Restoring Exterior Wall — Part 10

キッチン窓右側に実加工した杉板を張っていきます。

買って来た杉板の長さは2,000ミリなので、縦方向にも継ぎ目ができます。

継ぎ目をデザイン処理する加圧注入材の角材を加工します。

自作のトリマーテーブルを使って溝切り加工。

作業場と化した自宅ガレージと現場の間を行ったり来たりしながらミリ単位でサイズを調整。

そんな細かい加工して、どこに使うの?とお隣さんに言われながら。

細かい細工は、ガラリ下で途中で切断した部分にできる隙間をデザイン処理するため。

キッチン窓東側の板張り作業を終了しました。

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Restoring Exterior Wall — Part 9

延長した化粧板と土台カバー、赤松の胴縁を黒い塗料(ロックペイント、ナフタデコール)で着色しました。ナフタデコールはキシラデコール同等品とされています。確かに似ていますが、耐久性や防虫性能に関しては時が経過するまでわかりません。キシラデコールのような強い匂いはありません。

キッチン窓下の部分に4枚の実加工済み杉羽目板を張っていると雪が降って来たので、現場での作業を終え、徒歩数十秒の自宅ガレージに戻って、キッチン窓右側に張る杉板3枚を実加工しました。

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Restoring Exterior Wall — Part 8

化粧板延長部分を取り付けました。

キッチン窓の右側は一枚だけ杉の羽目板が傷んでいたので、傷んだ部分のみを取り外そうとしたら、

ベランダ下まで外れました。しかも隣の羽目板の実部分が破損しました。

こうなれば隣の羽目板も取ってしまえということで、半ば強引に取っ払おうとしたら、円形フード付きガラリ用の穴がある羽目板も実部分が破損しました。

ガラリが取り付けられた部分を取り外すと、ちょっと厄介なことになるので、途中で板を切断しました。

窓下側に胴縁を取り付けて本日の作業は終了。

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Restoring Exterior Wall — Part 7

アスファルトルーフィングを修理する部分全体に張りました。

胴縁を取り付けて加工済みの羽目板を一枚ずつ垂直を確認しながら釘で留めました。

羽目板5枚目までは順調に。

6枚目は黒く塗られた化粧材の溝に入れる必要があるので慎重にサイズを微調整。

古い釘やビスが残っているかもしれないので、こういうところで鑿は使いたくはありませんが、他に適切な道具がない。

2×6の加圧注入材を加工して、化粧板の延長とします。

自作のトリマーテーブルが役に立っています。

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Restoring Exterior Wall — Part 6

アスファルトルーフィングを張りました。当初、エアコンプレッサーを現場に持ち運んで、エアタッカーで留めようと計画しましたが、コンプレッサー本体を移動させるとなると、ホースリールも取り外す必要があり、この計画は変更しました。使用するルーフィングの面積はそんなに大きくはないので、ステンレス製の釘で留めることにしました。

既設の羽目板と新設する羽目板との境目に隙間ができることが予想されるので、見切り材を入れました。見切り材には6〜8ミリぐらいの溝を切ってあります。

こんな感じで強引に溝に羽目板を入れようとしても入らないので、少し削りました。

木材の加工は通りを挟んで向かいの自宅ガレージ内で。現場との距離は20メートルもない。

ピッタリ収まりました。

下地の胴縁はまだ取り付けていないので、仮置きの状態です。

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Restoring Exterior Wall — Part 5

安価な杉野地板を加工して外壁用の羽目板に加工します。ホームセンターで買って来た野地板は厚み12ミリ、幅180ミリです。既設の羽目板は幅が175ミリなので、自作のテーブルソーで幅を5ミリ落とす必要があります。厚みも既設の羽目板と比べて2ミリ高いですが、高さについては下地材の胴縁で調整します。

実の部分は自作のトリマーテーブルで加工します。使用したビットは12.0ミリのストレートビットと12.7ミリの90ºV溝ビット。

90ºV溝ビットは片方の実のみに使用。ビットも半分だけ使えば45°の角度で切削できます。

両側共に2回に分けて合計7ミリ掘り下げました。腐朽した既設の羽目板を綺麗に取り除く作業と羽目板に加工する作業に最も多くの時間を要しています。

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Restoring Exterior Wall — Part 4

前回の作業で水切りを取り外すことなく、土台外側の黒く塗られた杉化粧板を丸鋸で縦挽きしながら腐朽した部分を切断しました。水切りの部分を触っていると、黒くて大きな蟻がどこからともなく現れて気になったので、水切りを一部切断して取り外すことにしました。

