Repairing Garage Backdoor — Part 3

RYOBI ML-82S

最近、Flickrにアップロードした画像ファイルのiFrameコードを当ブログサイトに埋め込んだ場合、iOSデバイスで閲覧すると、日本のApp Storeから入手できない最新版のFlickr Appをインストールするように促されるようになりました。画像ファイル右上のXをタップすると次回からは表示されなくなりますが、初回閲覧時は毎回、Flickr Appの広告が出るので、今日のポストでは試験的に以前のようにHTMLコードを埋め込んでいます。

4月20日付けのポストでRYOBIブランドの電動工具を購入したのは初めてのことかもしれませんと書きましたが、10年以上前に入手した電気鉋がRYOBI製だったので訂正します。ガレージ勝手口木製ドアの腐朽した部分を埋めるのに手元にある厚み48mmの余材をこの電気鉋で4mm削って、厚みを44mmに調整することにしました。確か、電気鉋がガレージの奥まった所にあると思い、見つけ出したのがこのRYOBI製の電気鉋ML-82Sでした。

この電気鉋の最大切削深さは1mmなので、切削深さを0.5mmに設定して、8回ほど鉋をかけると44mmの厚さになるはずです。最大切削幅は82mmなので、左右二回に分けて切削しました。段差は西洋鉋とオービタルサンダーで調節。

Garage Backdoor

厚さ44mmに調節した松材を2枚、横に並べて切削した部分にはめ込みました。プラスチックハンマーで叩かないと入らないほどサイズはぴったりですが、この状態で木工ボンドで接着しても強度に問題があるのでホゾ組することにしました。と言っても凸部はないので、後から9mm厚の化粧板を切断して凸部を作り、ドア材に釘留めしました。厚さ44mmの松材に9.0mmストレートビットを用いて凹部を掘りました。二枚並べた松材の上部は中央に6mm幅の溝切りとギンナン面3分で飾り面取りを表と裏の二カ所に施しました。

Garage Backdoor

ドア全体にペーパーをかけて修復作業がほぼ完了しました。上の画像は屋外側から見た勝手口ドアの様子。(ドアは米国仕様の内開きです。)

Garage Backdoor

こちらは屋内側から見た様子。切削した部分はこんな風に腐朽していました。NORD製木製ドアに使われていた木材は米栂だと思いますが、この木材は水に対する耐久性が弱いので、防腐剤を塗布しておかないと雨水が当たると10年でこんなことになります。

後は塗装して、ドアを元通りにドア枠に取り付ければ、修復作業は完了します。

Repairing Garage Backdoor — Part 2

ガレージ勝手口ドア枠の修復作業がほぼ完了したので、次はドア本体の修復作業に取りかかりました。

Garage Backdoor

先ずは腐食した部分を丸鋸と鋸を使って大胆に切断。厚みが44mmもある無垢材(恐らく米栂)を思い切って切断しましたが、この部分をどんな木材を使って、どのように修復すればよいのか、先のことはあまり考えていません。修復しやすいように出来る限り真っ直ぐに且つ直角を維持しながら腐食した部分を取り除きました。

Garage Backdoor

取り除いた箇所は合計3カ所あります。こちらはレイズドパネルの部分。主に丸鋸と鑿を使って1インチ分、切削した後、1×6の端材を使って切削箇所と同じサイズに加工し、トリマーで飾り面取り加工を施しました。

RYOBI MTR-41

飾り面取りは、リョービのトリマービットセットに付属するコロ付きギンナン面3分(R 7.5mm)がぴったり合うようでした。

Garage Backdoor

トリマーを用いた面取り、溝切り加工で大事なことは、必要とする長さよりも大きく加工してから、卓上丸鋸などで仕上げのサイズに切断することではないかと思います。トリマーを使った初めての作業としては上出来。送る速さが遅いと切削面が焦げてしまいますが、焦げた部分や真っ直ぐではない部分は不要な部分なので、切断します。

