iOptron SkyTracker™ Camera Mount with Polar Scope — Part 3

iOptron SkyTracker™ Camera Mount

マウント部は赤道儀らしいメカニカルなデザインになっています。緯度固定ハンドル(シルバーの大きなハンドル)を半回転させてロックを解除し、緯度調節ノブ(4つの突起がある手前のノブ)を回しながら緯度が0ºになるように設定し、再び緯度固定ハンドルを締めて固定させます。

iOptron SkyTracker™ Camera Mount
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これで、本体が三脚設置面に対して垂直になるので、この状態で付属の方位磁石を使ってSkyTracker本体を北に向けます。緯度固定ハンドルを半回転させて、ロックを解除し、緯度調節ノブを回しながら今度は現在地の緯度に設定。

付属の方位磁石は大まかな目安程度にしか使えないので、私はVixen POLARIE用に開発されたiOS用App、Align Polar Axisを使用して仰角と方位角を調節しながら、SkyTracker本体が真北を向くように設定しようと考えています。iPhoneを本体背面に押し当てるようにすれば、使い勝手が良いかと思います。このAppが優れているのは、磁北ではなく真北に向けると青から緑に変わること。現在地の磁気偏角を考慮しているようです。北極星が見えない状況でも、Align Polar Axisがあれば、大まかな極軸合わせが可能だと思います。Vixenポーラーメーターを取り付けるためのアクセサリーシューがないSkyTrackerの場合は特にこのAppが役立つはずです。

iOptron SkyTracker™ Camera Mount

マウントベースの裏にあるネジ穴は3/8″(太い方)のネジに適合します。このネジ穴を用いて三脚に固定します。1/4″から3/8″に変換するアダプターは付属しません。Vixen POLARIEにはマウント部がないので、三脚に載せるには自由雲台などが必要でした。SkyTrackerには仰角(緯度)と方位角(水平方向)を調節できるマウントが付属するので、自由雲台はカメラ用のものが一つだけで済みます。但し、SkyTrackerのマウント部が微動雲台として機能するかどうかは使ってみないとわかりません。

Part 4へと続く。

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