Log Home Renovation — Part 13

お向かいの施主様が引っ越して来られる直前に、システムバスが設置されました。

TOTOのシステムバス設置工事を専門にされている業者さんだそうで、手際よく作業されていました。

システムバスから伸びる8本の脚が新たに設けられたコンクリート製束石の上に接地。撤去されたこれまでのジャグジー付きのバスタブは床の上に載せてある構造でした。新しい浴槽はバスルーム床面よりも下方にあるので、干渉する根太は切断されたようです。

浴槽を取り囲む発泡スチロールは断熱材として機能します。

システムバス設置作業はここまで。

南側の既設の窓が生かされました。

Log Home Renovation — Part 14へと続く。
Log Home Renovation — Part 12に戻る。

Scaffolding — Part 2

煙突の傾き調整用足場兼庇の垂木を加工する前に、blocklayer.comで垂木の勾配と寸法を算出してもらいました。母屋に取り付けた垂木掛け表面から庇の桁外側までの距離を1560mmに設定。屋根勾配を10º、突き出た部分(Overhang Level)を220mm、垂木の高さを88mm、柱の上に載せる桁との接合部(切り欠き部分の長辺)を80mmで入力すると、下図を自動作成してくれます。

この図を参考に6’の2×4を卓上スライド丸鋸で切断すれば、垂木が加工できるはずです。

Scaffolding — Part 3へと続く。
Scaffolding — Part 1に戻る。

Felling Trees

IMG_5882

リフォーム工事が進むお向かいさんの庭に植えられていた椿二本と紅葉一本をチェンソーで伐採しました。4日後に入居されるとのことで、引越業者のトラックが駐車できるよう、伐採の依頼を受けていました。

IMG_5898

そんなに固くない椿を切断すると、水分(樹液?)が吹き出て来ました。

IMG_5888

伐採した広葉樹はその場で玉切り。

IMG_5910

出来るだけ根元近くから切断しましたが、今すぐ根っこを取り除くには重機が必要かと思います。切り株の上面が地面の高さとほぼ同じになるように、もう少し切断して数年放置すれば、根が枯れるので、手作業で根を取り除くことも可能です。

Log Home Renovation — Part 12

キッチンのレンジフードから換気用ダクトを外に出すため、屋根裏部屋の床と壁面に大きな穴が空けられました。

床材の厚みは20ミリぐらいでしょうか。床材の上にカーペットの下地が見えています。カーペット自体は思っていたほど分厚くはないようです。

Log Home Renovation — Part 13へと続く。
Log Home Renovation — Part 11に戻る。

Scaffolding — Part 1

雪害を受けた煙突の修理がいつでもできるよう、母屋の北側ログウォールに接触する足場兼庇を製作することにしました。窓のトリムボードが垂木掛け(ledger board)と一部、干渉するので、トリムボードを取り外しました。セトリングスペースが設けてありますが、建築時の試算通りには沈まなかったことがわかります。母屋ログハウスは築26年なので、これ以上、ログウォールが沈むとは考えられません。

お向かいさんのウッドデッキの根太として使われていた2×6加圧注入材を加工し、幅を小さくしたトリムボードの上に斜め打ちのビス8本で固定しました。本来はコーチボルトでログウォールに固定すべきだそうですが、強度的に問題なさそうなので、ビス留めにしました。

Scaffolding — Part 2へと続く。

Log Home Renovation — Part 10

キッチンのコンロ上に取り付けられていた米国製の屋内循環式換気扇を取り外し、屋外に換気するタイプのレンジフードに交換します。ログハウスで問題となるのはログウォールへの穴空け作業です。同じ構造の我々の自宅ではログウォールに穴を空けてもらいました。その際、穴を空けた位置に運悪く通しボルトがあり、ホールソーが使えなくなって大変なことになりました。お向かいさんのリフォームではそのような支障が起きないよう、ダクト用の穴はキッチンの天井に空けて、2×4構造の二階(正しくは屋根裏部屋)の壁に別の穴を空けて、屋外にダクトを出すという計画が実行されました。

ログハウスの構造を理解されている人なら窓上のセトリングスペースにダクトを通す方法を思いつきそうですが。

屋外側からもホールソーで穴空け。脚立の上に立って作業するのが囚人ルックの社長、下で脚立に体重をかけているのが、最近、脚立から落下して大怪我をされた電気屋さん。

後日、大型の換気扇が取り付けられました。試運転したら写真を撮影している私が立つ位置まで風が届くほど。

キッチン床とバスルーム床にホモジニアスタイルが貼られました。施主であるお向かいさんは無垢の床材を希望されていましたが、予算に収まらないという理由で却下されたそうです。

桧の框は新材で無塗装なので、框だけ際立っていますが、月日が経過すれば、一体化すると思われます。床が5センチほど嵩上げされましたが、窓は内側に外れるのだろうか。

キッチン天井に空けられた換気扇ダクト用の穴。

Log Home Renovation — Part 11へと続く。
Log Home Renovation — Part 9に戻る。

Log Home Renovation — Part 9

今日は囚人ルックではないようです。リビングルームとの境界部分に桧製の框をもう一本、取り付けられます。自動カンナに加えて手鉋も使われます。大工さんらしい。

Log Home Renovation — Part 10へと続く。
Log Home Renovation — Part 8に戻る。

Log Home Renovation — Part 8

木製カーポートのフーチングが昨日、完成しました。

囚人ルックの大工さんはライフアーキテクト株式会社の社長。キッチン床に框を取り付けられています。

框は接着剤で固定するようです。キッチンの床が5センチ高くなりますが、窓の位置はそのままで変更なし。窓はどのようにして取り外すのだろうか?

