Welcome To The Fly Fishing World — Part 8

久しぶりにGoogle Earthを使うとその進化ぶりに少々驚きました。目的地を拡大すると立体的に見え、しかも解像度が高く、オフラインで見れるようにしておけば、遭難する危険性が低くなるのではないかと思うほど。釣行日の前日にルートを確認し、今回は岩魚しかいないこちらの源流部に行く予定でした。

ところが、当日の朝に局所的ではありますが雨が降り、予報では一日中いつ雨が降るかわからないということだったので、目的地をより安全ないつもの谷に変更しました。

2年前に始めたこのシリーズも、Part 8になりました。A氏にとっては今年初の釣行であり、私が同行するのは5回目になります。この日の午後、雨は降らなかったものの、水温が極めて高く、夕方になってもハッチはないし、対象魚の活性は低かったと思われます。

今回も一匹目を釣り上げることはできませんでしたが、数えればまだ5回目なので、記念すべき一匹目はまだ少し先かもしれません。条件さえ整えば、いつ釣れてもおかしくはありません。

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Gone Fly Fishing 2020 — Part 1

大幅に出遅れた、今季初の釣行を記録しておきます。例年であれば、山桜が咲く4月下旬の連休前にはこのいつもの渓流にやって来るのですが、COVID-19の間接的な影響を受けたのか、初釣行は6月上旬。90年代半ばにフライフィッシングを始めて以来、こんなに遅い初釣行は去年以外に記憶にありません。

午後3時過ぎに入渓し、一時間ほどゆっくりと遡上しましたが、魚の反応が良くありません。先行者はいないけれど、蜻蛉も飛んでない。

結局、釣ってはいけない魚しか釣れない初釣行となりました。私としたことが、途中でバランスを崩して後ろ向けに転倒しました。幸にも怪我はなくすぐに立ち上がることができました。

なぜ転倒したのだろう。滑りやすい濡れた岩に乗ったわけでもないし。バランスを維持するための基礎体力が衰えているのではないだろうか。登山する高齢者が比較的、安全な場所でも滑落する原因と同じであるとすれば…

bagley’s Balsa B#1 Sold

昨年の7月にメルカリに出品したbagley’s Balsa B#1クランクベイトが半年後に売れました。

前世紀にバスフィッシングからフライフィッシングに転向後、私はバスフィッシング用ルアーの最近の動向に疎いので、どのようなルアーが人気があり、高値で売買されるのか無知に近い状態でした。一つ推測できることは、小さなルアーよりも大きなルアーが人気があるのではないかということです。より大きなルアーでより大きなバスを狙う傾向があるのかもしれません。

Fishing Rod Stand Sold

2週間以上前の12月8日にメルカリに出品した木製ロッドスタンドが9日前に売れて、直後の12月16日に発送しました。

翌日の12月17日に配達済みとなりましたが、購入した人からその後、受取評価がありません。メルカリではお互いが取引の評価をして初めて取引が完了する仕組みなので、評価していただかないと、売り手である私の手元には売上金が計上されません。

2日前の12月23日、メルカリ事務局から個別メッセージが送られてきました。メッセージのタイトルは「購入者に取引進行の通知を行いました」となっており、購入者へ商品の到着状況について通知したとあります。購入者から事務局へ連絡がなく、指定日時を経過したら、自動的に取引を完了すると書いてあります。

不特定多数の人を相手に売買取引をすると、時には売り手にとって好ましくない人が買い手になることもあります。出品された商品を購入する場合なら、売り手のこれまでの取引評価や価格を見て買うかどうか判断することができますが、こちらが出品する場合は基本的に買い手を選ぶことができないので、このようなことも起こります。

購入した人が何らかの事情があって、商品を受け取ったにもかかわらず、受取評価ができない場合もあるとは思いますが、ロッドスタンドを買った人はどうなのか?ただ忘れているだけかもしれません。何らかの理由でメルカリAppが使えない状況にあることも考えられます。

指定日時が過ぎた頃に事務局から「取引成立のお知らせ」が届きました。「事務局からの通知後も購入者の対応がないため、事務局で取引を成立いたしました」とあります。

「なお、取引を完了させるための措置ですので、お客さまによる評価・評価コメントはできません」と書かれているのが気になります。購入者の評価一覧を調べると、「良い」が57件、「普通」が2件あります。メルカリの評価は初期設定が「良い」になっており、通常の取引なら「普通」ではなく、「良い」と評価する人が大半です。従って、「普通」はどちらかと言えば、不満がある場合の評価です。私なら「普通」の評価が一つでもある人からはできるだけ購入しないようにします。今回の購入者は、「普通」や「悪い」の評価を避けるために故意に受取評価をせずに、売り手が評価できないようにしたとも考えられます。

