Nov 282013
 

SOHO LASCO C3が彗星ISON (C/2012 S1) の太陽最接近の様子をほぼリアルタイムで伝えています。核がいつ崩壊してもおかしくない危うい状態ですが、画像を見ている限り、着実に増光しながら太陽に接近しています。画像の左下に見える明るい恒星は視等級1.09等、さそり座のアンタレス。CIOCの見解ではISONは典型的なサングレーザーの活動を示しているとのこと。核が完全な状態を維持しているかどうかはわからないそうです。無事に近日点を通過するかどうかもその時にならないとわからない。しかしながら、彗星は着実に増光しながら太陽に接近しているので、頭の部分に揮発性物質の塊が残っていることは確実。

Photo by Naskies linked to Wikipedia “C/2011 W3 (Lovejoy)”

無事に近日点を通過したように見えても核が完全に崩壊してしまった前例もあります。Lovejoy (C/2011 W3)のことを言っているのですが、この彗星は2011年12月に南半球で近日点通過後に素晴らしい姿を見せてくれました。近日点通過時に核が崩壊していたことが判明したのは近日点通過2週間後だったそうです。

ISON (C/2012 S1) はLovejoy (C/2011 W3) と同じような運命が待ち構えているのではないかと、CIOCのKarl Battams氏は考えているような気がします。だとすれば、今度は北半球に住む我々にも彗星の美しい姿を見れるチャンスです。

Karl Battamsのブログ記事(When Will We Know?)はこちら

11月28日16:30追記:着実に増光して現在は光度が確実にマイナス等級。軌道に沿って伸びている白っぽいダストテールとより太くて長いイオンテール?の両方が確認できます。この後、消滅しなければ、29日午前3時半(UT + 9)頃に彗星は太陽に最も近付く近日点を通過します。もう、目が離せない状況です。サングレーザーが太陽をかすめる様子をほぼリアルタイムで確認できるのは、一生に一度の体験になりそうですから、今夜は長い夜になりそう。深夜から彗星は視野がより狭いSOHO LASCO C2の視界に入ります。

11月28日23:00追記:ついにSOHO LASCO C2の視野に入りました。近日点通過まで後、4時間37分。

11月29日05:00追記:ISONは残念ながら、消滅したようです。

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