OS X Lion 10.7.1 Update

OS X Lionが漸く10.7.1に更新できるようになり、早速アップデートしました。更新ファイルの容量が小さいのであまり期待はしていなかったのですが、残念ながら、Adobe Flash PlayerをインストールしたSafari 5.1での日本語入力問題は未解決のようです。Appleはこの旧世代のFlash Playerに対応する予定もないのではないかと思われます。引き続き、ClickToFlashを併用することにします。

Fake Flash Player Trojan Installer

Mac OS X用の偽物Flash Playerインストーラー(上の画像)が出回っているそうです。Safari 5.1との相性問題で最近、Adobe® Flash Playerを入れたり外したりしている私にとっては、とても「危険な贈り物」です。Appleはすでにこの「トロイの木馬」に対処するためのマルウェア定義ファイルを更新しているそうです。インストーラーのグラフィックが本物とは異なるので、一目見れば偽物と判別できると思います。

こちらが本物のAdobe® Flash Player Installer。OS X 10.7 LionとSafari 5.1に正式対応しているそうですが、日本語入力できない問題は未解決のようです。Adobe® Flash Playerをシステムにインストールする人は、Safari用プラグイン、ClickToFlashを併用すると不具合の発生をコントロールできます。マルウェアやウィルスをスキャンしたい人は、Mac App Storeから無料でダウンロードできるClamXavも合わせてお勧めします。

Source: MacRumors

ClickToFlash

Adobe Flash PlayerがMac OS X 10.7 Lionに正式に対応したようなので、再度、Flash Playerをインストールしました。しかしながら、Flashコンテンツ再生後にブラウザー(Safari 5.1)のテキストフィールドに日本語入力できないという不具合はまだ解消されておらず、この上なく不便なので、Flashless(Safari 5.1及びMac OS X 10.7 Lion未対応)に代わるものを探していたら、みつかりました。”Safari”のプルダウンメニューでSafari Extensions…を選び、さらにProductivityのカテゴリーを選ぶと”ClickToFlash”がありました。

このプラグインはFlashプラグインが勝手に再生されないようにするものです。ウェブサイト上にあるFlashコンテンツがプレースホルダーに置き換わります。コンテンツをロードさせるにはそのプレースホルダーをクリック。YouTubeなどのFlash動画もH.264に置き換えてくれます。

Flashless 2.0.7 Not Compatible with OS X Lion nor Safari 5.1 on Snow Leopard

Useless CodingのFlashless 2.0.7を使用すれば、Adobe Flash PlayerをインストールしたSafari 5.1での不具合(Flashコンテンツ使用後にSafari 5.1でマルチバイトフォントの入力ができない)を回避できるかと思い、Lionへのアップデート後に一旦、外していたAdobe Flash Player 10.3.181.34を再インストールしました。しかし、日本語が入力できなくなると言う深刻な問題は解消されなかったので、Flashless 2.0.7のサイトで確認してみると、表題の通り、FlashlessはOS X LionやSnow Leopard上のSafari 5.1では機能しないことが判明しました。

Flashコンテンツ使用後にSafari 5.1で日本語入力ができなくなる不具合は、Flashコンテンツ満載のYourSingapore.comのサイトを利用した時に判明しました。このサイトを開いてFlashコンテンツを閲覧しただけでは不具合は発生しません。いずれかのFlashコンテンツをタップしてFlash Playerを動かした後に別のサイトに移動し、日本語入力を試みると問題が発生します。Google Chromeではそのような問題は起こりません。

対策としては、この問題が解決されるまでSafari 5.1の使用を控え、Google Chromeなどの代用ブラウザーを使用する方法があり、実は今もそのGoogle Chromeでこのポストを書いています。しかし、”Top Sites”やスワイプでのページ移動のような便利な機能がGoogle Chromeでは使えないという別の問題があります。やはり、OS X 10.7 Lionには対応していないAdobe Flash Playerを再び外して、Flashコンテンツを使用したい時だけGoogle Chromeを使う方法が私にとってはより現実的な解決策であると考えています。

Mac OS X Lionは、iOSとのUIの統合を目指す過渡期のシステムだと私は思います。iOSでは表示することさえできないFlashコンテンツが、Mac用Safariで今後、問題なく使用できるようになるとは到底思えません。