Perseids 2013 — Part 1

The Moss Olympic

自宅敷地内でMOSSテント(Olympic)を張り、十数年ぶりにペグダウンして、試し撮り。自宅では満天の星空を背景にという訳には行かないので、背景を暗くして邪魔なものが写らないようにしています。今夜は山で張ろうかと考えています。

Perseids 2013

テントを片付けて、ペルセウス座流星群観察地へ。昨夜は久しぶりに靄のような薄い雲がなく、天候条件は極めて良好でした。天の川もくっきりと見えていました。ISO 2000、露光25秒、f/2.8の設定でインターバル撮影した290枚の数枚に流星を捉えました。上の画像、左端に写っている影は、レンズフードに巻いた巻きポカ。昨夜は夜露が少なく、巻きポカは不要だったかもしれません。火球クラスの明るい流星の一部が写っています。午後11時半頃から午前2時頃までの2時間半に目視でおよそ20個ぐらいの流星を確認しました。天候条件が良ければ今夜はその5〜10倍ほどの数の流星が見えるかもしれません。

日によって湿度、気温の変化が大きく、昨夜は半袖では肌寒く感じるほどでした。今夜は長袖のシャツを用意しよう。

Moss Tent at eBay

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新品のMossテントは今では入手できませんが、中古品がeBayで売買されているようです。開始値がUS$599.00のCamden Maine製Olympicを見つけました。こんなにも高値で取引されるのなら、私のSeattle製Olympicもその半値ぐらいなら売れるのでしょうか。ガレージでずっと陰干ししていたら、不快な臭いは完全に消えました。部分的にべと付きはあるものの、シミや汚れはないし、状態はかなり良い方だと思います。

満天の星空を背景に内側からライトで照らしたMossのテントを撮影してみたいと考えているのですが、戻り梅雨の影響で天候条件に恵まれないし、適当な撮影地もなかなか絞り込むことができずにいます。

The Moss Olympic

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一週間ほど前から探していたMOSSのテント、”Olympic”が漸く見つかりました。ガレージ屋根裏収納スペースの奥まった所に赤い袋を発見。この専用バッグを見るのはおよそ9年ぶりのことです。ガレージ建築当時から比べると屋根裏収納スペースは広くなり、滅多に使わないものが所狭しと山積みになっています。先週末に木製小屋を探したけれど見つからなかったので、誤って捨てていなければ、ありそうな場所と言えば、ガレージの屋根裏か母屋の縁の下ぐらい。縁の下を捜索した後、ガレージ屋根裏に置いたものを今日はすべて下ろして整理しながら探そうと段ボール箱を3つほど下ろした時点で見つかりました。

The Moss Olympic

専用バッグから取り出したテントはMOSS特有の強烈な臭い(どちらかと言えば悪臭)があり、ベトベトしてテントの生地がくっ付いていました。団子状にくっ付いたテント生地を慎重に拡げてみました。ポール(MOSSテントではアーチと言います)4本とフライシート、ペグの一式が揃っていました。この前、先に見つかったのは床下に敷くフットプリントのようです。

The Moss Olympic

黒地に白抜きロゴにはSEATTLE U.S.Aと書いてあるので、REIに買収された後の製品だと思われます。(前期の製品にはCAMDEN MAINE U.S.Aと書いてあるようです。)デザイン重視でこのテントを買い求めたのは1990年代後半のこと。最後に設営したのは多分、99年の夏ですからこのテントを張るのは14年ぶり。Moss Tent Worksの創業者であるC. William Moss (Bill Moss)は1994年に亡くなっています。Olympicが製品化されたのはBill Mossが亡くなる少し前のことだそうです。

The Moss Olympic

この背骨のラインに私は惚れ込みました。こんな美しいテントは他にないと思っていました。ポールにテントを吊り下げる方式ではこのラインは作れない。アーチをスリーブに通す方式だからこそ、この曲線美は生まれるのだと思います。創業者のBill Mossは芸術家であり、その1982年の作品の一つであるテント、Star Gazer IIはニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品になっているようです。

The Moss Olympic

テントのサイズは大人二人と小さな子ども一人ぐらいでしょうか。出入口は2カ所。マニュアルを見なくても容易に設営できます。

The Moss Olympic

フライシートもかけてみました。ペグを使っていないので弛みがありますがそれでも美しいシルエットだと思います。今夜は陰干しを兼ねて、ガレージ内にテントを張ったままにしておきます。MOSSテント臭はそのうちに気にならなくなるでしょう。ベタベタも暫く干しておけばましになるでしょう。ベビーパウダーを振っておくと良いとも聞きました。

Browning Model 501

Browning Model 501

Buckのコンパクトな金属製砥石を入手したとき、私はてっきり、Buckブランドの折りたたみ式のナイフが自宅のどこかに眠っていることと思っていました。どうやらそれは勘違いだったようで、私が持っていたのはBrowningのナイフでした。Buck製だと勘違いしていたくらいですからいつどこで買い求めたものなのか、さっぱり記憶にありません。(多分、入手先はアメリカのどこかのお店だと思います。)

Browning Model 501

折り畳むとこんな感じでコンパクトなナイフですが、このシンプルで華奢なデザインが気に入っています。

Browning Model 501

2枚あるブレードの長い方の根元にModel 501 Japanと刻んであり、裏側にはBROWNINGのロゴが刻印してあります。

Browning Knife Sheath 2718F2

付属の革製ケースにはMADE IN USAと書いてあります。2718F2はケースのモデル番号なのか、ナイフ本体の品番なのか不明。サイズから考えるとハンティング用ではなく、主にキャンプ用のナイフだと思います。BROWNINGのサイトにはすでにこのモデルは掲載されていないので生産を中止した製品であることは間違いありません。

もう何年もキャンプに出かけていないのでこのナイフを使うこともなかったのですが、久しぶりに今年はペルセウス座流星群の頃(8月12日深夜から8月13日早朝が極大)にMOSSのテントを設営してみようかと考えています。そのテントを現在、捜索中であり、あると思っていた木製の小屋にはなかったので、ガレージのどこかにあるはずなのですが、一向に見つかりません。(フライシートと思われるテントの一部だけが見つかりました。)