 WWDC15

IMG_2959ワクワクさせる要素は何一つなく、どちらかと言えば単調的で退屈なWWDC15の基調講演でした。それでも不思議なことに午前2時から始まった基調講演を、アーティストが登場する最後のミニコンサートが終わるまで、一語一句、聞き逃すことなくiPhoneのSafariで視聴しました。

2時間を超えるこの基調講演で最も印象的であったことは、より”proactive”(能動的)となるiOS 9の説明で、ソフトウェアエンジニアリングSVPのCraig Federighiがユーザーの個人情報は、「正直言って、知りたくはない」と言っていたことです。スクリーンには以下の特徴が映し出されました。MUSIC紹介時も同様の特徴が繰り返されました。

  • Anonymous(匿名)
  • Not associated with Apple ID(Apple IDとの関連付けがない)
  • Randomized identifier(無作為な識別)
  • Not linked to other Apple services(Appleの他のサービスにリンクしない)
  • Not shared with third parties(第三者と共有しない)
  • You’re in control(ユーザーが管理する)

ユーザーの個人情報を収集し、加工したデータベースを元に事業を営むGoogleとの違いを強調していることは明らかです。先月、発表されたGoogle PhotosにどのようにApple PhotosがiCloudで対抗するのか、その辺りの発表がなかったのは残念でした。ユーザーが撮影した画像データを収集することに興味はないので、Googleとは異なる、上の特徴が再び生きてくるので対抗する必要がないと考えているのかもしれません。

iOS 9でもパブリックベータが来月から配布されるようなので、登録しておきました。

3 thoughts on “ WWDC15

  1. 筆者 様

     RSSソフトが拾ってくる記事内容でも、今回のWWDC15の記事が「踊る」様な事が無く、正直「へ〜、そんなもの・・」というのが、後に記事を拾い読みをして感じた事です。ま、ハードの方でのセンセーショナルさがなかった分、こうなんでしょうね、多分。具体的に、こんな新しい試みは、皆様にこんな便利と「楽」を与えますよ!と言う具体的アピールが少なかったので、余計にそう思うのかも知れませんね。

    Jim,

    1. 今回のWWDCは発表内容が「踊る」内容ではなかったので、Eddieが壇上でサルサを踊っていたのですね。OS Xの方はヨセミテ国立公園内にある山の名前(El Capitan)を付けたということは、マイナーなメジャーアップデートですよと言っているようなものです。Leopard > Snow LeopardやLion > Mountain Lionの時のように安定すればそれで良いのかもしれませんが、細かなアップデート内容を見ていると、その多くが他社の後追い機能であり、Appleらしい斬新さがないのが残念でした。

      iOSの方も例えばMapsの改良内容は、一部の都市部での乗り換え機能の追加やGoogleのストリートビューもどきとか、数年は遅れています。

  2. 筆者 様

     残念乍ら、私は、筆者様が仰っているSeenは見た事もありません。WWDC自体の内容が、RSS記事から拝察すると、私の判断で恐縮ですが、私にとっては大変つまらないものだと思い、Fullで見たいとも思わず。結果見ていません(笑)。従って、Eddie-SanがSalsaを踊った事さえ知りませんが、筆者様のコメントで「へ〜、そうだったんだ」と初めて理解した次第です(笑)。

     OS Xは「目新しい・・」と言うものは無い代わりに、筆者様のご説明で言いますと、他社でも既存の部分を後追いで補強・・。Appleの方を持つ訳ではないですが、良い意味で考えたら、Reviewと詳細の確立と確定・・ともとれます。穿った見方をすれば、筆者様の見方もありますね。

     ある意味、企業病の一つである「保守と保持、そして奢り・・」に走っているとしたら、私は「興味興味失うモード」に行くかも知れません(笑)。Appleが、現在までの毎年の「突っ走り」を「一度、じっくり見直そう・・」なんてモードに入ったとしたら、それが、今回の内容かな?と言うGuessも出来ますよね。

    Jim,

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