Mac OS X Leopard

サンフランシスコで開催されているWWDCで(真似されないように)極秘の部分以外のいくつかの特徴が基調講演で披露されました。Time Machineとか、MailやiChatの新機能、さらに強化されるSpotlight等には私はあまり興味がありません。これは凄いと思ったのは、ユニバーサルアクセスの一部として紹介された、改良予定のVoiceOver(テキスト読み上げ)の機能です。Mac OSには以前から文字読み上げ機能が標準で搭載されていますが、実用的な使用にはどうかな?と思う発音でした。言い換えれば、あくまでもユニバーサルアクセスの一部という感じでした。

基調講演で紹介されたものは極めて人間の声に近い自然なイントネーションでした。文法の解析をせずして、あの読み方はできないなと思われるほど流暢です。質を落とすことなくスピードを調整することもできるそうです。これなら、文字さえあればオーディオブックも不要かなと思われるほどの品質です。Microsoftの次期OSであるVistaが5年も前のMac OSのコピーキャットであるとけなしていた、強烈な訛の人(Bertrand Serlet, SVP Software Engineering)よりもずっときれいな英語を読み上げます。ある意味、革新的と思うのですが。さらに驚くべきことにこのVoiceOverは中国語や日本語などの2バイト文字にも対応しているらしいのです。

米国でのApple製ノートパソコンのシェアが10%を超えて6月に12%になったそうです。ここまで来るとAppleもマイナーとは言えず、信者としてはもうこれ以上、売らないで欲しいと勝手なことを思います。iPodならいくら売れても気にならないのですが。