Ursids—A Fireball

対岸の街にあるユニクロに向かう途中、こぐま座流星群のものと思われる大火球を目撃したそうです。車の進行方向である南の空に天頂付近から降って来るようにゆっくりと流れる火球。時刻は12月22日夕方5時半頃。私は車線変更中でミラーで後方を見ていたので、火球は確認していません。ネットで調べると、同時刻に複数の目撃情報があります。

ユニクロで買って来たのは黒いタートルネック、自称XXのSteve Jobsとしてはこのくらいは持っておかないと。帰りに立ち寄ったお店で、Nikon D90で高感度撮影を試してみました。上の写真は絞り優先f/4.2、ISO 1600、SS1/15、手ブレ補正もしっかり効いているみたいです。この程度のISOではノイズを気にすることなく、手持ちで夜間撮影ができそうです。AFも暗くても大丈夫そう。

こぐま座流星群の極大が午後10時頃ということで、早めに帰宅し、カメラの設定を済ませて準備は万端だったのですが、北隣のお宅の玄関にある明るい照明灯が、こんな日に限って点けっぱなしになっています。普段は午後10時頃には消えているのですが。翌日の早朝まで点けっぱなしだったようで、撮影機会を逸してしまいました。空は晴れていたのに残念。

Orionid Meteor Shower—A Fireball?(オリオン座流星群で火球撮影)

09年10月23日午前1時50分撮影 Olympus PEN E-P1 w/M. Zuiko Digital 17mm F2.8

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「10月23日午前1時50分、元天文少年がオリオン座流星群観測中に火球の撮影に成功!」なんて記事になってもよさそうな写真が撮れました。写真はオリンパスFotoPusの方にもアップロードしました。「オリオン座流星群」でタイトルを検索していただければヒットするはずです。

国立天文台の「見えるかな?オリオン座流星群」キャンペーンサイトに掲載されている流星の画像よりもずっと明るいです。どうしましょう。恒星の中で太陽に次いで最も明るいシリウスは-1.47等であり、一般的にこれよりも明るい流星は「火球」と呼ばれるそうです。残念ながらオリジナル画像にもシリウスは写っていませんが、別の写真に写っているシリウスと比べると、私が撮影した流星はずっと明るいのでやはり「火球」と言うことになりそうです。クロップして拡大すると緑からオレンジ、そして最後に大きく、青白く光る様子がわかります。

09年10月23日午前2時16分撮影 Olympus PEN E-P1 w/M. Zuiko Digital 17mm F2.8

肉眼では確認できなかったので、気付かなかったのですが、比較的明るい流星がもう一つ、写っていました。E-P1とE-520の二台体制で撮影に挑んだのですが、この3日間で流星を捉えたのは、どういう訳かすべて画角が狭いE-P1の方です。上の写真では右上、残念ながら母屋の切り妻の部分で切れています。

この日は肉眼で確認できた流星は6個、撮影後に気付いたのが1個。Exifデータによると最初の一枚を撮影したのが10月23日午前12時13分、最後の一枚は午前2時57分。露光30秒、合計170枚ほど撮影。

そして謎めいた流星?のような明るい何かが写っている写真を発見しました。何でしょう、下の写真?

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下の方、中央の明るい星がシリウスです。そのシリウスから点線状の光跡が左の方にずっと伸びていて、光跡の端に恒星図には存在しないと思われる天体のようなものが写っています。オリオン座流星群放射点の位置から考えると、オリオン座流星群の流星ではないことは確かです。

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拡大するとこんな感じですが、果たして?点線状になっているので最初は点滅する飛行機かと思ったのですが、それなら光る物体(天体?)は説明できません。人工衛星は線状に写るはずなので、その可能性も低い。この時期に蛍はあり得ないし…未確認飛行物体ということにしておきましょう。