Garage Attic Storage — Part 2

東側の壁面収納も一旦解体し、電線を這わせてあるOSBトリムボードに切り欠きを入れました。

母屋側(西側)と同じようにスタッド(間柱)の隣に2×4再利用材を取り付けました。元々あった間柱が捻れていたので下の方で大きな隙間ができました。15年前のガレージ施工時に捻れた材は別の真っ直ぐな材と交換して取り付けるべきでした。今回、取り付けた左の方がほぼ真っ直ぐです。

壁面収納の解体と再組み立てに半日ほど要しました。

2×6再利用材を使って、込み栓入りスカーフジョイントで継ぐ梁を製作します。木材の切断は丸鋸と手鋸、鑿を使用しました。

今日はこの辺りで作業終了。

スカーフジョイントにも色々なパターンがあるようです。Samurai Carpenterが上の動画で紹介されているパターンの方が良かったかもしれません。この形状なら込み栓を打ち込んだ時に水平方向のみ隙間なく強固に継ぐことができそうです。私が採用したパターンでは垂直方向に隙間ができやすいと思います。

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Garage Attic Storage — Part 1

June 27, 2004

ガレージの屋根裏収納スペースをおよそ15年ぶりに拡張することにしました。

June 13, 2004

ギャンブレル(腰折れ屋根)の最大の特徴は、屋根裏スペースが広いことです。

June 27, 2004

ガレージの屋根裏収納スペース製作作業は2004年夏以来になります。製作中の写真を見れば、どのようにして梁を取り付けたかが一目瞭然。

September 28, 2004

この年の秋には北側の作業スペースのみ、壁に断熱材を入れてその上からOSBを張ったので、梁と二重重ねのトッププレートとの接合部分が見えなくなりました。そこで、Google Photosにアップロード済みの施工当時の写真を見て、施工方法を思い出すことにしました。

March 11, 2019

現在はこんな感じで既設の屋根裏収納スペースはいろんなものをぎっしりと保管してあります。

梁を受けるスタッド(間柱)を取り付ける前に、電線を這わしたOSBトリムボードを一時的に撤去して、梁の高さ(138ミリ)と幅(38ミリ)に合わせて切断しました。

既設のスタッドに2×4再利用材を6本のコーススレッドビスで留め、38ミリ、短くした棚を元通りに取り付けました。

梁も2×6再利用材を使用します。長さが足りないので、スカーフジョイントで2枚の2×6材を継ぐ予定です。今回は接合部に楔(込み栓)を打とうと考えています。

拡張する部分はスタッドと垂木、2スパン分でおよそ1200ミリの幅になります。こちら側も壁面収納を一時的に解体して、サイズを変更する必要があります。

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Cupboard — Part 11

左側の扉を閉めた時に隙間があったのを修正しました。原因は木材の反りでした。扉を上下逆に取り付け直したら隙間が小さくなりました。フレームの外側に取り付けるオーバーレイ式の扉は木材の反りに特に注意する必要がありそうです。

背面に杉板を貼ってオーバーレイ式キャビネットドアがある食器棚の製作を完了しました。

箱物家具の製作は精度が重要であること、よくわかりました。

扉外周部の面取りが左右の扉で非対称になりましたが、自宅で使うので問題ありません。

先に製作した左のWRC製靴棚は塗装していませんが、蜜ロウポリッシュを塗布した右の食器棚キャビネットよりも色が濃いのは、素材の違いが原因です。

食器を収納する棚は4段ですが、これまで使用していた昭和の家具と同程度の収納力があります。

食器棚の製作作業難易度:5段階で4

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Cupboard — Part 10

塗料はIKEA BEHANDLA蜜ロウポリッシュ、無色を使用することにしました。

「無塗装の木材に塗布すると、表面の耐久性、耐摩耗性が高まります」との但し書きがあります。この水性塗料の原材料は蜜ロウ、ワックス、亜麻仁油、ウッドオイルであり、塗布すると無色ですが、製品自体は乳白色で、IKEAの刷毛で簡単に塗布することができます。

塗装前と比べると、濃い部分は濡れたようにさらに色が濃くなり、元々白っぽいSPF材は塗ったか塗ってないのかよくわからない感じになりました。

近寄ると扉フレームのパイン材が良い感じになったのがわかります。

突き板の部分も塗布しましたが、塗装の前後で色の変化はありません。恐らく、塗装してあった部分に塗っても塗料が染み込まないことが原因かと思います。

完全に乾いていない状態ですが、Cat ISONによる検品が完了しました。

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Cupboard — Part 9

中国から届いたオーバーレイ式キャビネットドア用の自己開閉式蝶番を扉に取り付けて、今日は食器棚を完成させる予定です。

二枚目の扉は組み立て方法を変更しました。

木製ダボは長過ぎれば切断して短くしながら扉を組み立てました。

オーバーレイ式の蝶番は扉側に先に取り付けてから、本体に固定しました。

付属するビスは皿ネジと鍋ネジの二種類。座掘りする必要はないようです。参考にしたMerillat製のキャビネットも座掘りしてありません。

これで完成にしたいところですが…

左側の扉を閉めた時に若干の隙間があり、許容範囲を超えている。

左側の扉は塗装後に修正します。

Cupboard — Part 10へと続く。
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Cupboard — Part 8