冷たい雨が降る中、ディスクグラインダーで水切りを切断するお隣さん。

黒い蟻がどこから現れたのか不明でしたが、ウッドデッキの大引きを支える束柱を取り外してみると、大量のシロアリが束柱を底の部分から食事中でした。シロアリは冬眠しないので、一年中活動します。ウッドデッキの施工方法にも問題がありました。束柱がなぜか母家の布基礎にほぼ接するような位置にあり、セメントで固めた束石の窪みに埋まっていました。その窪みに水が溜まり、束柱が腐朽してシロアリの餌食になったものと思われます。屋外での木材の使い方を知らない工務店による施工ミスです。

シロアリ被害に遭った束柱を防腐処理した新しい加圧注入材と交換しました。窪みがある束石の上にブロックを置いて、水捌け状況を改善しました。

母家には雨樋がなく、ウッドデッキ床上に落下した雨水や雪解け水が跳ね返って、外壁を濡らしている状況も改善すべきかと思います。

取り除いた杉化粧板があった部分に新しい加圧注入材を取り付けて、水切りを元に戻しました。

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Restoring Exterior Wall — Part 3

シロアリの好物と思われる赤松の胴縁を撤去しました。

食べかすのようなものが残っています。

基礎パッキンを隠す杉化粧板の一部もシロアリ被害に遭っています。丸鋸で腐朽部分を切断しました。化粧板をすべて取り除くには水切り板金を切断する必要があるので、弱っている部分のみの切断としました。

交換が必要な杉板をできるだけ真っ直ぐに切断しました。

実加工していない幅広(180ミリ)の杉野地板を買って来て、自作のトリマーテーブルを使って試験的に実加工してみました。

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Restoring Exterior Wall — Part 2

腐朽してシロアリの餌食となった外壁直付けの棚とその横に置いてあったイナバの物置を移動させました。重量級の物置は私一人では動かせなかったので、お隣さんと斜めお向かいさんに手伝っていただきました。物置は地面より下に埋まっていましたが、その原因は長年の間に堆積した落ち葉が土となり、地面の位置が高くなっていたことです。

外壁材下に見えていた白っぽいものは防水透湿シート。このシートの裏側に外壁材を固定する赤松の胴縁がありましたが、直付けの棚があった辺りはこの胴縁にもシロアリ被害が及んでいました。シロアリにとっては杉より松の方が美味しいのでしょう。シロアリは松を最も好んで食べます。

黒い紙はルーフィング材?その下に見える針葉樹合板はなんとか大丈夫でしょうか。合板撤去となれば、私の手に負えない大掛かりな工事になりそうです。その場合は信頼できる業者を紹介します。

黒く塗られた杉の化粧材も腐朽しています。シロアリの他にも木食い虫など、木材に被害を与える害虫は多くいます。

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Restoring Exterior Wall — Part 1

道を挟んだお向かいさん別荘宅の南側外壁の一部が腐朽しているので、修復してくれる業者を紹介してくれないかとの依頼を受けました。素人の私でも修復可能であれば、私がDIYで修復することになるので、徒歩数十秒の現場を見に行きました。

ウッドデッキ横に木製の棚が外壁に直付けされており、その棚と背後の杉製外壁が腐朽しているとのことでした。腐朽した外壁の隙間から白っぽい断熱材が見えていると言われてました。建物の布基礎には通気口が一つもなかったので、外張断熱工法(外断熱)を採用しているのかな?と考えました。家主であるお向かいさんはその辺りのことは疎いようで、尋ねてみてもよくわからないとのことでした。

腐朽した棚板はシロアリ被害に遭ってました。布基礎が外断熱であれば、土に接しているかもしれない断熱材がシロアリの餌食となる場合もあります。そして、断熱材から御馳走となりそうな弱った木材繊維へとシロアリは移行します。シロアリは白い蟻と思っている人がいますが、シロアリと黒い蟻は全く別の生物です。シロアリは脱皮して成長するので、毒餌のなかには脱皮できなくする成長抑制剤が使われることもあります。(私、シロアリ駆除施工マニュアルの翻訳をしたことがあるので、それなりの知識はあります。)

布基礎に通気口がない建物なら床下は真っ暗で湿気が溜まりやすくなります。光を嫌い、湿気を好むシロアリにとっては恰好の住処となります。

床下がどのようになっているか、見てみないと修復費用の見積もりもできず、素人の私がDIYで施工できるかどうかもわからないので、キッチンの床下収納庫を撤去して、床下の状況を点検しました。屋内に入ったのは初めてでした。屋内の壁材にも杉が使われていて、床材や土台、壁の下地材を除き建物全体の大部分に杉材が使われているようでした。

床下の土間コンクリート上は思ったより湿気がなく、幸いにも桧の土台と根太にシロアリ被害はなさそうでした。床下の根太の間に断熱材が取り付けてあることを考えると、この建物は外断熱ではない?