Vintage Storm Lures

STORM SHORT WART

メルカリ出品27点目から29点目を紹介します。オールドルアーに関しては何が売れて何が売れないのか、今一つ、わかりません。先日、紹介しましたbagley’sに関しては、木製(バルサウッド)ルアーに拘り、遠投しやすいように体内に鉛の重りを入れ、リグやラインアイの素材にも気を遣い、さらに塗装が美しいという特徴があります。大量生産に不向きな米国製bagley’sが高値で取引されるのは理解できます。しかし、このStormブランドのルアーは?

STORM SHORT WART

The Storm Companyは1964年に設立され、Wiggle WartやHot ‘N Tot、Chug Bugなどのクラシックルアーを製造していましたが、1990年代後半にフィンランドのThe Rapala Companyに買収されます。私がStormのプラスチック製クランクベイトを入手したのは、1990年代初頭なので、いずれのルアーもラパラ買収前のオリジナルということになります。英語ではpre-Rapalaと言うそうです。

STORM SHORT WART

このオリジナルのルアーがコレクターの対象になっているようで、異常な高値で取り引きされることもあるようです。例えば、このSHORT WARTの箱付き色違いがeBayで送料別8千円とか。金型さえ用意すれば、大量生産も可能な樹脂製のルアーなので、私にはその価値が理解できません。親会社のRapalaブランドのオールドルアーは実際に釣り場で使用する人が多いのに対し、Stormブランドのオールドルアーはコレクションの対象だそうです。

THIN FIN FATSO

28点目は同じStormのオールドルアー、Thin Fin Fatso。こちらも樹脂製、ラトル入り。Short Wartがリップを含む体長62ミリの小型であるのに対し、Thin Fin Fatsoは、リップを含む体長が83ミリの中型。

THIN FIN FATSO

色によって相場が上下するようですが、私が所有するShort WartとThin Fin Fatsoはいずれも虎柄で、側面から腹部にかけてはイエローからオレンジになっています。ラパラ買収後は復刻版が製造されていないそうなので、容易にオールドルアーであると判別できます。

RATTLIN’ THIN FIN

29点目はStorm樹脂製、ラトル入りのクランクベイト、Rattlin’ Thin Fin。背中が青い鱗、側面から腹部にかけてはこの時代のStormルアー共通なのか、イエローからオレンジになっています。体長66ミリ。

RATTLIN’ THIN FIN

Stormのオールドルアーは目が立体的に加工してあり、これも特徴の一つかもしれません。最も特徴的なのは、リップとボディーが一体化していることでしょうか。3匹、紹介しましたが、ラトルのガラガラ音はそれぞれ異なります。

7月19日追記:28点目のThin Fin Fatsoは出品直後に複数の「いいね」をいただきました。3点の中で最も人気があり、今にも売れそうでしたので、価格を再設定しました。それでも数分後にFatsoのみ、売れましたので、リンクを削除しました。

7月20日追記:27点目のSTORM SHORT WARTが売れましたので、リンクを削除しました。

bagley’s Balsa B#1

bagley’s Balsa B #1

メルカリ出品26点目はバルサウッドに拘るBagley Bait Companyが製造したクランクベイト、Balsa B#1。BagleyはJim Bagleyが1954年にフロリダ州で創業したルアーメーカーですが、Jim Bagleyは1988年に引退し、2010年にはRapalaグループの傘下に入ります。

bagley’s Balsa B#1

私がルアーフィッシングを始めた1990年頃には厳格な品質管理を徹底していた創業者がすでに会社を売却しており、工場がフロリダ州からドミニカ共和国に移転したそうです。コレクターの間では米国製のルアーに人気があり、高値で取り引きされることもあるとか。

bagley’s Balsa B#1

90年代初頭に私が入手したルアーは工場移転前後の過渡期に製造されたものだと思われます。米国製かドミニカ共和国製かを見分ける最も簡単な方法は、ルアーの背面や腹部に”ORIGINAL”と書いてあるかどうかを調べることです。”ORIGINAL”と書いてあれば”ORIGINAL”の米国製ではない、という矛盾があります。日本語で言えば、「元祖」でしょうか。「元祖」ではないので、わざわざ「元祖」であると示さなければならないのと同じ。