この固定方法は参考にさせていただきます。

社長さんはMakita製品を信奉されているようで、携帯型自動カンナもMakita製。有効切削幅が304ミリのモデル2012NBのようです。

Log Home Renovation — Part 9へと続く。
Log Home Renovation — Part 7に戻る。

Log Home Renovation — Part 7

水漏れしていた米国Kohler製の便器も撤去。水道管と排水管を一部、日本サイズのものに交換されます。

屋外では木製カーポートのブロック基礎を支えるフーチングを施工中。

カーポートの床はコンクリートを敷設するので、下水枡の高さをコンクリート面に合わす必要があります。

ポーチの施工にやって来た上田硝子店社長は兄の同級生でした。現在はアルミサッシの他、アルミと人工木のデッキも取り扱っているようです。

赤く塗られたボルトがフーチングの上面になるようです。

階段もメンテナンス不要の人工木でできています。メンテナンスを趣味にしている私には出番がないので、私は天然木を好みますが。

床下に見えるコンクリートの柱は、浴槽を支えるもの。合計、8本の柱が立てられました。点検口からの出入りに支障を来たしそうですが、入れなくはありません。この部分は土間コンクリートも敷設されました。

Log Home Renovation — Part 8へと続く。
Log Home Renovation — Part 6に戻る。

Log Home Renovation — Part 6

キッチンの床下では桧の角材を使って、根太の撓みを修正してジャッキアップする作業が進められていました。(実際に根太が撓んでいたかどうかは不明)

こちらが床上。50ミリほど床の高さを上げて、ホモジニアスタイルを貼るそうです。当初はオークやチークなどの無垢材を検討されていましたが、材料費が高騰しているとかで、耐水性に優れたビニール製の床に変更されました。床の水平出しは床下の根太を調整するというより、新たに取り付けられた既設床上の根太にスペーサーを挟んで調整しているように見えます。

夕方には合板が貼られていました。

私は北側ウッドデッキの根太を撤去。

リビングルームとキッチンの境目に大きな段差ができますが、この部分は桧の框が取り付けられる予定です。

Log Home Renovation — Part 7へと続く。
Log Home Renovation — Part 5に戻る。

Log Home Renovation — Part 5

木製カーポート建設予定地を整地する作業が始まりました。ユンボを操縦するのは土木作業もこなす水道屋さん。今は使われていない浸透枡と単独浄化槽を土と石ころ、大きな岩で埋めます。

こちらが浄化槽。下水切り替え工事を行う際に普通は浄化槽の汚水を抜いて綺麗にするものですが、どうやら清掃していなかったようです。浄化槽は破壊して汚水を抜きながら大きな岩と土で埋め戻しました。

浸透枡と浄化槽はどこにあったのかわからなくなるほど、綺麗に整地されています。

木製カーポート建築予定地の整地作業と同時進行するようにして、ポーチの基礎を施工中。

この上にアルミの足が載る予定です。

Log Home Renovation — Part 6へと続く。
Log Home Renovation — Part 4に戻る。

Log Home Renovation — Part 4

出入り口がある西側の大きなウッドデッキも取り除かれました。ポーチ部分にはアルミと人工木の小さなデッキと階段が取り付けられます。余ったスペースには2台目の車が駐車できるようになります。

Log Home Renovation — Part 5へと続く。
Log Home Renovation — Part 3に戻る。

Log Home Renovation — Part 3

セントラルエアコンの大きな室外機は不要となるので、取り外した後、近くのリサイクル業者に引き取ってもらいました。道路に面する南側の空き地は木製カーポートを母屋に接するようにして建築される予定です。

この日はライフアーキテクト社長が率いる最強チームメンバーがお越しです。

屋内では浴室の解体作業が始まりました。一般的な家屋とは異なり、柱がないログハウスの構造上、通常よりも解体作業に手こずっておられました。

浴室内の床に貼られたタイルも撤去されます。

壁のパイン材とタイルの間にある板は、セトリングスペースを隠すもの。

撤去されたジャグジー付きのバスタブ。浴槽自体には何ら問題はなかったのですが、水漏れの心配がないユニットバスに変更されるとのことです。

浴槽が置かれていた場所がユニットバスになります。手前の洗い場は洗濯機置き場兼脱衣場になる予定。

ユニットバスを床下から支えるコンクリート基礎を施工中。

屋内側の窓トリムボードが取り除かれました。右側の窓はユニットバス変更後も窓として機能する予定です。左側窓のセトリングスペースに換気扇ダクトを通す計画です。(セトリングスペースの有効活用は私が提案しました。)

Log Home Renovation — Part 4へと続く。
Log Home Renovation — Part 2に戻る。

Log Home Renovation — Part 2

新築施工後、26年が経過したウッドデッキは床材を幾度となく前オーナーが交換及び再塗装されています。根太と大引き、束柱は26年前のままですが、加圧注入材の根太と大引きの大半は腐朽することもなく、まだまだ使用できそうです。

北側のみ床材をすべて撤去。

日当たりが悪い北側は、ログもノッチ部分が何本か腐朽していそうですが、今回のリフォーム工事の対象ではありません。

Log Home Renovation — Part 3へと続く。
Log Home Renovation — Part 1に戻る。