Leonids Tonight

2001年の流星雨を見過ごして以来、しし座流星群についてはあまり良い記憶がないので、最近は観察すらしていません。IMOの予測によると、ZHRは極大時刻(JST18日午前7時)で15ほど。7月末のみずかめ座δ南流星群と同程度。最適な条件でプロフェッショナルな方々がカウントできる出現数が15ほどと言うことは、条件に恵まれない普通の人なら、明日の薄明が始まる前に一時間に多くて複数個、見れればラッキーな程度です。

木星の近くにある放射点が東の空に昇るのは日が変わる午前0時頃。そのおよそ2時間後に輝度21%の下弦の月が昇ります。昨夜11時半頃にギャンブレル屋根の上から撮影した上の画像にはまだ放射点は見えていません。屋根の上なら換算16mmの超広角レンズで東の空が見渡せます。

11月18日追記:昨夜は天気予報に反して曇り時々雨で、稲妻は見えても星はひとつも見えない状況でした。しし座流星群とは相性が今ひとつのようで、よろしくない記憶がまた一つ増えました。

The Moonlit Leonids

Waning Gibbous

月が昇るまで2時間ほど、しし座流星群の観察を東の空で行いましたが、放射点が昇っていない時間帯ということもあり、成果は今一つ。おうし座流星群北群に属すると思われる赤い流星がふたご座付近にゆっくり落ちてくるのを一つ、目視で確認できただけ。

Nikon AF Nikkor 75-300mm f/4.5-5.6をフォクトレンダーのマウントアダプターを介してOlympus PEN E-P1に装着し、マニュアルモードで月を撮影してみました。画像は望遠端で換算600mm、Shutter Speed 1/125秒、f/8、ISO 200の設定で撮影し、クロップしてからApertureで補正してあります。日本全国で見られる12月10日の皆既月食の撮影練習を兼ねています。天候次第ではありますが、去年12月21日の皆既月食よりも観測条件は良さそうです。皆既食の最大時刻(国立天文台23時31.8分)と南中時刻がほぼ同じで、しかも土曜日です。

Leonids

あいにくの空模様、先程まで雨が降っていました。雲が切れても強風で三脚が倒れそう。2009年獅子座流星群の極大時刻は間もなくですが、今朝は断念します。私が住む地域では18日の深夜から19日早朝にかけては晴れ間が出る予報です。しかし、国立天文台の解説では、流星の出現が極大となる18日早朝以外はほとんど見れないようなことが書いてあります。

オリオン座流星群の時は国立天文台が観察キャンペーンを開催していましたが、今年の獅子座流星群ではそうしたキャンペーンは開催しないようです。期待しないでくださいということですが、11月18日明け方に出現した火球の写真が掲載されています。

天文関係の仕事をしている人は、就労人口としては極めて少数だと思いますが、変わっている人が多いのでしょうか。文面から偏固ぶりが伺えます。是非、リンクを張っておかないと。Q&Aのページでも偏った回答が見受けられます。

天文に興味を持つ時点で偏固の始まりではないかと私は思います。20世紀の天文学者である山本一清先生は、第二次大戦が始まったことを知らずに私設の天文台で研究を続けたという話を叔父から聞いたことがあります。(恐らく、誇張していると思います。)その私設天文台を私は天文少年だった頃に自転車で見に行った記憶もあります。