhail Mastov氏の予測によれば、(米国時間で)12月10日から14日にかけて、ダストトレイルと4回交差するそうです。

この新たな流星群候補の予想ZHRは30であり、その放射点は、NASAのサイトから拝借した上の画像の通り、うお座とペガサス座の中間辺り。今夜、日没時には南の空、高くにあり、午前零時頃に西の地平線に沈むので、観察に適しているのは日没後から数時間の間。この流星群が観察できるとすれば、平均的な速さのふたご座流星群とは異なり、超低速なので区別しやすいそうです。

昨夜から今朝にかけては天気予報に反して、星が所々に見えるものの、局地的なにわか雨が降っていました。現在、雲がだんだん切れてきて晴れ間が広がってきました。今夜は中規模の12月うお座流星群?と大規模のふたご座流星群が同時に見られるかもしれません。

The 2012 Geminids — Part 1

年間3大流星群の中でも最も数が期待でき、安定しているふたご座流星群のZHRグラフがIMOで公開されました。今年は偶然、極大時刻(JST12月13日深夜から14日未明)が新月であるという好条件です。ZHR (Zenith Hourly Rate)とは非常に暗い空で流星群の放射点が天頂付近にある時に一時間に(専門家が)目視で観察した流星の数のことです。

Geminids 2009
Taken on December 15, 2009

ピーク時のZHRは120が予想されています。ふたご座流星群は出現がピーク時に集中せず、極大時刻に観察できる流星の数がほぼ一日持続すると言われていますから、世界各地(特に北半球)で観察できます。速度は中程度。日没後午後6時半頃に北東の地平線に放射点(ふたご座の二等星カストルの近く)が現れます。地平線近くに放射点がある時、流星は密度が低い大気圏上層部をかすめるように流れるので、より長い時間、燃え尽きずに長い軌跡を残すそうです。(観察時は放射点の方角のみを見る必要はありません。放射点から離れた方角でより長い軌跡の流星が現れます。)放射点が天頂付近に昇るのは深夜ですが、放射点が地平線のすぐ上にある日没後なら数は極端に少ないけれども軌跡が長い流星が見られるかもしれません。但し、最も多くの流星が流れるのは、放射点が天頂付近にある丑三つ時です。

Coleman Outdoor Reversible Blanket

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12月14日(金)08時30分(JST)に極大となるふたご座流星群、今年は新月なので天候以外の条件は揃っています。特にヨーロッパでは極大時刻が12月13日23時30分(UT)なので、放射点が天頂付近にあり、ほぼ完璧な条件となります。天文現象の当たり年となった2012年を締めくくるのに相応しい流星群となりそうです。

放射点が地平線の上に昇って来るのが午後7時頃ですから、観察は12月13日の深夜から14日未明にかけての時間帯が最も成果があると予想されます。しかしながら、ふたご座流星群は極大時刻に集中する流星群ではないので、前後数日の間で天候条件に恵まれた時に観察するのが良いかもしれません。

Coleman Outdoor Reversible Blanket

準備もそれなりに進めておかなければなりません。そこで、冬場の流星観察に欠かすことができないブランケットを新調することにしました。御殿場プレミアム・アウトレットのColeman直営店でこんなものを見つけました。使用状況を連想させるラベルの写真を見て、これは星空観察用のひざ掛け以外の何ものでもないと思いました。今週のお買得品で40%オフの¥2,980!

Coleman Outdoor Reversible Blanket

ラベルの写真を真似して一枚。表側が「火の粉が飛んで来ても穴があきにくい」コットンツイール、裏地はフリースで中綿もあるのでたいへん温かい。使用時のサイズは約165 x 100cm、実際に使用する時は地面に触れるまで下げると足首から侵入する冷気を遮断することができるのではないかと思います。

Coleman Outdoor Reversible Blanket

付属するロールアップ用のハンドルを収納するポケットがブランケットのロゴマークの部分にあります。実地使用する前にIKEAのソファーの上に置いておいたらいつの間にか、掛け布団になっています。

The Moonlit Geminids 2011

Geminids 2011

ふたご座流星群極大時刻のおよそ1時間前から二回目の出陣。気温がどんどん下がり、滅多に曇ることがないOlympus PEN E-P1に装着した17mmパンケーキのレンズフィルターが曇り始めた頃に西の空でゆっくりと流れる明るい流星を一枚、撮影することができました。長い軌跡から察すると、紛れもなくふたご座流星群に属するものです。樹木をフレーム内に収めたかったので、カメラを低い角度で三脚に設置しました。そのため、天頂付近にあった双子座と放射点は写っていません。流星はオリオン座とおうし座の間に降ってきました。

Geminids 2011

こちらはNikon D90 w/Tokina AT-X 116 PRO DX (AF 11-16mm f/2.8)で同じ場所で撮影したもの。広角ズームレンズは換算24mmに設定。ペルセウスに流星が突き刺さるように降ってきました。月明かりの影響か、確認できた流星の数は去年、一昨年と比べて半分ほど。しかしながら、影ができるほど明るい月明かりの下でも予想以上に多くの流星が流れました。ハクキンカイロの燃料も切れて、東の空に薄い雲が広がり始めたので、撤収。

