Comet Lovejoy (C/2014 Q2) — Part 5

Comet Lovejoy (C/2014 Q2)
30 sec. single exposure

焦点距離35mm(換算52mm)のレンズならおうし座アルデバランとプレアデス星団と共に同じ視野に彗星Lovejoy (C/2014 Q2) が入りそうなことがわかり、実行してみました。星の撮影でAF Nikkor 35mm f/2Dを使用するのは久しぶり。このレンズは若干、絞らないと、周縁部にコマ収差が現れ、減光もあります。

Comet Lovejoy (C/2014 Q2) StarStaX_DSC_9646-DSC_9655_lighten
30 sec. exposure x 10 stacked

この日は北の空が曇っていて北極星が見えたり、見えなかったり。こういう時は、ポーラーメーターを用いて極軸を合わさざるを得ません。Vixen POLARIEは7ºではなく、東に4ºだけずらしました。それが功を奏したのか、露出30秒x10コマ(5分)を比較明合成しても、それほど星は流れていません。

Comet Lovejoy (C/2014 Q2) StarStaX_DSC_9731-DSC_9737_lighten
20 sec. exposure x 7 stacked

彗星ISON撮影用に一昨年、購入したAF Nikkor 50mm f/1.8Dにレンズを交換し、露出20秒x7コマ(2分20秒)で山の向こうに落ちそうな彗星Lovejoyをプレアデス星団と共に撮影。今回、初めてC/2014 Q2の尻尾を捕まえることに成功しました。

Comet Lovejoy (C/2014 Q2)
20 sec. single exposure

この前、近地点通過直後に撮影した時よりも、彗星は増光しているように思います。この日は肉眼でも辛うじて確認できる明るさでした。こんなに明るくなる彗星は滅多に現れません。元天文少年の私でも記憶に残る肉眼彗星は数えるほどしかありません。

Comet Lovejoy (C-2014 Q2)

換算24mmの広角レンズでもアルデバランの方に伸びる尻尾を確認することができました。

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