Gone Fly Fishing

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先日の釣行時はカゲロウのハッチがなく、水温も低めで珍しく釣果がゼロ(坊主)だったので、ドライフライの季節が終わる前に再度、チャレンジしようと同じ川にやって来ました。漁協が管理していない源流部であり、天然のアマゴやイワナが密かに棲息する場所ですから、河川名の公開は控えさせていただきます。(ヒントになる情報がてんこ盛りではありますが。)

CFF Graphite Fly Rod  RS 7'10" #2

去年の春、川沿いの林道に出ようと急斜面をよじ登って崖から滑落しそうになった時、思い出が詰まったバンブーロッドの先端を破損してしまい、Orvisのお気に入りの帽子と共に谷に飛んで行きました。今日はほとんど使っていなかったCaps CFFのグラファイト製フライロッド、RS 7’10” #2を持参しました。リールはいつもの米国製AbelのTR Light。

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この川では平均的なサイズのアマゴが3匹、少し大きなアマゴが1匹、釣れました。

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アマゴに特徴的な朱点がはっきりしない、ヤマメのようなアマゴ。同じアマゴでも河川によって色や模様が異なりますが、どの魚も美しい。釣り上げた魚はすべてリリースしています。天然の魚を持って帰って食べる人もいますが、それも良いでしょう。私は川魚は苦手なので、写真だけ撮ります。

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川に降りた午後4時半頃にはカゲロウが多く飛んでいました。使用した毛鉤はカゲロウを模したものなのでマッチ・ザ・ハッチ。

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最後に釣れたアマゴはこの川では大きい方。やはり、朱点がはっきりとしないのでヤマメのように見えます。

同行者がSony DSC-RX100で撮影した動画をiMovieで編集し、YouTubeにアップロードしたのでリンクを張っておきます。釣った魚をリリースする時は、魚が自力で泳ぎ出すのを待っています。また、極力、素手で魚に触れないようにしています。

3 thoughts on “Gone Fly Fishing

  1. 筆者 様

     一年振りの「フライ」の勇姿を拝見しました。お使いのフライの竿は、確か昨年作り始められた「竿」ですか?あの記事以来、筆者様の、これに関するブログがアップされていないので、多分、未だ未完成?かなと想像したりしています。まだ、未完成であれば、何時か制作の続きを再開されましたら、又、制作内容を拝見させて頂ければ嬉しいですね。私自身は、釣り自体には余り興味が無いのですが「道具を作る」事には非常に興味があります。日本の伝統的な釣り竿作りは見た事があるのですが、フライの竿作りは筆者様のブログで少し拝見しただけで、余り良く知りません。興味のある所でございます。

    Jim,

    1. 今回の釣行で自作のものは毛鉤だけです。竹製のフライロッドはテーパーを考慮しながら三角に削り出した竹片を6本継ぎ合わせるという極めて精緻な作業になります。ロッドを製作するための道具や参考書籍、材料を20年近くも前から集めているのですが、まだ製作を始める段階には至っておりません。

      元々、体力的にフィールドに立てなくなった頃にロッドの製作を始めて、後に続く人に作った竿をお譲りしようと考えていました。しかし、今回、久しぶりに使用したグラファイト製のロッドについて調べていて、とんでもないものを見つけました。2万円台でフライフィッシング用のバンブーロッドが販売されているという事実です。竹製フライロッドに昔から用いられるトンキンケーンの産地(中国の福建省)で製作されたものらしく、品質においても問題ないようなのです。バンブーロッドと言えば、安いものでも5〜10万円はするのですが、こんな分野でも価格破壊が進行していることに驚きました。同時に製作意欲も薄れてしまいます。

      1. 筆者 様

         そうですか、未だ制作に入って居られない・・・そして、破格の竹釣り竿が販売されていると言う現状だと、正直「ガックリ!」ですね。ま、価格の問題は別として「物作り」だけを考えれば「楽しみ」としての領域は有るわけですが、2万円台の価格で有ると考えると・・、一寸、「力」の入り具合が変わりますよね(笑)。例え話が的を射ないですが、私の経験で言いますと、出来るだけ安い部品を集めて、市場で販売されているDeskTopよりも性能の良い「DIY」的なDeskTopを作ったら「やったね!」の気分が違うのと同じですね、多分。

        Jim,

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