Nov 292013
 
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NASA CIOCのサングレーザー彗星専門家であるKarl Battams氏は同僚のMatthewと共に、感謝祭の祝日を返上して、今朝、起こった奇妙な現象を解析しているそうです。Schrödinger’s Comet(シュレーディンガーの彗星)というタイトルのブログを投稿されています。「シュレーディンガーの猫」とは物理学者のシュレーディンガーが提唱した量子力学に関する思考実験の名称だそうで、それは被験者である猫の生死が重なり合った状態を示す実験だそうです。(生きている確率と死んでいる確率が同じになる。)

今朝、彗星ISON (C/2012 S1) が太陽に最接近した時にGoogle+でライブ中継されたGoogle Hangoutを観ていました。その時点では、SDO (Solar Dynamics Observatory) が捉えた画像で彗星核が確認できなくなったので、彗星は燃え尽きたものと解釈され、28日付けのポストで「11月29日05:00追記:ISONは残念ながら、消滅したようです。」を書いて私は床に就きました。

起床して、SOHO LASCO C2の映像を見て驚きました。遮蔽板から北に抜けた時には確認できなかった彗星が、しばらくすると再び姿を見せて増光している。太陽コロナ通過中にダストテールとコマが完全に消滅したように見えた(ここまではLovejoy C/2011 W3と同様)のが、奇妙なことに再び増光し始めたようです。核が少しは残っているということで、その核がなぜ望遠鏡で捉えることができなかったのかが謎だそうです。(Karl Battams氏が投稿したブログ記事参照)

これほどまでに予想外の活動を見せる彗星は、初めてのことだそうです。残った核が今後、消滅せずに生き残れるかどうかも現時点ではわからないので、地上から立派な尻尾が見えるかどうかも不明。

  One Response to “Schrödinger’s Cat is alive!”

  1. 筆者 様

     この猫ちゃん、雄か雌か分かりませんが、中々良い顔つきをしていますね。

    Jim,

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