NGK BPM7A for Husqvarna 141

NGK BPM7A

お隣から伐採した桃の木を薪用としていただいたので、久しぶりにHusqvarna 141を小屋から出してエンジンをかけようとしたらかからない。チョークを引いて、スターターを繰り返し引いてもエンジンが始動しない。繰り返し同じことをやってもかからないエンジンはかからない。 体力を無駄に消耗するだけなので、エンジン式チェーンソーは諦めて、TOSHIBAの電気チェーンソーで木を切断。

エンジンがかからないチェーンソーを修理することにしました。シリンダーカバーを外してスパークプラグを取り出してみると、濡れています。エンジン始動不良の時のMazda RX-8の点火プラグと同じ状況です。ガソリンとオイルが混じった黒っぽい液体が付着していました。汚れを拭き取り、ライターで炙って乾かしました。これで修理完了かと甘く考えていましたが、エンジンは始動しない。

極めてわかりづらい取扱説明書を読むと、スパークプラグの「正しいエアギャップは0.5mm」とあります。「もし、スパークプラグが汚れている場合は、清掃し電極ギャップを点検し必要な場合には調整してください」とも書いてあります。ギャップは目測で2mmほどありましたが、どうやって調整するのだろう。ラジオペンチでギャップの調整を試みるも硬くて調整不可。点火プラグは安価な部品なので、新調することにしました。

一度も交換していなかったスパークプラグはChampion RCJ7Y。ネットで調べてみると、互換性があるNGKではBPMR7Aであることがわかりました。早速、近くのホームセンターに買いに行くと、Champion CJ7Yとその互換プラグであるNGK BPM7Aしか置いていない。店員さんに尋ねると、Champion RCJ7YはChampion CJ7Yの上位モデルだそうで、RがないCJ7Yでも使用できるとのことでした。となればそのNGK版のBPM7Aも使えるはずなので、NGKのプラグを買うことにしました。税込み¥410でした。

新品のスパークプラグを取り付けて、スターターを力一杯引きました。しかし、エンジンはかかりそうな気配すらない。エンジンが始動しない原因は濡れたプラグではなかったのか?他の原因を探りながら、スターターカバーを取り外して付着した木粉を取り除いたり、フィルター周辺の埃や汚れをクリーニングしてみましたが効果はありません。挙げ句の果てにマフラーまで取り外してみましたが、エンジン始動とは関係がない部品なので、何の意味もありません。

再度、取扱説明書を読んでみると、最後のページに「ハスクバーナチェーンソー トラブルシューティング」があることに気づきました。「エンジンが始動しない」の4番に「スパークプラグが濡れている場合」がありました。

  1. シリンダーカバーを外し、スパークプラグを取り出し、よく乾燥させる。
  1. プラグを外したまま、エンジン内部の燃料がなくなるまで、スターターを引く。
  1. スパークプラグを取り付け、チョークを手前に引き再度、元の位置に押し戻す。(自動的にスロットルは、始動の位置にセットされる)
  1. スターターロープを数回引き、エンジンを始動させる。

上の手順bはやっていなかったので、プラグを外したまま、スターターを引きました。プラグが外れた状態ならスターターは軽いので、これなら力をかけることなく何度でも引っ張れます。この手順bは「プロでも難しいロータリーエンジンの一発回復法」の手順5とそっくりというか同じです。「プラグは外したまま、アクセルを目一杯踏み込んだまま(重要)、エンジンスイッチを回し、10秒間セル(スターター)を回し、その後10秒間休む。」この手順でエンジン内に残っている未燃焼ガソリンを蒸発させているのではないかと思います。

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上のトラブルシューティングの手順を実行すると、エンジンが一発でかかりました。Husqvarna 141のエンジン許容最高回転数は13,000RPM、RX-8の13Bロータリーエンジンは9,000RPMからレッドゾーン。共に高回転で心地よい甲高いエンジン音という共通点もあり、被ったプラグの回復方法もそっくりです。

回復したチェーンソーを使って、試し切りしたいところですが、桃の木は電気チェーンソーで切ってしまったし…

作業の難易度:5段階で2

A Shelf In A Shed

A Shelf In A Shed

修復が完了した小屋に棚を一つ、作りました。使用した材料は壁パネル修復用に仕入れたSPF 2×2材の余材と小屋から出てきた合板。合板の幅が300mmだったので、そのサイズに合わせて2×2材を卓上丸鋸で切断。