Garage Backdoor

実際に使用する部分はこの辺り。コロ付きのビットですが、ガイドとなる板をクランプで固定して切削しました。

冒頭の一枚目の画像に写っている最も大きな切除部分をどうするか、じっくり考えることにします。2x材では厚みが足りないし、手元にある余材の厚みは48mmほどあるし、幅も不足しています。接合方法も同時に考えなければなりません。

Repairing Garage Backdoor — Part 3へと続く。
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RYOBI MTR-41

RYOBIのトリマー用ビット24本セットに付いてきたトリマー本体。このカテゴリーの製品を入手したのはドレメルのミニルーター以来。RYOBIブランドの電動工具を購入したのは記憶にないので初めてのことかもしれません。尚、トリマー(trimmer)という工具の名称は、英語では不要な低木や生け垣を伐採する、チェーンソーに似た工具を表します。日本では小型のルーターをトリマーと呼んでおり、英語ではそうした工具はmini routerでしょうか。

円筒状の本体に被せてある透明のプラスチック製部品は「ベース」と呼ぶそうで、ノブボルトを緩めてベース部を上下させることで、切削の深さを調整します。(少し、使ってみて、ベース部を上下させながらの微調整は慣れが必要との印象を持ちました。)切削対象物と接する四角い透明プレートは「ベースプレート」と言うそうですが、定規シールの0の辺りに目立つ傷があり、指で触れると少し凹んでいる。新品時から傷が付いている製品は、私としては受け入れられないので、購入先のホームセンターに連絡すると、交換するということだったので、トリマー本体は交換してもらいました。

上のトリマーは交換後のもの。この製品にも同じ位置に傷がありますが、凹みはありません。工具市で販売していた人(多分、RYOBIの社員)の説明によると、この傷は成形時にできたバリを削り取った時にできるそうで、凹んでいたのは削り過ぎが原因だそうです。他の製品の透明なベースプレートにも同じ位置に削り痕があるとのことです。

本体上部にあるトグルスイッチ。ビット交換時やベースの高さを調整する時は、誤ってオンにならないよう、電源ケーブルをコンセントから抜いておく方がより安全。無負荷時の回転数が30,000 rpmと高速回転する工具なので取り扱いには細心の注意が必要です。このトリマーには電子制御機能がないので、モーター回転数を調整することはできません。また、「ソフトスタート」の機能も省かれているので、電源オン時は切削面に触れない無負荷状態でなければなりません。誤った使い方をすると、キックバックなどが発生し、たいへん危険です。今は完治しておりますが、私は嘗てインパクトドライバーで左手親指に浅い穴を空けたことがあります。

 ベース後方にあるノブボルトは付属のストレートガイドを装着する時に使います。

こちらが製品に付属するストレートガイド。長尺物の面取りや溝切りなどの直線加工時にベース後方のノブボルトで固定して使用します。このストレートガイドは上下逆に付け替えて、ノブナットを外して、釘を回転軸とすれば、円切り加工も可能。但し、半径100〜200mmの円で、150〜165mmの円切り加工は不可。直径100mm程度の円切りができれば、小さなスピーカーボックスが自作できるのですが。

付属する集塵プレート組立部品。溝切り加工をすれば、大量の木屑が発生します。円筒状の部分に別売の集塵ホースを繋げるそうです。

ビット交換時に使用する17mm片口スパナと9、10mmの両口スパナ、そして6mmの超硬ストレートビットも付属します。付属のスパナを使ったとしても、ビット交換時はベースを取り外す必要があります。

RYOBI Trimmer Bit Set 24 pcs.

年二回の工具市でRYOBIのトリマー(MTR-41)と24本のトリマービットがセットになったものを税込¥12,960で購入しました。24本のトリマービットセットだけでも¥12,000ぐらいするので、トリマー本体がビットの付属品のような価格です。

このトリマー本体(MTR-41)がビットのセットに付いてきました。

軸径6mm、24本のビットのうち、溝掘り用のものを除き、面取り用のビットにはコロと呼ばれるボールベアリングが付いています。

コロ(ステンレスの部分)を切削する木口面に当てながら削ると面取りした部分が木口面と平行になります。

ルーターかトリマーはいずれ入手したいと思っていました。これまでは適切なパワーツールがなかったので、飾り面取りや溝掘り加工などができない状態でした。