バグリー製ベイトの熱心なコレクターである、colors of the bagley’sの管理者、Mike Metzler氏によれば、”ORIGINAL”にも例外があるそうで、それは日本市場向けにフロリダで製造されたルアーに、”OFT Original”の刻印がある場合だそうです。

さらに、アポストロフィーSがない”bagley”の刻印がリップにある場合はドミニカ共和国製だそうですが、これにも例外があり、Bang-O-LureとBang-O-Bではリップ以外の場所にSがない”bagley”の刻印があるそうです。

Vintage Heddon Baby Lucky 13

メルカリ出品24点目はHeddon Baby Lucky 13。ヘドンのオールドルアーは高値で取引されることが多いので、今回は強気の価格設定をしました。

現行品を含む比較的新しいルアーとの見分け方が難しく、コレクターなど、その道の専門家でなければ正しい判断ができません。最もわかりやすいのは、トレブルフックの材質と形状です。現行品のものとは明らかに違います。

ボディーの形状や塗装、刻印に使われている字体から製造年代を特定するにはそれなりの知識が必要ですが、私にはそのような知識はありません。材質が木なのか、プラスチックなのかもわからない状態です。

確実に言えることは、1990年代初頭に私が釣具店から入手したことなので、30年近く前のオールドルアーであることは確かです。

Lucky 13が世に出たのは何と100年前の1920年だそうで、トップウォータールアーとしての形状を大きく変えることなく、今なお現行品が作り続けられていることが驚異的です。

Rapala Shallow Fat Rap

メルカリ出品23点目はRapala Shallow Fat Rap 4点とラトル入りFat Rap 1点のルアー5点セット。SFR-7は手元にある、状態が良いものすべて、まとめて売り切る予定です。

いずれも90年代初頭にBass Pro Shopsから個人輸入、または釣り場で現地調達したものです。ルアーフィッシングを始めた頃はスピニングリールでラパラのジョイントッドミノーなどを主に使用していましたが、ベイトリールに変更してからトップウォーター専門に移行するまでの間は、ある程度の重さがあるスピナーベイトやクランクベイトも頻繁に使用していました。

Shallow Fat Rapはキャスティング時に空気抵抗を受けにくい形状なので、より遠くに投げることができました。また、名称が示すように、深く潜ることもないので、根掛かりになることも少ない。総合的に判断して、よく釣れる優れたルアーという印象です。

大量生産に不向きな木製ルアーを多く製造するRapalaらしいルアーではありますが、中古品の相場はなぜか低めです。ブラックバスはよく釣れますが、コレクターを釣ることはできないということかもしれません。

Vintage Heddon Baby Chugger

Vintage Heddon Baby Chugger

メルカリ出品22点目(オールドルアーとしては4点目)は30年近く前に入手したトップウォータールアー、Heddon Baby Chugger。1990年代前半当時、ルアーやリール、ロッドなど、釣具の多くはアメリカのBass Pro ShopsやCabela’sから個人輸入していました。(現在ではBass Pro ShopsとCabela’sが合体しているようです。)

Vintage Heddon Baby Chugger

当時はインターネットが普及していない時代ですから、通販用のカタログを取り寄せて、手書きの注文用紙をファクシミリで送信し、購入した商品の発送は基本的には船便でした。代金の支払いはクレジットカード。

Vintage Heddon Baby Chugger

しかし、ヘドンのルアーに関してはなぜかアメリカからの個人輸入ではなく、国内の釣具店で買っていたように記憶しています。

Vintage Heddon Baby Chugger

1995年頃にルアーフィッシングからフライフィッシングに転向してから、ルアーのことは疎くなってしまい、何が売れて何が売れないのか、さっぱりわからなくなりました。Heddon Baby Chuggerの写真撮影を済ませて、専用のMERCARI Appではなく、ウェブサイトから出品してほんの数分後に売れました。

ルアーはこれまでにHEDDON TINY TORPEDO、HEDDON TEENY TORPEDO、LUHR-JENSEN JERK ‘N SAMの3点を出品しましたが、2週間近くが経過しても売れずに残っている状態です。30年近く前の古いヘドンで送料込み千円台なら即売かと考えましたが、売れないので、今回のBaby Chuggerも相場よりも安い、送料込み千円台に設定したら、出品直後に売れるという不思議。これまでの経験からまとめてみると、

