Gone Fly Fishing 2016 — Part 2

We got lost!

大型連休最終日の本日、5年前に遭難しそうになったあの危険な川の源流域にあの時と同じ万年ビギナーズラックを狙うような釣り方をする同行者と共に釣行しました。いつものように車止めでJimnyを駐車し、オレンジの林道を下流方向に下り、そのまま続けて赤の林道を行き当たり少し手前まで歩いてから午後3時頃に川に入りました。(上の画像では赤の林道が途中で切れていますが、林道はもっと下の方まで続いています。)暗くなったら比較的なだらかな傾斜地である緑のラインを辿って林道に戻る予定です。3年前にも同じルートで釣行しています。

このルートはイブニングライズを狙った釣行時の最も安全と思われるルートであり、私がこれまでの経験をもとに考案しました。5年前に遭難しそうになった時は青いラインを釣り上りましたが、夕暮れ時のルートとしては大変危険なので、それ以来、足を踏み入れることはありません。

A Little Iwana Mountain Trout

私は小さなイワナが2匹釣れました。同行者は釣ってはいけない雑魚が2匹と小さなイワナ1匹と中サイズのイワナ1匹で、我々のルールでは私がプラス2点、同行者はプラスマイナス0点でした。釣ってはいけない雑魚とはハヤやウグイなど、ドラッグが掛かっていても釣れる魚を指します。

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太陽が山の向こうに沈み、岩陰の淀みに潜んでいたイワナがこれから浅瀬に出て積極的に捕食活動をする薄明時のイブニングライズが始まろうとしていた頃に、釣行した区間で最も釣りやすい一級ポイントで中サイズのイワナを3年ぶりに釣り上げて満足した同行者は先を急ごうとしました。明るいうちに林道に戻りたかったようです。同行者は予定していた場所とは異なるルートから林道に戻ろうとしました。計画していないルートを辿ろうとするとまた、遭難しそうになるかもしれない。急かされた私は結局イブニングライズをじっくりと狙えずに、まるで沢登りをするかのように沢の中を予定していたルートを目指して同行者と共に上流に向かいました。

この頃、木の枝に引っかかったフライを引っ張って取ろうとした同行者の中国製Zhusバンブーロッドのティップが折れてしまいました。予備のティップがあるそうなので、それほどショッキングなことではなさそうでしたが、なぜその程度の引っ張りで折れてしまったのか気になります。本人も折れた瞬間に折れたことに気づいていないようで、ロッドの穂先が曲がっているので、よく見たら折れていたとのことです。スプリットケーンロッドはカーボン製のロッドと比べて折れやすいので、バンブーロッドに不慣れな人は扱いには注意が必要です。

Zhus Rods 6'6" #3

木の枝にフライを引っ掛けてしまったような場合は、決して横方向から引っ張ってロッドに負担をかけてはならないという鉄則があります。ロッドを真っ直ぐにしてフライラインかリーダーを手に持って引っ張るべきです。ロッドの穂先が枝に引っかかったフライに達する距離であれば、トップガイドにフライのフックを引っ掛けて真っ直ぐに引っ張るという方法もあります。返しがないバーブレスのフックであれば、釣った魚を傷つけないばかりでなく、それほど苦労することなく、木の枝からフックを外すことが可能です。

折れた同行者の2ピースロッドのティップが私のバンブーロッドと同じ6’6″の#3モデルであり、テーパーがWayne Cattanach氏のオリジナルテーパーであるとすれば、アクションはミディアムファーストなので、ティップ部がバット部と比べてテーパーが大きくなっており、この部分に大きな負担をかけると確かに折れやすい。バンブーロッド、しかも#3の細いティップをカーボンロッドと同じような扱いをすると、容易に折れると思っておいた方が無難です。それでも普通はロッドが折れる前にティペットかリーダーが切れるはずですが。

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今回も予定していたここからではなく、200〜300メートル手前から少し迷いながらも林道を目指して同行者が先に川から上がりました。駐車した車に戻ったのは午後8時頃。同行者は暗闇に対して恐怖感を抱く臆病者だと自分で言っていますが、普通は誰もが暗闇に対して程度の差はあれ、恐怖感を抱くものかもしれません。

“My Car Run” at Suzuka

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今年二回目の「マイカーラン」に参加するため、Mazda RX-8で鈴鹿サーキットに向かいました。更新と共にますます便利になるGoogle Mapsで案内させると、渋滞を回避するために、亀山ジャンクションを西に向かい、亀山ICで東名阪自動車道を降りるように指示されました。

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普段は関係者しか通過できないモータースポーツゲートからGTRの後に続いて入場。

