Cedar Tabletops — Part 7

天板Aのもう片方のチギリが完成しました。二つ目なのでこちらの方が上手くできました。節の隙間処理に市販のウッドパテを使用しましたが、色が合わなくてこれは失敗。

明日から天板Bの加工に着手します。

天板Bの裏は長辺方向の端から端まで割れがあり、反りもひどいので削る作業に難儀しそうです。

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Cedar Tabletops — Part 6

師匠に描いてもらったスケッチを参考に大きいチギリをウリンの端材を使って加工しました。

師匠の助言に従い、小さいチギリを取り除きながらトリマーで深さ、12ミリほど彫りました。トリマーで彫る前にナイフで縁に切り込みを入れています。トリマーは3ミリずつに分けて合計4回。

角の部分は追い入れ鑿で切削。チギリは上が大きく下が小さい斜めに加工する必要はないようです。真っ直ぐで良いと。

木工接着剤を塗布後、固定中。

二つ目の蝶を加工。トリマーを使えば作業効率が上がり、綺麗にカットできる。

掘った深さまで埋まるよう、調整中。

こちらもF型クランプで固定。

別所次郎作の両刃鋸は歯振があるタイプですが、刃が薄いので天板表面に傷がつきにくい。少し突き出すようにして切断後に鉋で削れば良い。

初めてにしてはまあまあの出来具合?

鋸の傷は鉋とサンドペーパーでなんとか隠すことができました。

もう片方の余分を切断する作業は明日以降。

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Cedar Tabletops — Part 5

天板Aの表側に割れ防止のチギリを二つ、取り付けます。チギリを加工するのは初めてで、以前から作ってみたいと思っていました。ナイフと追い入れ鑿で掘って…

硬めの端材を鋸で切断して蝶々型にしました。掘った穴に蝶を埋めてから余分を鋸で切断。

蝶を埋めた直後にちょうど木工師匠が来られました。大きな天板にこのチギリは小さすぎるようです。このくらいの大きさと形が良いとスケッチしていただきました。そしてトリマーで掘れば綺麗に加工できるとの貴重なアドバイスもいただきました。

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Cedar Tabletops — Part 4

反りが少ない方の天板から加工作業を実施していますが、この杉板を天板Aと名付けよう。今日は#100のサンドペーパーを取り付けたサンダーで表側の表面をひたすらサンディング。

赤身に対して白太が細く、年輪がぎっしり詰まっている珍しい杉だと思います。

サンディングする前に鉋をかけているので鉋屑が大量に出ました。

反りが少ない天板Aの平面出しはこのぐらいで大丈夫でしょうか。

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Cedar Tabletops — Part 3

反りが少ない方の天板から電気鉋で削る作業に取り掛かりました。

割れ止めの蝋が塗ってある中央部分が高くなっている。

以前は刃の出し方が今一つわからず、押し当てる力が強すぎたように思います。ノブを時計回りに回転させると台の前方部分が下がり、結果として刃が出る状態になります。

電気鉋は同じサイズのものを二台所有しています。これまでに二度、ケーブルを挟んでしまって、HITACHI製の一台はまだ修理できていません。同じミスを繰り返さないよう、木工師匠の助言に従い、ケーブルは肩の上を通すようにしています。

