今日は待ちに待った、Apple直営店が京都に初出店する日。長い一日となりました。四条通を東から西へと進むと、事前に入手した情報通りに河原町付近から長い行列が続いていることがわかりました。我々がタイムズ四条烏丸立体駐車場に到着したのは開店30分前の午前9時半頃。
私は地下道に列を作らせるだろうと予想していましたが、河原町通まで続く長い行列は地上にできていました。予想に反したのはなぜか?考えてみると、3年前に完成した、烏丸通から川端通に至る四条通歩道の拡幅事業の成果がその原因ではないだろうかという結論に達しました。四条通は車道が片側二車線から一車線になり、その分、歩道が広くなって、「歩いて楽しいまち」になりました。これだけの歩道幅なら車道側に二列に並んでも他の店舗へのアクセスを遮ることはないということでしょう。
格子模様のスクリーンがガラスの壁から撤去されたので、開店直前の店内の様子が外から伺うことができます。
店内ではスタッフの記念撮影が始まりました。
高倉通は列に並ばずに開店の様子を見に来た人が集まっていました。
アーケードがない高倉通の方はすっきりとしているので、大丸の方から良い写真が撮れます。
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これがApple流開店記念式典!この盛り上げ方はSteve Jobsの新製品発表時のプレゼンと似たものを感じます。京都初出店とあり、総出したスタッフは”KYO-TO!”を繰り返しています。
四条通を渡り、南側の歩道を行列が続く西に向かって歩きました。途中、イタリアから来たというカップルの観光客に「あの行列は何?」と英語で尋ねられました。「今日はApple Kyotoのグランドオープニングの日で、店に入ろうとして並んでいる」と答えると、「iPhoneとかiPadが無料で貰えるの?」と聞かれました。「いえいえ、貰えるのはApple Tシャツとかピンバッジですよ。」イタリアではAppleブランドの人気はそれほどでもないのでしょうか。お隣のフランスでは日本と同様、前世紀から人気あります。
最後尾は河原町通を北に折れたGAPの前。時刻は開店後、25分が経過した午前10時25分。高島屋で買い物をしたら、タイムズ四条烏丸立体駐車場の駐車料金が3時間まで無料でした。(駐車場からより近い大丸で買い物した場合は2時間まで無料)ということは、12時半まで駐車料金が無料になるので、最後尾から並んでみることにしました。Apple 新宿オープン時はお昼頃までに入店できれば、記念品のApple 新宿ロゴ入りTシャツが貰えたそうなので、我々にもチャンスはあるかもしれません。この日は午後からToyota Aquaのエンジンオイル交換と夕方に木製カーポートで焼きそば調理、夜は大津志賀花火大会の撮影と、スケジュールが詰まっています。
並び始めておよそ1時間が経過してようやく柳馬場通。Apple 京都はおよそ100メートル前方。この角度から撮影すると、四条通の歩道が広くなった様子がよくわかります。車道に左折レーンが設けられた部分は従来通りに狭くなっています。
時刻は正午前。二列の行列は車道側にあったので、南から照りつける太陽光を遮るものがなく、ひたすら暑さに耐えること、一時間半。間もなく入店して記念品が貰えそう。
開店時の様子を行列の先頭で撮影した後に、最後尾まで行って列に並び、昼前に入店して記念品を入手。さらに開店直後の店内の様子を撮影して、駐車料金無料を達成するという「偉業」を成し遂げることができました。Appleと共に人生を歩む私にとっては、自宅から最も近いApple直営店開店の瞬間に立ち会えたので「偉業」ですが、そのような思い入れがない人にとっては、「偉業」ではなく、「苦行」であるに違いない。
“Store”ではない最近のApple直営店に特徴的な人工大理石の階段を昇り、
吹き抜けの部分から南の方を見渡すと人混みですごいことになっている。炎天下の屋外にはまだ入店できない人が多数おられるので、我々は早めに店を出ることにしました。