国内での発売日が正式に決定したようです。気になる価格ですが、カメラのキタムラでは¥115,200で既に予約を受け付けています。消費税を加えると、換算レート¥91.5ぐらいで米国での初値とだいたい同じになります。私が予想していた価格(¥12万円)よりも若干、安く入手できるようなので、たいへん迷います。もっと高値だと迷うこともないのですが。
本革製速写ケースLC-X100のネット会員価格¥10,800とレンズフードLH-X100のネット会員価格¥9,000をセットにした、「FinePix X100専用ケース・フードセット」は¥134,800と、差額は僅か¥200。レンズフードを装着した状態でレザーケースに収納することはできないでしょうから、このセット販売はあまり魅力がありません。

デジカメWatchの「写真で見る富士フィルムFinePix X100(プロトタイプ)」でこの化粧箱を見た時、予想した価格よりも高くなるのではないかと思っていましたが、この価格(¥115,200)なら、予約しないと3月5日の発売時に入手できないかもしれません。
スペシャルサイトでサンプル画像が公開されました。そのサンプル画像の一部を撮影されている方のフォトブログで、このカメラを使用した感想も書かれています。津軽鉄道の石炭ストーブで焼かれたスルメの写真も良いと思いますが、公式サンプル画像としてスペシャルサイトに掲載されることはたぶんないでしょう。
2月10日追記:上にリンクを張らせていただいたフォトブログ、今も北海道で撮影旅行を続けておられるようです。流氷の写真もなかなか良い感じです。X100は換算35mmの画角だから、Olympus PEN用の17mmパンケーキとほぼ同じ画角になります。M.ZUIKOパンケーキがF2.8に対し、X100のフジノンレンズはF2の明るさ、センサーがNikon D90のものと同じとすれば、高感度耐性もそこそこ高いはずです。星景写真や流星撮影にも使えるかもしれません。長秒時撮影での熱ノイズにどのように対応しているかは不明ですが、フジノンと言えば、元天文少年の私は双眼鏡を思い出します。天体観測用の双眼鏡と言えば、NikonかFujinonでした。今も変わらずかもしれません。
2月11日追記:予約しようかどうか、検討してみましたが、予約できない理由が一つ見つかりました。添付のRAW現像ソフトはMac OSに非対応であるということが判明しました。(RAW現像対応OS Windows 7/Windows Vista/Windows XP対応)ということで、iPhoto/ApertureがRAWに対応するのにも少し時間がかかると思います。(Olympus PEN E-P1は付属のソフトがMac対応でしたが、実用的とは言えず、iPhoto/Apertureが対応するまで半年以上、待たされました。)Boot Campも使いたくないMacユーザーは要注意です。このカメラに関心を示すMacユーザーは非常に多いと思いますが、残念なことです。
3月3日追記:添付のRAW現像ソフトはSilkypixであり、Windows OSとMac OSの両方に対応していると、fujiguysがTwitterで発言しています。
X100 Raw Converter Silkpix (included) S/W will be compatible with Windows OS and Mac OS for all #photog that shoot RAW
しかし、買わない理由がこれで完全になくなった訳ではありません。高感度長秒時サンプル画像の中に横縞ノイズがあるものを発見しました。プリプロダクションモデルでの撮影とは言え、ちょっと気になります。