先日、入手したカリンと紫檀の端材から箸を製作します。カリンと紫檀は共に加工するのは初めて。先ずはカリンの端材を自作のテーブルソーで9〜10ミリ角に加工しました。パオロサと似た甘い香りがしましたが、それほど強くはないほのかな香り。
木材博物館によるとカリンの気乾比重は0.40〜0.90と幅がある。加工するカリンの端材は赤褐色でまあまあ重そうなので気乾比重は0.90に近いと思います。
治具に角材を置いて、表面を削りました。幅が9ミリを超えていたので効率よく一気に削ろうと、鉋の刃を少し出し気味で削ったら逆目になったのか、引っかかりがあり、表面が凸凹に。
表面の凸凹は修正不可でした。削ればどんどん薄くなるだけ。やはり、堅木の場合は刃の出具合に注意する必要がありそうです。トリマーのビットと同じ。
カリン 箸の材料としての適性度:5段階で3
続いて紫檀の端材を加工しました。木材博物館によると、紫檀の気乾比重は0.82〜1.09と非常に硬い木です。ツンとする香りがあると書いてありますが、私は感じなかった。
カリンで失敗したので、紫檀はテーブルソーで9ミリ角に切断してから、治具に置いて少しずつ鉋で削りました。
紫檀 箸の材料としての適性度:5段階で4
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