今夜も、ふたご座流星群は見れます。月の出は午後9時20分頃、放射点が昇るのが午後6時半頃なので、晴れていれば月が昇る前の3時間ほどがチャンスです。

Geminids 2011 Before The Moon Rises

Geminids 2011

月が昇るまで、午後7時半頃から1時間半ほど、近くの工事現場でふたご座流星群の観察と撮影を試みました。確認できた流星は5個ほど。雲一つない天候で観察日和ですが、この時間帯は放射点が低くて数は期待できません。上の写真、左下の双子座辺りから牡牛座方向にゆっくり流れる明るい流星をとらえています。ふたご座流星群に属する流星は速度が遅いのが特徴です。

Geminids 2011

オレンジ色の月が見えてきました。朝日のように柔らかい光だったので記念に撮影したら、軌跡が短い流星が双子座カストルの近くに写っていました。画像をクリックすれば流星の位置がわかります。放射点に近い流星は軌跡が短くなる傾向があります。

極大時刻の少し前に、再び観察、撮影に出かける予定です。

Geminids 2011

画像はIMO (International Meteor Organization)のグラフを参照しています。月明かりにも関わらず、ふたご座流星群のZHRがすでに50を超えていますが?、予想される極大時刻は15日早朝(JST午前2時頃)です。極大時刻に放射点は天頂付近にあり、すぐ近くの蟹座に輝度83.1%の明るい月があり、暗い流星が見えなくなります。

(12月14日午後12時50分追記)本日、私が住む地域でふたご座流星群放射点が地平線に見えるのは午後6時半頃、月の出は午後8時17分。月明かりが邪魔になるのはたぶん9時頃からなので、7時から9時頃の時間帯も観察には適しているかもしれません。この時間帯なら北東の空を見ていれば、いくつか流れると予想します。月が高い位置に昇れば、放射点の方角ではなく、できるかぎり月明かりの影響を受けない方を見ていると、多くの流星が観察できると思われます。

Geminids 2010—Shooting with 3 Cameras

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ふたご座流星群は今夜8時頃に極大を迎えますが、午後4時半頃の空はこんな感じ。北から南へかなりの速度で雲が流れています。今夜は雲の切れ目を狙うしかない状況です。現在、ZHRは80を超えていると言うのに残念です。上弦の月が沈む深夜には、雲が切れることを願うばかり。

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雲が切れて、流星群の観測、撮影条件が整ったので、カメラと三脚、三台分を載せてジムニーで近くの山へ。極大時刻は過ぎていますが、月明かりの影響が右の方に見えます。以下、すべての写真に流星が写っています。

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Ricoh GR Digital IIIは今回、初めてインターバル撮影の機能を試してみました。露出30秒にノイズ処理30秒が加わるのでシャッター間隔は01’05″に設定。

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星景写真風に、葉を落とした広葉樹と冬の大三角形、ふたご座をフレームに入れると、何個か流れてくれました。上の写真に写っている流星は、軌跡から考えるとふたご座流星群のものではないと思われます。

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E-P1で撮影したこちらの写真に写っているのは、紛れもなくふたご座流星群に属する流星。この時は、JPEGで撮影しているので、ISO640ですがノイズがそれほど気になりません。

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カメラの充電池が切れそうになったことを口実に、自宅に戻って、充電後、再びカメラ三台体制で撮影開始。上の写真、これもRicoh GR Digital IIIを使ったインターバル撮影の成果。大変便利な機能ですが、自分で流れ星を捉えたという実感がなく、「写っていた」という感じになります。

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この時間(午前2時過ぎ)になると、放射点のふたご座がある天頂付近からあらゆる方向に星が降って来るような感じになります。東の空だけで時間当たり20個ぐらいは肉眼で確認できたので、ZHRは50を軽く超えていると思います。暗くてわかりにくいですが、上の写真には2個の流星が写っています。

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17mmパンケーキを装着したOlympus PEN E-P1にも、何個か流れました。今回の撮影で気付いたこと、Olympus PEN E-P1はRAWで撮影するよりもJPEGの方がノイズが比較的うまく処理できているということ。

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偶然にも同じ流星が、Ricoh GR Digital IIIで撮影した写真にも写っていました。Exifデータを見ると、撮影時刻が異なっていましたが、Olympus PEN E-P1の時計が4分進んでいたので、実際は同時刻です。

二枚の写真で写っている星の数が異なるのは、レンズの性能とカメラの設定の違いが原因です。PEN E-P1で撮影した写真は絞り開放f/2.8、ISO640に対して、Ricoh GR Digital IIIは絞り開放f/1.9、ISO800になっています。二枚とも露出は30秒でRAWで撮影し、Apertureで現像、補正してあります。