刃の出し方を調整しながら何度も繰り返し、行ったり来たり。

木工師匠から連絡があり、大型の電気鉋が倉庫で見つかったとのことで、お借りすることにしました。

この標準サイズの電気鉋も。いずれもマキタ製。

切れ味が良くない鉋の刃を出しすぎると、大きな段差ができます。初めのうちは段差ができても気にしない。

大型の電気鉋に交換しました。押さえる必要がないほどの重さ。効率が飛躍的に向上しました。

ある程度の平面が出た時点で、長辺方向の余分を大型の丸鋸で切り落とします。

加工中の天板は厚みが75ミリほどありますが、この大型丸鋸であれば、一回で切断できます。

丸鋸用の定規、作った方が良いです。

切断面が綺麗。

加工中の板は右側。

天板の長さは2,020ミリになるよう、余分を切り落とします。

師匠のアドバイスに従い、節の部分を切り落とします。

こちらは根本に近い方でしかも節がある。

芯に近い部分は硬くてなかなか前進できない。ガレージ内に煙が立ち込めました。

長さが2,020ミリになりました。

電気鉋でできた段差は平鉋で滑らかにして消します。

目で見て気付かない小さな段差は指先で感知。

平鉋をかけると表面はツルツル。

一目でわかる今日の成果。木屑は一日でこの二、三倍は出ました。反りが少ない方の天板片面をほぼ平面にするのに一日は要しました。しばらく車はガレージ外に駐車。

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Cedar Tabletops — Part 2

収集した薪の処理で忙しくしており、しばらく手がつけられなかった杉の天板加工作業に着手します。改装中の現場からテーブル用の脚4セット(天板二枚分)を持ち帰りました。

刃の直径が260ミリもある大型の丸鋸(マキタ10型マルノコ5201)をお持ちだったので、お借りしました。

天板は一人では移動できないほどの大きさと重さなので、お隣さんの手を借りて、ガレージ内に移動させました。作業用の馬の上に天板を載せると、大きく反っていることが判明。特に左の板。

左の天板を裏返すと中心に割れがあり、両端に鎹が打ってあり、これ以上、割れが進まないようにしてあるのがわかりました。

木工師匠に来ていただき平面の出し方を指導していただきました。私が所有する電気鉋は刃の幅が短くて難儀しそうです。一度も替え刃を交換していないので、切れ味がよろしくないです。木工師匠はこんなにも年輪が詰まった杉は初めて見たと言われていました。寒冷地で育った杉なのでしょうということでした。

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Firewood Collection 2025 — Part 30

今年は例年の二倍以上はある大量の薪を蓄えることができそうです。道を挟んだお向かいさん別荘宅敷地内に仮置きした原木はすべて自宅敷地内に移動させました。残っているのは小枝のみ。小枝も束にして、チェンソーで長さおよそ40センチの位置で切断しました。

今年は小枝が例年よりも少ないのか、木製カーポート西側にすべて積み上げることができました。

これからしばらく、この場所に車を停めて、作業場と化すであろうガレージ内でテーブル用の天板を加工する予定です。

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Yamanaka Oils

京都下立売通の千本通と知恵光院通の間にある油の専門店、「山中油」を初訪問しました。

山中油は店舗が平成19年度(2007年)に登録有形文化財に指定された由緒ある油の専門店。

目的は一枚物の杉天板を塗装するのに適した自然塗装用油を入手すること。店主らしき人に相談すると、そもそも杉板はテーブルの天板には向いていないと言われていました。私もそう思いますが、植林された一般的な杉材ではなさそうなので、天板としても使えると判断しました。

店主が勧めたのは荏油でした。パンフレットをもらったので、下に油の性質や特徴を転記しておきます。

荏油はシソ科荏胡麻の種子を原料とする乾性油であり、桐油や亜麻仁油と共通する性質は、「木の塗装に昔から使われる油。酸化重合により、木の表面に硬い膜を貼る。耐水性が強く、防腐効果を高める。昔から防水のため、提灯、番傘にも塗られた。」

荏油の特徴としては、「粘度は中ぐらい、匂いはやや香ばしく使いやすい。京都では伝統的に最もよく使われる油。」との記載があります。

入手した荏油は500mLで4,675円と価格が桐油や亜麻仁油の二倍以上の高級な油ではありますが、店主一押しでしたので荏油一択のような感じでした。

Firewood Collection 2025 — Part 29

原木の玉切りと移動作業が続きます。

今年はヤマザクラよりもヤシャブシが多い印象があります。お向かいさんが次の日曜に来られるそうなので、それまでに仮置きしている原木をすべて自宅敷地内に移動させる予定です。

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