扉のフレームは木製ダボと接着剤で固定します。ダボ穴を空ける際に便利なのが、Dowl-itジグ。

ジグを使えば確実に材の中心に穴を空けることができます。

6ミリのストレートビットを使ってすでに溝を切ってあります。

一枚目組み立て時はこの状態で、先にフレームの左側を接着剤で半ば固定してしまいましたが、これは誤り。この時点では接着剤を使わずに仮固定にとどめるべき。

フレーム内側の面取りは難しい。溝は組み立て後に隠れるので少しぐらいならオーバーランしても構いませんが、面取りはオーバーランすれば、見えてしまいます。手前でトリマーを止めようとしたら、2ミリほど止めるのが早すぎたようです。

今日はこの辺りで作業終了。

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Cupboard — Part 7

扉が止まる部分の板は斜め打ちで横に渡した角材に固定。右から力を加えると、材は左に動くので、C型クランプで材が動かないように一時的に固定しています。上下の隙間が出るのを防ぐために、自作クランプも同時に使用しています。

この時点になればしっかりと固定されているので、筋交いはなしの仕様としました。

1×4材に留めた角材のビス穴は後で、木材補修材を埋めてビスの頭を隠しました。

下側は扉を閉めればビス穴は隠れます。

いよいよ扉のフレーム製作工程へと進みます。端材を使い、トリマーでの溝切りと面取り加工を練習中。

Cupboard — Part 8へと進む。
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Cupboard — Part 6

この部分はインパクトドライバーが使えないので、小型のラチェットでビス留め。脚の材が反っているので、C型クランプと自作のクランプを使って補正しながらの作業になります。

無垢材での家具製作時はクランプ必須。これを怠ると、確実に隙間がでます。

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Cupboard — Part 5

側面はSPF 1×4の新材を使用し、縦方向に並べました。

欠けてしまった部分は接着剤での修正をやめ、左右非対称になりますが、そのまま加工することにしました。

トップと最上段、最下段はSPF 1×4材を取り付けて、フレームの一部とします。

Cupboard — Part 6へと続く。
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Cupboard — Part 4

脚の幅は靴棚と比べておよそ10ミリ短くしました。切り込み部の深さは35ミリ。今回は4本の材をクランプで固定して、一気に切断しました。

このぐらいの精度で加工しても、材が反ったり、歪んだりしているので、組み立ててから補正しなければなりません。

切り込み部は合計6カ所に加工しました。

順調に梯子を二つ、製作完了と言いたいところですが、

最上段の柱の一部が欠けてしまいました。横に渡したWRC 2×2材と柱の切り欠き部分を隙間なく加工したので、無理に挿入したら、端の部分が欠けたということです。

Cupboard — Part 5へと続く。
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Cupboard — Part 2

丸鋸を縦挽き用の刃に交換して上下から二回に分けて、米栂再利用材を切断しました。段差ができれば、電気鉋で切断面を整えます。

脚4本分の製材を完了し、刻み作業に入ります。

箱物家具は特に精度が重要。1ミリ単位の高い精度で加工しなければなりません。歪んだ木材は鉋で補正しながらの作業になるので、大工作業と比べると、数倍の手間を要します。

1ミリを遥かに超える誤差があり、歪みもあるので、鉋で補正します。

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WRC Shoe Rack — Part 3

2本の梯子状のフレームをWRC 2×2再生材を用いて連結しました。

高さ1,340mm、幅880mm、奥行き330mmとしました。棚は5段。フレームの一部となる最下段とトップはWRC 2×2再生材。

2段目から5段目までは2×2材を半分に縦挽きした1×2材を使用します。

スニーカーやローファーなど、標準的なサイズの靴なら一段に付き、4足収納できますが、重くはないので、1×2材でも撓むことはないと思います。

壁がない構造なので、念のため、筋交いを一本取り付けました。

無垢のWRC(米杉)製の靴棚が完成しました。未塗装ですが、素材の色が濃いので、このままで良いかと考えています。

靴棚製作作業の難易度:5段階で3

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Cupboard — Part 1

好評だった靴棚のすぐ横に同寸法のキャビネット式食器棚を製作して設置することにしました。4本の脚は90ミリ角の米栂廃材を再利用して製材します。

母屋のキッチンとバスルームにあるMerillat製のキャビネットの扉を参考にします。木目が美しいオーク無垢材と突き板が使われており、扉のヒンジはオーバーレイ方式。

アメリカのキッチンキャビネットで一般的に採用されるこの自己開閉式の蝶番がホームセンターで入手困難でした。

Amazonで英語で検索すると、上の蝶番がヒットしました。2個セット送料込みで¥290!扉二枚分としてもわずか¥560。迷わず注文したら到着するまで2週間ほど要しました。

Cupboard — Part 2へと続く。

WRC Shoe Rack — Part 2

WRC 2×2廃材は20年以上もウッドデッキの手摺を支えていたもの。電気鉋で表面を少し削ると新材のように綺麗になりました。

二本の柱に切り欠きを入れて、2×2材で接続します。

切り欠きは二本の柱を合わせて一気に丸鋸と鑿で削り落としました。

得意の梯子を二セット製作。2×2材と柱はコーススレッドビスで固定。

今日はこの辺りで作業を終了。

WRC Shoe Rack — Part 3へと続く。
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