  1. 希少価値があり、需要が多いブランド品は、売り手にとって不要なものでも高く売れる。(私にとってルアーはすべて不要ではあります。)
  2. 希少価値があっても、需要が少ないブランド品(例えば、LUHR-JENSENなど)は、その存在すら広く知られていないのであれば、安くても売れない。
  3. 需要が多いブランド品(例えばHEDDON)であっても、復刻版や現行品であると見なされれば、希少価値がないことになり、安くても売れない。

HEDDON TINY TORPEDOとHEDDON TEENY TORPEDOの場合は、上の3に当てはまるのではないかと思います。復刻品や現行品であると見なされないよう、タイトルの頭に”VINTAGE”を付けて、価格設定を再考します。

Surface Lures

Heddon Tiny Torpedo

メルカリ出品10点目から12点目として、バスフィッシング用トップウォータールアー3点を出品しました。トップウォータールアーの中でも、尻尾にブレードを有するスウィッシャーとも呼ばれるハードルアーは、装飾品として収集されることが多いのではないかと思います。

Heddon Tiny Torpedo

Heddon Tiny Torpedoは、ブレードの部分にメーカー名が刻印されています。

ルアーの写真撮影は今回が初めてですが、ちょっとした工夫が必要でした。毛鉤製作時に使うタイングバイスでアイレットを挟んで固定する方法を今回、思いつきました。これなら背景をぼかして被写体を宙に浮かせて際立たせることが可能です。体長:60 mm、体高:16 mm、体重:1/4 oz.、トレブルフック:#6。

Heddon Teeny Torpedo

Tinyよりもさらに小さいTeeny Torpedo。体長:44 mm、体高:12 mm、体重:1/8 oz.、トレブルフック:#10。

ここまで小さくて軽いと、スピニングリール必須でしょうか。私は多分、一度も使用したことがありません。

LUHR-JENSEN JERK ‘N SAM

LUHR-JENSENも美しいルアーを製造するメーカーで、私のお気に入りメーカーでもあります。体長:97 mm、体高:17 mm、体重:1/4 oz。

価格設定が高めであったためか、すぐに売れそうな気配がありません。ひょっとしたら逆に相場よりも安くて、30年近くも前のオールドルアーであることを信用してもらえない可能性もあります。

Welcome To The Fly Fishing World — Part 7

1匹目を釣り上げるまでこのシリーズは継続する予定ですが、果たして4回目の釣行となる今回がシリーズ最後になるのでしょうか。私の場合はビギナーズラックだったのか、師匠に同行した初めての釣行で放流魚のアマゴが釣れたように記憶しています。それ以降はなかなか釣れなかったように思います。

梅雨入りが発表されたこの日は、午後から雨の予報でしたが、入渓後に少し時雨れただけでした。午後から曇るこういう日はイブニング狙いができないことが多く、条件としては良くありません。

今回は9’の新品リーダーを使っておられました。ティペットの部分が長すぎたのか、キャスティング時にティペットが絡んで、それを直している時間が長く、キャストした回数は前回よりも少なくなりました。フライフィッシングはキャスト回数と釣れる魚の数が比例する釣りではありませんが、特にビギナーの場合は思ったところにフライを落とすことができないので、数打てば最適なポイントにフライが落ちることもあります。

結局、この日も釣れませんでした。前回よりも少し早めに車に戻り、山から麓に降りようとしていた時、珍しい動物を目撃しました。数十メートル前方の道路を横断したのは、何とツキノワグマでした。

ドライブレコーダーに記録されてましたが、暗くてよくわからないかもしれません。目視ではもっと鮮明に見えていました。25年ぐらい前から私はこの山に釣りに来ていますが、ツキノワグマを目撃したのは初めてのことでした。

6月29日追記:我々が目撃したツキノワグマは、23日午前に70歳の男性の左腕を噛んだクマの子どもかもしれません。

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Penn Reel 716Z Spinfisher

メルカリ出品9点目として釣具を初出品します。初出品する釣具はクラシックな米国製スピニングリール、PENN 716Z(替えスプール付き)に決定。PENN REELSのインスプール型Zシリーズの中では最軽量のモデルです。

