Mac mini (2018) Memory Replacement — Part 1

2020年3月発売のMac mini (2018)のメモリ換装作業を完了しました。用意したメモリはCFDブランドの16GB x 2メモリキットバルク品。(CFD販売ノートPC用メモリ、PC4-21300(DDR4-2666、1.2V対応 260pin SO-DIMM)4GB x 2から一気に16GB x 2に増設します。

注意:Appleのサイトには、Mac mini (2018)はユーザー自らがメモリを換装することはできないと書いてあります。製品購入時にカスタマイズするか、Apple認定サービスプロバイダーにメモリのアップグレード作業を依頼するようにと注意喚起しています。ユーザーが自分で換装作業を行なった結果、不具合が発生した場合は、製品保証対象外になると思われます。

換装作業に必要な工具はこのマルチ精密ツールキットにほぼすべて入っています。(ロジックボードを固定するT10トルクススクリューを緩める際は、より大きな力が入れられるラチェットレンチがあった方が良い)実際に使用するのは、

  • TR6トルクスセキュリティー・スクリュードライバー
  • T5トルクススクリュードライバー
  • T10トルクススクリュードライバー
  • ピンセット
  • 古いクレジットカードなどのプラスチック片など
  • ラチェットレンチ

トルクスセキュリティー・スクリューはビット先端中心部に窪みがあります。TR6のビットはT6のビットの代わりに使用できますが、逆は不可。

iFixitの記事を参考に、マルチ精密ツールキットに付属するギター用ピックのようなプラスチック片を用いて、ボトムカバーをこじ開けました。カバーは容易に外れます。クリップは3カ所にあります。

ボトムカバーを取り外せば、アンテナプレートが現れます。このアンテナプレートは3本の4.1mmの長めのネジと3本の1.8mmの短いネジで固定してあります。いずれのネジもTR6スクリュードライバーで緩めます。

取り外した小さなネジはなくさないよう、私は底面に磁石があるAstro Products製ケースに入れるようにしています。

マルチ精密ツールキット付属のマグネタイザーを使って、ビットに磁気を帯びさせておくと、ネジを筐体内に落下させなくて済みます。運悪く、スピーカーユニットの近くに落下させてしまうと、回収するのが厄介。

アンテナプレートを横に少しずらすと、アンテナケーブルをロジックボードに固定する2.8mmのネジが見えます。

TR6トルクスドライバーを用いてネジを緩めて取り外します。そして先端が細いピンセットなどを用いてアンテナケーブルコネクターをソケットから外します。

アンテナプレートが外れました。

Apple製品、普段は見えない部品も美しい。

4本ある7.2mmのネジをT(R)6トルクスドライバーを用いて、緩めます。ファンを固定するネジ4本のうち、2本は斜めに取り付けてあります。

ロジックボードに繋がるファンケーブル(6本のワイヤ)を大胆かつ慎重に引き抜きます。ソケットがロジックボードから外れないように注意。

ファンを取り出すと、ロジックボードが丸見え。次に電源ケーブルとLEDインジケーターライトのコネクターをロジックボードから引き抜きます。ソケットを外さないように注意。

7.5mmのT10トルクスネジ2本を緩めます。この時、ネジが固くてツールキット付属のトルクスドライバーではネジを緩めることができなかったので、私はラチェットレンチを使いました。

押す力ではなく、ネジの回転方向に力を入れることが重要。大きな力で押すと、ロジックボードが破損する恐れがあります。しかし、なぜこのネジは大きなトルクで締めてあるのだろう?

排気口を親指で押せば、ロジックボードを固定するクリップが外れるので、ロジックボードを取り出すことができます。

目的のメモリはRAMシールドの下にあります。

Mac mini (2018) Memory Replacement — Part 2へと続く。

3 thoughts on “Mac mini (2018) Memory Replacement — Part 1

  1. 筆者様

     メモリー換装、無事に完了した様ですね。お目出度う御座います。手順は、Youtubeの種々の映像と略同じですね。私が、若干疑問に思っていますのは、何故に64GB二されなかったのか?と言う疑問ですが、此れは、筆者様の「思惑」(予算も含めて)も、ある事と存じますので、宜しければ(差し支えがなければ)、後学のために、その理由をお聞かせ頂ければ、幸甚で御座います。

     私の、Mac-Mini、個人的なメモリー換装の経験(実使用時)は、Appleの正式スペックに基づき、Maxのメモリーを搭載した場合、多分、筆者様お住まいの地域の環境では、略、発生しない (但し、その頃の私のMac-MiniのCPUは、Core2)と思いますが、その時私が住まいしていました国の地域は、夏季は、冬季と共に「高温(夏)・低温(冬)、多湿」でしたので、夏は、Mac-Miniが喘ぐと言う限界を「越して」機能ストップの憂き目に遭いました。なので、その対処として、先のブログでレスしました、IKEAのナプキンスタンドで、Mini本体を直立させ(最悪、底蓋を外して、直立)、Mini底面の「発熱」を確保した訳です。旧Mini(外観形状は、筆者様の最新版と同じ)は、内部構造の問題だったのか、底面に熱がこもり、CPUが喘ぐ状態でしたので、此の処置をして使用していました。

     多分、Mini最新版は、此の様な問題に対処された「造り」になっていると思いますので、私の様な苦労はないと思いますが、私の、経験参考です。メモリー換装前と、換装後の本体温度、暫くはモニターされるのも良いのでは?と思います。但し、私のMiniは、24時間電源繋「ON」状態での話しですので、使用しない時は、電源「OFF」の環境ですと、話しは全く違って来ると思います。私の、Miniは「母艦」、即ち、お家では全てのApple製品のデータ・バックアップの為に、Thinderbolt2.0ストレージや、複数の外付け3.5インチHDDも繋いでいましたので、その処理も考えると、オーバーヒート限界で使用していたのだと思います(笑)

    Jim,

    1. これまでのメインマシンであるMacBook (Early 2016)は搭載メモリが8GBであり、メモリの容量不足を感じることはなかったです。今回のMac miniもメモリ8GBで1週間ほど使ってみて、容量不足を感じるどころか、6コアCPUのおかげか、MacBook (Early 2016)と比べると、十分に速く感じます。もし、本体購入直後に換装用メモリを入手していなければ、ずっと8GBのままであったかもしれません。

      1. 筆者様

         成る程。私は「趣味」のみでのAppleユーザーなので(笑)、何でも繋いでみよう、色々興味のあるデバイスのお試し等々・・・。なので、購入時に選択するのはMaxスペックです(笑)。ま、此の様な使い方は、本当に趣味の域と、その中で、自分のApple Life、要するに、心地よく使える環境を「無駄遣い?」をして探って来たと言うのが、本当でしょうね、多分。←あくまで、私のApple Lifeですが。

         筆者様には、又々関係のない、私のMacBook Pro Retina 15 Inch Ver.2018の話しですが、サイボーグ修理以降、今日も元気に動いています、筆者様に紹介させて頂いた、USB-C仕様のHUBと共に(笑)。徹底的に、修理後の不具合に対応して頂いた、此の国のAppleリセーラー「Switch」のお陰です。

        Jim,

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