Geminids 2010

Geminids 2009
2009年12月15日午前4時11分頃撮影

ふたご座流星群は一週間後の12月14日午後8時頃に極大を迎えます。写真はたいへん活動的だった去年のふたご座流星群極大後に撮影したもの。北斗七星に平行するように流れるこの明るい流星の写真は、リサイズ不要の奇跡的な一枚です。

現在、毎年観測できる大型流星群の中で、最も安定して確実に観測できるのがふたご座流星群です。初めて流星群を見てみようという方に特にお勧めします。北半球では日没後、空が暗くなり始めた頃に放射点が昇ってきて、深夜には天頂付近に達するので、どの方角を見ていても天頂付近から降り注ぐように流れます。お盆に極大となるペルセウス座流星群は、虫除けさえ準備すれば、半袖半パンで快適に観測できますが、天候条件に恵まれないことも多々あります。ふたご座流星群の時期はハクキン懐炉などの防寒具を用意すれば、1月のしぶんぎ座流星群ほど寒くはなく、空も澄んでいるので、比較的快適に観測することができます。

IMOの発表によると今年の活動期は本日12月7日から12月17日。極大となる12月14日UT11時(日本標準時20時)はZHRが120です。上弦の月が沈むのが12月15日午前零時45分。今年はNikon D90とOlympus PEN E-P1、Ricoh GR Digital IIIの3台体制で、極大日に流星を捉えようと目論んでいます。一人では手が足りなくなるので、GR Digital IIIはインターバル撮影の機能を初めて使ってみようかと考えています。

2009 Geminid Meteor Shower (December 15)

09年12月15日午前4時11分撮影 Olympus PEN E-P1 w/M. Zuiko Digital 17mm F2.8

北斗七星に平行して流れる、軌跡が非常に長い流星の撮影に成功しました。天気予報は「曇り」で、今日は撮影を諦めていたのですが、納期に間に合わせた仕事を終えて、外に出るとポーチはさっきまで降っていた雨で濡れているものの、空は雲一つない快晴。しかし、靄がかかっているようで、透明度はそれほど良くはありません。急いでオリンパスのカメラ2台を三脚に固定して撮影開始。最初の写真のExifデータを見ると午前3時23分、最後の写真は午前4時40分。この間に肉眼で確認した双子座流星群に属すると思われる流星は23個。昨日よりも若干少ない印象を受けました。そのうち、非常に明るいものが2個。

上の写真、ちょうど、レンズ画角の中央付近に天頂方向から流星が降るように流れる様子が写っています。クロップする必要がない、偶然の一枚です。実は、この流星、肉眼で確認できていません。E-520のノイズ処理を待ちながら、次の撮影準備をしている時に流れたものと思われます。後で、iPhoto ’09にインポートしている時に気付きました。

2009年12月15日午前3時59分撮影 Olympus PEN E-P1 w/M. Zuiko Digital 17mm F2.8

こちらの方が先に撮影したものです。不思議なことにいつも撮影に成功するのは画角が広い標準ズームレンズを装着したE-520ではなく、換算34mmのパンケーキを装着したPEN E-P1の方です。今日はすべてISO640で撮影したので、縞状のノイズが目立たないように、iPhotoで少しだけ処理しています。上の一枚目の写真と同様に、北斗七星が写っています。この普通の長さの軌跡と比べると、一枚目の流星の軌跡は極めて長いものです。引き続いて撮影した写真にうっすらとした流星痕が写っていました。

軒下で撮影しているからかもしれませんが、この時期でもレンズが曇ることはないので、懐炉は不要です。長秒時露光によるセンサーの熱がパンケーキレンズを温めているのかもしれません。

2009 Geminid Meteor Shower (December 14)

2009年度双子座流星群の極大は12月14日の昼間と言うことで、天候条件が良い12月13日夜に観測することに。納期が迫った仕事を早めに切り上げて撮影を開始。日が変わって14日の午前1時半頃から2時間近く、三脚に固定した2台のカメラで25秒〜30秒の露出。途中でiPhoto ’09に読み込んで確認している時間を差し引くと、約1時間半でおよそ130枚の写真を撮影。この間に肉眼で確認できた流星は50個ほど、写真撮影に成功したのは、北斗七星に現れた上の写真1枚だけ。火球クラスの明るい流星を2個見ましたが、残念ながらいずれも写っていません。

オリオン座流星群よりも、数が多く見れるようです。獅子座流星群は天候条件に恵まれず、写真撮影は断念したので、今回の双子座流星群は今年初めての流星群らしい流れ方です。私が撮影を開始する頃には、放射点の双子座は空の高い位置にありますから、天頂付近から降って来るような感じになります。

天気予報によると、14日の夜は曇り、15日、16日も曇りで、次に晴れるのは17日になっています。オリオン座流星群の時に火球を撮影したのは極大日の2日ほど後だったので、まだまだ期待できます。