実はこのスピニングリール、いつどのようにして入手したのか、記憶が定かではありません。付属する替えスプールの箱の状態から察すると、20年以上前のことは確かですが、実地で使用した痕跡がなく、またその記憶もありません。

私がブラックバスを対象魚としたルアーフィッシングを始めたのは、湘南からやって来た同僚に誘われたのがきっかけで、1990年〜1991年頃のことです。高校生の頃にアメリカ南部に留学していたというその同僚は、現地で覚えたルアーフィッシングの面白さを毎日のように語ってくれました。

私の実家があった大津市は琵琶湖南部に位置する滋賀県の県庁所在地ですが、当時、琵琶湖はすでにバスフィッシングの聖地になりつつありました。同僚は大阪にやって来る前、国内では芦ノ湖でルアーフィッシングをしていたようで、私の実家が大津市にあることを知った彼は、是非とも私をバスフィッシングの世界に誘い入れようとしたに違いないと思います。

同僚に同行してもらい、釣具店でSHIMANOのスピニングリールとSPEED STICKブランドのスピニングロッド、それにRAPALAのルアーなど、ルアーフィッシングに必要な釣具一式を買い求めました。

その後、スピニングリールからベイトキャスティング用リールに持ち替えてロッドも、トップウォーター専用のものに変更し、マニアックなペンシルベイトの世界にどっぷりと浸かることになります。

話は戻り、このPENNのスピニングリールですが、実地で使用した記憶が定かではないので、入手したのはコレクション目的だったのではないかと思います。恐らく、1996年〜1997年の在米時にリアルフリーマーケットで買ったのではないかと考えます。当時はすでにフライフィッシングに移行していたので、使用する目的ではなかったはずです。

716Zの主な仕様を下にまとめておきます。

  • ステンレススティール製ベール
  • スプール上部のノブを回転して調整するドラグシステム
  • スプールの着脱はプッシュボタン式
  • 逆回転防止レバー
  • 折りたたみ式ハンドル
  • メインギア、ピニオンギア共に高級グレードの金属製
  • ステンレススティール製ボールベアリング1個
  • ステンレススティール製メインシャフト
  • ステンレススティール、クロムメッキ製ラインローラー
  • 機械加工アルミニウム製陽極酸化処理したスプール
  • 鋳造アルミニウムのハウジング、ローターカップ、サイドプレート
  • ギア比:5.1-1
  • 重量:8 1/2 oz.
  • スプール径:1 9/16″
  • ライン容量:2#/325 yds, 4#/225 yds, 6#/150yds

6月25日追記:メルカリで売れましたので、リンクを削除しました。

Gone Fishing 2019

今シーズン初の単独釣行が本日、6月6日となり、例年と比べて大幅に出遅れました。この時期は山岳渓流でも新緑の季節であり、渓流沿いの木々が緑の葉で覆われ、フライラインの遠投が困難になります。

この日のタックルは中国製Zhus Rodsバンブーロッドと英国製Orvis BATTENKILL 3/4の組み合わせ。Zhus Rodsはこれまでebayでバンブーロッドやシルク・フライライン、フライリールを積極的に販売されていましたが、現在は自社サイトやAmazonでも販売されているようです。

6年前に私は6’6″ #3、2ピースのバンブーロッドをAmazonに出品していた代理店?から購入しました。シリアル番号が刻まれたこの安価で高品質なバンブーロッドを手にしてから、私個人の人生計画の一部が変わりました。

90年台半ばにルアーからフライフィッシングに転向する前から、カーボンとグラスファイバー素材のブランクを使って、釣竿を製作し始めると同時に六角のバンブーブランクを製作するために必要な道具を集めました。しかし、6年前のZhus Rodsとの衝撃的な出会いにより、トンキンケーンの産地で製作される安価で高品質なロッドにはどう考えても太刀打ちできないことを悟りました。

今回は前回よりも少し下流から入渓しました。如何にも釣れそうなポイントでほとんど魚の反応がなく、釣れるのはハヤだけ。河原に上流から下って来た長靴の足跡があることを考えると、エサ釣りの先行者が釣った魚をすべてお持ち帰りしたと思われます。ウェイダーとか着用しない人なのでしょう。上流から一台の軽自動車が渓流沿いの林道を下りて来るのを目撃しました。

