先日(8月9日)、初訪問した馬場銘木のスーパーサマーセール(黄色の値札が付いた商品30%オフ)で入手したパオロサを使って、箸を試作します。
ブラジルのローズウッド(紫檀)とも呼ばれるパオロサはリナロール(香料物質)を含有する精油が採取できるそうで、自作のテーブルソーで9〜10ミリの角材に縦挽きしたら、桜を加工した際に出る甘い香りに似た私好みの香りが漂いました。
木材博物館によると気乾比重が0.82で紫檀と同様、かなり硬い木です。「加工は容易ですが乾燥時に劣化するという特徴があり、乾燥後は狂いも生じる事もあるようです。」この部分が少し気がかりです。
自作の治具を使って、一辺が8ミリになるまで鉋で削りました。確かに加工性は良さそうですが、削った面の一部に凸凹が出ました。この材に特有のものであれば良いのですが。凸凹はスクレーパーとサンドペーパーで目立たないようにすることは可能ですが、完全に消すのは難しそう。
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