匍匐前進して布基礎の方に近づくと、基礎と土台の間にプラスチック製のパッキンがある。これ、基礎パッキンです。通気口もあるし、外から微かに光が射している。これで確証できました。この建物は外断熱工法を採用したものではありません。

後日、外壁に直付けしてあった棚を撤去しました。杉板の隙間から見えていた白っぽいものは断熱材ではなく、防水透湿シートでした。

壁の内側がどうなっているかはわかりませんが、業者に頼らなくてもDIYによる修復が可能かもしれないと考えました。

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Wood Stove Stool — Part 4

脚部の開きを防ぐ補強材を合計4本加工して、脚部を座面に取り付ける前に木工接着剤で接着しました。しかし、この方法では傾斜角度が微妙にずれるので接着剤が固まる前に補強材を脚部から取り外しました。

堅木で楔を作って、枘の切り込みに打ち込みました。

楔を打ち込むと、枘が開いて隙間が埋まります。

この状態で補強材を2本の脚の間に渡し、木工接着剤とビスで留めました。同時に傾斜角度を微調整。この作業過程、難易度高いです。

枘の余分を切断して、座面全体にサンダーを掛けて平らにしました。

薪ストーブの前にスツールを置いて火を入れると、早速、Cat ISONが検品。グラグラして安定しないぞ。それにちょっと小さい。

ビス穴を埋めて、グラつきを修正しました。

全体にサンダーを掛けて、脚部底面の角を取りました。

塗装しない方が良いとのことで、これで完成とします。

薪ストーブ用木製スツール製作難易度:5段階で4

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Wood Stove Stool — Part 3

4つの枘穴を座面に貫通させました。長辺側は外に開く5ºの傾斜が付けてあります。

隙間ができないように少しずつ枘穴の大きさと角度を調整しながら、4本の脚を座面裏側から叩き入れました。

隙間なく叩き入れた4本の脚を取り外して、楔用の切り込みを枘に入れ、割れ防止に少し大きめの穴を空けました。

写真を撮り忘れましたが、脚部と座面に縁取りしてあります。自作のトリマーテーブルも役に立っている。これから堅木で楔を作ります。

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Wood Stove Stool — Part 2

枘にも傾斜を付けています。

前回、失敗しているので今回は慎重に枘穴を座面に貫通させます。枘は入る位置と出てくる座面上の位置が5ºずれる。枘穴の短辺方向は、楔を打ち込んだら拡がって隙間が埋まるので、調整可能ですが、長辺方向は隙間ができないよう、高い精度が求められます。使用する材が柔らかい針葉樹なので、0.1ミリ単位の精度で枘穴を空けるのはそもそも無理があります。傾斜分の微調整は座面裏側ですべきことを今回の作業で学習しました。裏側なら長辺方向に多少の隙間ができても見えない。

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Wood Stove Stool — Part 1

ガレージ内で使用する脚が長めの木製スツール製作に引き続き、今度は薪ストーブに薪を入れる際に使用する脚が短い薪ストーブ専用木製スツールを製作します。座面として使用する材は、ショップスツール製作時に使用したものと同じ分厚い杉材。縦挽き時は専ら自作のテーブルソーを使うようになりました。

同じ杉材を加工した角材を脚部に使用します。脚は卓上スライド丸鋸を使い、90+5ºで複合切断。

複合切断した脚を座面の上に載せて、傾斜角度の向きが合っていることを確認中。間違わないよう、座面の裏と表、4本の脚にA、B、C、Dの印を付けました。

長めの枘も90+5ºの複合切断。

Wood Stove Stool — Part 2へと続く。

Making A Shop Stool — Part 6

ビス穴を10ミリ径の丸棒で埋めて塗装しました。塗料はOSMO #3032フロアクリアー(3分つや)。濡れ現象で材の色がかなり濃くなりました。完全に乾くともう少し、薄くなります。

椅子の製作は人生初?いや、中学の技術科の実習で木製の小さな椅子を作ったような微かな記憶があります。90+5ºだと脚の開きが狭く、足置きがちょっと短い。この木製スツールはガレージ内で使用する予定です。

木製スツールの製作難易度:5段階で4

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