アマゴやイワナを放流している麓の下流ならともかく、山岳渓流源流域の天然魚はキャッチ&キルで持ち帰るべきではないと私は思います。釣った魚を持ち帰れば確実に個体数が減って、釣れなくなります。昔から先祖代々、この渓流でアマゴやイワナを釣って、持ち帰る地元の人は許せても、遠くからやって来た町の人が釣った魚の大小に関わらず、全部持って帰るのは…

先行するベイトフィッシャーマンはたいていの場合、一級ポイントしか狙わないので、そうした場所でキャスティングを続けるのは無駄になります。先行者が見逃したであろう、より小さなポイントにフライを落とすと、身を潜めながら捕食していたアマゴが釣れました。何か大きなものを食べたのだろうか?妙に太っている。

ちょうど一年前に入手したSIMMS® FS (Freestone)ストッキングフット・ウェイダーを着用しましたが、折りたためばウェストハイのウェイダーとして使用できることをすっかり忘れていました。透湿性に問題があるのか、チェストハイのままだと、半袖シャツのポケットにメガネを入れるとレンズが曇るほど。

朱点がはっきりしないヤマメのような魚も釣れました。上の画像はiPhoneのLive Photosの機能を使って撮影しましたが、Google Photosにリンクを張ると再生できないようです。

Welcome To The Fly Fishing World — Part 6

およそ一年ぶりにご近所の建築士兼大工さんといつもの渓流に釣行しました。去年の夏に入手されたHardy® Bouglé Mk IVとScientific Anglersのフライライン、Foxfireのフィッシングベストを実地で使用されるのは初めて。

最近は週末よりも平日の方が人出が多いように思いますが、この日は多分、午後から誰も入渓していないと思われます。1992年公開のRobert Redford監督、Brad Pitt主演のアメリカ映画、”A River Runs Through It”に影響を受け、フライフィッシングを始めた諸先輩方の多くが定年退職して、週末よりも平日の方が空いているだろうと考えた結果かもしれません。私が琵琶湖でのルアーフィッシングから渓流でのフライフィッシングに転向したのも1990年台半ばのことです。

今にも釣れそうな数少ない一級ポイントでのキャスティングでしたが、ヒットはしても合わすことができずじまいでした。原因はフライを狙った通りのポイントに落とせず、ナチュラルドリフトができていないことと、ラインを張った状態ではなく、ロッドを使って合わそうとしていることではないかと思います。ルアーフィッシングの経験が豊富な方なので、その釣り方が逆に悪影響を及ぼしているのかもしれません。

フライフィッシングでは最初の一投目が肝心であることを今回、気付かれたようです。ルアーフィッシングではバスが潜んでいそうな所に数打てばいつかはヒットしますが、ヤマメ、アマゴ、イワナなどを対象魚とするフライフィッシングでは、ピンポイントで狙った所に確実にフライを落とすことができないと、釣れないということになります。毛鉤であることに気付いた渓流魚が警戒モードに入ると、数打てば当たるということはあり得ないからです。

今回で釣行3回目なので、ビギナーズラックがそっぽを向いたのか、釣れそうで釣れないイブニング狙いとなりました。次回こそ釣っていただきましょう。このシリーズは記念すべき1匹目を釣り上げるまで続ける予定です。

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Stoner Speed Bead — Part 2

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二日連続で野洲にあるコーヒーとねぎ焼き、焼きそば、お好み焼きのお店、そぼっくるを訪問。

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マスターはもうフライフィッシングをすることはないとかで、帰省中の旧友と訪れた昨日は、こんなフライフィッシング用品をいただきました。リーダーにティペット、フライライン・クリーナー、ドライシェイク、ドライディップなど、マスターもドライフライしか使わない人でしょうか。

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三井アウトレットパーク滋賀竜王で現地集合後、お決まりの「そぼっくる」で他店では味わえないねぎ焼きとうどん焼きをいただき、

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同行したahiruさんのToyota AQUAを木製カーポート内で洗車し、Stoner Speed Beadを塗布。積み上げた薪が壁となっている木製カーポートに普通車を駐車して作業しようとすると、ちょっと狭い。しかし、洗車作業中に今年初の夕立がありましたが、切妻屋根のカーポートなら雨に濡れることはありません。何れ東側に積み上げた薪は別の場所に移動させよう。

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露天駐車されているとは思えないほど、光沢が蘇り、触れるとつるつるしています。

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Subaru R1にも施工しました。

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疎水性なので雨水を弾きます。水の弾き具合を見れば、一目で耐久性がわかります。

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