取り外し時とは逆の順でリビルド品のスターター(MITSUBISHI M001TA0271)をRX-8に取り付けました。まずは取り外すのに苦労したナットサイズ14mmの長い方のボルトを通しておき、次に同じ14mnmの短い方のボルトを仮り締め。短い方のボルトを規定トルク値38~51N•mで本締めし、長い方も同じ規定トルク値で本締め。トルク管理には、差込角3/8″の東日製作所モータースポーツ用プリセット型トルクレンチMTQL70Nを使用しました。
スターターは取り外すよりも取り付ける方がずっと簡単でした。リビルド品スターターはピニオンギアが露出していて少々心配でしたが、フライホイールのハウジング内にすっぽりと収まりました。取り付けると外からギアは見えないので、露出しなくなります。
整備マニュアル通りに次にS端子コネクターとB端子ケーブルを接続し、12mmのナットを標準ソケットで締めました。規定トルク値は9.8~11.7N•m。ケーブルが端子に半田付けしてあります。この部分は露出しています。
車を馬から下ろし、バッテリーのマイナス端子を元通りに接続して取り付け作業完了。
スターター脱着交換作業に使用した工具。
- 2T超低床ガレージジャッキ
- AP 3-Tonリジッドラック4脚
- Astro Products Plastic Creeper Black(寝板)
- AP @3/8DRスピンナーハンドル245mm
- Snap-onコンビネーションレンチSOEXM14
- Snap-onコンビネーションレンチSOEXM12
- 東日製作所モータースポーツ用プリセット型トルクレンチMTQL70N
- Snap-on FXK4 9.5sq.エクステンションバー100mm
- Snap-on FSM14(3/8″dr.14mmのソケット)
- Snap-on FSM12(3/8″dr.12mmのソケット)
- KTC BJ3(差込角3/8″のユニバーサルジョイント)
- Koken 3763-150(150mmのエクステンションバー)
- KTC 9.5sq. Deep Socket B3L-14
- Snap-on F936(3/8″シールドラチェット)
取付作業の難易度:5段階で2
クランキング時のキュルキュルキュル音がスターター交換前と比べて甲高くなり、まるで別の車のようです。これまではエンジンが始動するかどうか、冷や冷やしていましたが、これなら確実に始動できそうなので安心。点火プラグが若干、被り気味かもしれないので、完全に乾くとキュルキュル、ボンになるかもしれません。
今回のスターター交換作業はリビルド品をオークションで落札し、自分で取り付けたので工賃はただ。スターター(セルモーター)の構造や働きに関して勉強になりました。
総走行距離:44,802 km
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