Haircut

月に一度は来られる斜めお向かいさんは茨木で理容店を経営されています。去年までは大阪府理容生活衛生同業組合の役員を務めておられました。ベテラン中のベテランであり、私はこの数年間、ずっと斜めお向かいさんに散髪してもらっています。

いつもはお隣さんのカーポートで散髪してもらいますが、今回は手が悴むほど寒いので、シャッターを閉めたガレージ内で、Nissenのストーブに火を入れて、散髪してもらいました。

こういう写真は撮るのも公開するのも初めて。散髪してもらいながらいろんな世間話が進みます。恐らく茨木のお店でも多くのお客さんとお話しされているのでしょうか、どんな話題でも知識量が凄い。

今年いっぱいで息子さん夫婦にお店の経営を任せるそうです。そうなればもっと頻繁に別荘宅に来られるようになるかもしれません。

Nissen Oil Heater IS-3DX — Part 3

入手困難だったNissen IS-3用の燃料調節装置パッキンをメルカリで購入し、本日、届いたので取り付けました。この石油ストーブにはパッキンが二つあり、今回、取り付けるのは薄くて安い方ですが、それでも購入価格は¥1,550と高額でした。廃盤製品のパーツだから致し方ない。

ガラス芯を交換する時ぐらいしかここまで分解しません。新しいパッキンは上下がわからなかったので取り敢えず、こんな風にタンクの上に置きました。

点火してみました。しばらく燃料調節装置パッキンなしで使っていましたが、パッキンを取り付けると、炎が規定の10ミリ以上は出るようになりました。パッキンの置き方は問題なかったということにしておきます。

ガレージのシャッターを閉めて、しばらく点火した状態を維持しました。まあまあ暖かくなりますが、灯油の嫌な匂いが充満するので、定期的な換気は必要です。

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Nissen Oil Heater IS-3DX — Part 2

創業1936年の日本船燈が製造していた自然通気形開放式石油ストーブ、IS-3DXはガレージ屋根裏スペースに長期間、保管してありましたが、ガラス芯を新調してガレージ内で使用することにしました。

純正部品は入手困難なので、芯は社外品をメルカリShopsから購入しました。社外品ですが高品質だそうです。先週金曜の午後に発注して本日、木曜の昼に替芯が届きました。数年前に屋根裏に片付けた際に古い芯は取り除いていたようです。

届いた芯を取り付ける前に、分解クリーニングを行いました。主にフレーム部分を半日かけてサンドペーパーとピカールで磨き倒しました。

ほぼ全ての部品が真鍮製なので、磨けば新品時の輝きが蘇りますが、タンク等は敢えて磨かずに埃を取り除いただけ。この方が風格があります。

新しい芯を取り付けて、灯油をタンクに入れ、芯に灯油が行き届くまで1時間ほど待ってから点火しました。数年前に片付けた際に燃料調節装置パッキンが劣化していたので、取っ払いました。あった方が良いとは思いますが、なくても点火は可能でした。パッキンが入手できるようであれば、注文しようかと考えています。

今回、芯を交換したこのストーブは1997年製。メルカリで1998年製のIS-3DXを20万円近くで出品している方がおられます。コメント欄を見ると、98年製のものだけが全真鍮なのかと尋ねている人がいます。その返答を見ると、

98年のものだけ、火力調整ダイヤルとホヤ上げつまみが金メッキではなく真鍮メッキです。金メッキの場合、他が酸化してもそこだけ金ピカとなりますが、真鍮メッキの場合周りと同じようにエイジングされます。(他のモデルで出品されている方の写真を見るとわかります)

97年製のものも「火力調整ダイヤルとホヤ上げつまみが金ピカではない」ような気がします。

2013年11月にやって来たCat ISONはこのストーブを見るのが初めてなのか、ちょっと警戒気味。

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Nissen Oil Heater IS-3DX — Part 1

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1997年製のニッセン自然通気形開放式石油ストーブIS-3DXの芯を交換しました。芯の交換は二度目だと思うのですが、記憶が定かではありません。

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置台からハンドル、マッチ廃軸入れ、ネジ、つり手に至るまで、ガラス製のほや以外はすべて真鍮製の石油ストーブです。日本船燈株式会社が製造する職人の魂が込められたストーブ。ウェブサイトの説明文がわかりやすく、非常に良くできているので、以下に引用しておきます。

本物志向の あなたへ・・・・
灯油の持つエネルギ-を光に変えて70年、世界の海からご家庭へ光と熱エネルギ-をお届けします。 その昔、和船の船頭達は、夕暮れになると、最寄りの港で停泊し夜間の航行はほとんどしていませんでした。 しかし鎖国解除後、日本沿岸を航行する船舶の急増にともない船舶の事故が多発し、明治政府も手が付けられない状態となってしまいました。
そのような中、明治6年に初めて油用航海灯(石油ランプ)が生まれました。 このスト-ブは船舶が停泊するときに使用する油用停泊灯を基にデザインしました。昭和52年生産開始以来、デザイン・ 材質にこだわり続け、商品の隅々に職人の心がこもった手作りの逸品です。 実用性をかねたインテリアとして、お部屋を飾ってみませんか。 真鍮は生きています。真鍮の表面が時とともに変化し、個性ある輝きを作りだします。

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金色の炎は20ワット電球の明るさに相当するそうです。元々、船で使う照明器具だったので、明るくて当然。ガラス製のほやを通して炎を見ているだけで暖かくなります。

芯にタールが付着すると、芯の上下の動きが鈍くなることがあります。そうしたときは、空焼きをしてタールを取り除く必要があるそうです。タールで固まった芯を無理に上下させようとすると、燃料調節装置が壊れて空回りします。このストーブのすべての交換部品はニッチ・リッチ・キャッチで販売されているようです。

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