Comet ISON (C/2012 S1) Brightens Suddenly

Silver Grass

彗星ISON (C/2012 S1)の到来を待ちわびていたすべての人に対する明るい知らせがあります。昨日、ISONは突然、バーストしたようで、急激に光度が明るくなった模様です。太陽と反対側に伸びるイオンテールに加えて彗星の進行方向の逆に伸びるダストテールも見えているようです。上のススキの写真ではなく、Spaceweather.comのREAL TIME IMAGE GALLERYに投稿されたこちらの画像こちらを見れば一目瞭然。Lovejoy (C/2013 R1) よりも明るくなったと言う人も画像を投稿しています。

Sky & Telescopeの最新記事は彗星観測のベテランであるJohn Bortie氏のレポートを掲載しています。同氏によれば、11月14日朝に観測したISONは前日の朝に観測した彗星の6倍も明るくなっており、大規模なバーストが発生しているようだとのこと。近日点2週間前に発生したこのバーストが何を示唆するものであるかは判断が困難。新たな揮発性物質の一回限りの大規模放出だったのか、核が崩壊しそうになっているのか、あるいは今後も安定して光度が順調に増して行くことを示しているのかは、今後数日の観測でわかるだろうとのこと。今のところ、核は崩壊していないようです。

大幅に下方修正されたSkySafariの現在の予想光度+8.2等よりもずっと明るく、一挙に5〜6等星台にまで明るくなったように思われます。核が崩壊して観測不可能になる前に今すぐにでも確認したいところですが、生憎の曇り空で時々雨も降っています。

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