A Shelf In A Shed

数字7を2セット、製作してスタッドにビスと釘で固定します。斜めに切断したものは角度がすべて45º。壁パネルのスタッド(間柱)と共に直角二等辺三角形を形成します。

A Shelf In A Shed

ミリ単位の精度で切断できれば壁面と直角になり、上に載せる棚が水平になるはずです。

A Shelf In A Shed

チェーンソー専用棚が完成しました。小型のチェーンソーなら2台、載せることができます。棚板の長さは800mm。

作業の難易度:5段階で3

Cedar Shed Gardener Fixing The Floor — Part 4

Cedar Shed Gardener

腐朽した壁パネルBのスタッドとボトムプレートを修復してから壁を元の位置に戻しました。さらに壁パネルAとCにビスで固定してから、壁パネルDとEを取り除きました。同時に床パネルCもほぼ完全に撤去。お隣の土地から光が射し込みました。この状態でも小屋が倒壊しそうにないのは、側面の壁で建物を支えているからでしょう。

Cedar Shed Gardener

床パネルCの根太の一部に小屋の仕様とは異なる大きさの古材を使用することにしました。ベンガラ塗装された杉の心材。去年の夏、薪用として譲っていただいた廃材の中から見つけたものです。サイズを測ると一辺が2×4材と同じおよそ88mm。ほぼ4×4になりますが、縦方向に切断しなくて済みます。

片っ端から薪用サイズに切断してしまったことを後悔するほど、廃材の中には上質な木材が多く含まれていました。疲れ果てて切断せずにブルーシートを被せておいた廃材の中に今回、使用する木材がありました。

Cedar Shed Gardener

撤去する前は合計7本の2×4材が根太として使われていましたが、サイズを大きくしたので、床パネルCの根太は合計5本に変更しました。ベンガラ塗装の杉の心材は築50年以上の建物に使われていたそうです。適材適所ではありませんが、さらに?十年、今度は小屋の根太として活躍してもらいます。

Cedar Shed Gardener

杉材にある傷は、去年、チェーンソーで切断しようとしてやっぱりやめておこうと思いとどまった痕。壁パネルが床材の上に載っている様子がよくわかります。根太と壁のボトムプレートとの間にある隙間に、1×4材を挿入するようにして張って行きます。

Cedar Shed Gardener Fixing The Floor — Part 5へと続く。
Cedar Shed Gardener Fixing The Floor — Part 3に戻る。

Firewood

Nikon D90 w/AF Nikkor 35mm f2/D: 1/80, f/2.8, ISO 200

この冬も暖冬で薪ストーブの出番がほとんどありません。アラジンの石油ストーブとナショナルの温風ファンヒーターで事足りるほど、寒くなく、積雪もほとんどありません。

近くの土地が売りに出されるのか、整地の作業中です。業者が伐採した広葉樹が道路沿いに山のように積んであったのですが、少しずつ減って行き、もうほとんど残っていない状態。業者が薪として販売するのだろうと思っていたら、そういうことではなく、邪魔だから「欲しい人は好きなだけ持って行って」ということでした。道路沿いに並べてあったのは、「持って行って!」という意味だったのです。早い者勝ちとは知らずに出遅れてしまいました。

それでも、残された一盛り分を、譲り受けることに。枝のように細い幹はスライド丸鋸で手際よく切断。(と言いたいところですが、なぜか左手小指から出血)太い幹はハスクバーナ141で切断。2サイクルエンジンの甲高い音、これを聞くとわくわくするのはなぜ?

Gate Post

門柱が大変なことになっていました。インターホン子器とメールボックスを米松の門柱に取り付けていましたが、その門柱が腐朽したようで、蟻の巣ができていました。

僅か5年でこの有様です。インターホンの中に虫が噛み砕いた木屑が詰まり、湿気でスピーカーのコーン紙が破れ、インターホン子器が完全に破損しました。メールボックスもボルトが浮いてぐらついていました。

そこで滅多に使わないチェーンソーの登場です。Husqvarna 141です。特に根元は腐朽が激しく、簡単に切断できました。木はコンクリート基礎に埋まっていました。メールボックスをガレージに仮に取り付けました。メールボックスも錆びているので、後日新しいものに取り替えます。インターホン子器も新しいものが既に手元にありますが、今日はこの位にしておきます。首の痛みが…

2021年3月28日追記:15年後の未来から振り返ると、チェンソーの使い方が間違っている。こんな使い方をしていたから刃がすぐに切れなくなったのでしょう。