Suzuki Jimny JB23Wのエンジンオイルとフィルターを交換。ブログの過去ポストを検索すると、前回交換したのは去年の10月12日。前回交換時からの走行距離は3,302km。使用するエンジンオイルはフランスのブランドelfの部分合成油ALLEZ K ECO 5W30。こんな高級なエンジンオイルを現在のジムニーに使用するのは初めて。
フィルターはチープなAstro Products製のもの。エンジンオイル交換時は毎回、フィルターも交換しています。先ずは力一杯、手で回してから、
KTCのカップ型フィルターレンチを使ってさらに半回転ほど回しました。
抹茶のような緑のエンジンオイル。かなりどぎつい色。この緑はモリグラファイトの色だそうです。
フィルター同時交換時のオイル規定量は3.0L。画像の時点では0.1Lほど余ってましたが、後から全部入れて、3.0L缶を使い切りました。
elfのステッカーがないので、代わりにSpeed Heartのステッカーを凹んでいる所に貼っておきました。この後、往復でおよそ30kmほどのガソリンスタンドで給油。低速時は緑のオイルの効果が感じられないけれど、中高速域でトルク感が増したように思います。エンジン音も静かになりました。Mazda RX-8で使っているエステルベースのSpeed Heartほど、劇的な変化はないと思います。
Jimny取扱説明書からエンジンオイルに関するサービスデータを転記しておきます。
グレード スズキエクスターオイル10W-30 (SH/CD、SM/GF-4)、5W-30 (SG/CD)
規定量 オイル交換時2.8L、オイルフィルター同時交換時3.0L
総走行距離 50,548km
筆者 様
モリ・グラファイト系のオイルがあるんですね。驚きました。昔の話し(でも今も標準的)通常、機械の摺動部分にはこの系列のグリスでクロムモリブデンと言うグリスを使用します(高精度の軸受け、スライダーなど)。他に精密測定器の摺動部分にはシリコングリス等を使用します(現在、究極の摺動部分は摩擦「0」のエア・フローティング(ボバークラフトと同じ原理)等を使用する場合が多いです。特に三次元精密測定器など)。余談に走ってしまいました(笑)。
通常、筆者様の使用されたElfオイル、この混合成分「モリグラファイト」は確かに非常に滑らかな潤滑状態を産みますし、私の記憶に間違いなければ高温高速の摺動面に対し耐摩耗・耐潤滑に非常に優れた機能を発揮するはずのオイルのはずです(間違っていたら御免なさい)。確か高温でのオイル粘度の劣化も抑えるはずです。このオイルがエンジンのピストン、シリンダー、クランクシャフトに馴染んで来ると各接触部分の「こすれ」による摩耗が減少しフイルターの保ちも良くなるはずです(微細な摩耗金属粉の発生が抑えられるため)。各駆動部に馴染んだ後の効果が楽しみです。
Jim,
モリグラファイトという言葉は造語なので、何を意味するのか今一つ理解できていませんでした。モリブデンとグラファイトが配合してあると理解したとしても、その効果はよくわからなかったので、Jimさんの説明で何やら良さそうな潤滑油であることがわかりました。
そうした知識を得た上で、今日、車を走らせてみると、昨日とはまた違った印象がありました。プラシーボかもしれませんが、エンジン音が静かになり、より滑らかにエンジンパーツが動いているような感じがしました。アクセルペダルから伝わる振動が減少したようにも思います。