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今回はパドックからピットレーンに案内されました。

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隣もMazda RX-8が停車。鈴鹿サーキットのステッカーが格好良い。

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何度も「マイカーラン」に参加していると、毎回、異なるところに目が行きます。左が1コーナー側ですが、ホームストレートが下り坂になっている様子がよくわかります。ピット内の床は水平になるようにコンクリートが打設してあります。

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内側から見るとピットの床に若干の勾配が設けてあるのがわかります。これは施工ミスなのか、意図したものなのかは不明。三和シャッターのガレージドアにはモーターが取り付けられていないように見えるので、電動式ではなく手動式なのかもしれません。

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「マイカーラン」では追い越し厳禁で、前車との車間距離を意図的に開けて、急に加速することも禁止されています。が、縁石を使ってはいけないというルールはないので、縁石にタイヤを乗せてみると、意外とガタガタしない。

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ダンロップコーナー出口付近を通過するたびに2014年の日本グランプリで起きた事故で亡くなったJules Bianchiを思い出します。12番ポストに向かってほぼ真っ直ぐに突っ込んで、作業中のクレーン車に激突しました。

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交通安全祈願を兼ねた2016年の走行証明は二枚目になります。

Fly Tying 2016 — Part 1

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ワークベンチで早速、毛鉤を製作しました。視力が低下している人にとっては両手が自由に使えるスタンド式の虫眼鏡は必須。小さな毛鉤を一つ巻くのに、これだけのツールやマテリアルが必要になります。

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視力の低下と共に小さなフライが見づらくなってきたので、番手を一つ下げて、#14のドライフライを製作することにしました。手元にあった未使用のフックは#15や#16ばかりだったので、新たにGamakatsuのR10-Bバーブレスの14番を入手しました。しかし、フライ用のフックは高価で、しかも定価販売です。20本入りで税込¥540もします。ドライフライ用のマテリアルはもっと高い。METZのサドルなんかは標準サイズでも一枚数千円もします。

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羽がないAdamsもどき、これが良く釣れて視認性にも優れています。傾くことはあってもこの形状は水の抵抗を受けにくいので、ドラッグの発生を回避しやすいというメリットがあります。一手間増えますが、羽をつければ傾きを抑えて安定してドリフトさせることができます。インジケーター部分が長過ぎますが、実際にフィールドで使用する前にカットします。

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これだけあれば数シーズンは持ちそうですが、実際に使用するフライはこの1/5ぐらいなので、これでは足りないということになります。フライはすべてカゲロウを模したドライフライのみ。

IKEA EKBY STÖDIS Brackets

IKEA EKBY STÖDIS Brackets

ガレージ北側の壁面収納レイアウトを変更中です。 毛鉤の製作はこれまで母屋の屋根裏部屋(2階)で行っていましたが、それをガレージのワークベンチで行えるようにするための変更です。

毛鉤の製作は座って作業することになるので、ワークベンチ天板の高さに合わせたバースツール(IKEA STIG)を導入しました。そして、今回はバイスなど、毛鉤の製作に必要なツール一式を置いておく木製の棚(IKEA EKBY TRYGGVE)を新たに壁面に取り付けました。ブラケットもIKEAブランドのEKBY STÖDIS(樹脂製の赤いブラケット)を使用。このブラケット、木ネジは付属しませんが1個100円です。

IKEA EKBY STÖDIS Brackets

ブラケットは先に棚板に取り付けてから壁面に棚板を取り付けた方が作業しやすいです。ブラケットの厚みは端の方が薄くなっているので、 木ネジが棚板を貫通しないように、棚に取り付ける端の方は短めの木ネジを使用します。棚板の樹種は恐らくスプルースだと思います。

作業の難易度:5段階で2

AP Magnet Tool Holder

小型の金属製ハンドツールを壁面収納するのに重宝しているAstro Product製マグネット・ツールホルダーをガレージ北側壁面に追加設置しました。(自作ワークベンチのすぐ上)このツールホルダーは既設のものが東側に4個、北側に1個あったので、これで6個目になります。

ハンドツールはツールボックスに収納すれば、蓋や引き出しを開けてどこにあるのか探して取り出すのが面倒ですが、磁力でくっつけるホルダーなら、どこにあるのか一目瞭然。手を伸ばせばすぐにツールが使える状態になります。取り出しやすいということは片付けるのも容易なので、定位置にくっつけておけば探す手間が省けます。

本体サイズはW30 x D30 x L515mm、耐荷重8kg。ビスは4本付属しますが、私は2本しか使っていません。