ECHO 332A Chain Saw

エンジンがかからなくなったという年代物のチェンソー、ECHO 332Aを預かりました。前回は点火プラグ交換で、調子良くなったのですが、またエンジンがかからないという症状です。点火プラグを確認すると、ガソリンで濡れていたので、ライターを炙って乾かしました。それでもエンジンはかかりそうでかからない。

取扱説明書はオーナーの手元にないとのことだったので、ネットで検索しましたが、同じモデル名のマニュアルは見つからない。フィルターを取り外してみると、チョーク弁の開閉に問題があることがわかりました。ゴム製のグロメットが破損していて、チョークを押して弁を開こうとしても途中で引っ掛かりがあって、半開きの状態になっていました。この状態でスターターロープを何度も引くと、点火プラグが被るという結果に。

チョークを押したり引いたりを何度か繰り返しているうちに、引っ掛かりがなくなり、チョーク弁が全開になりました。この状態でスターターロープを引くと、エンジンがかかりました。

この劣化したグロメットを交換すれば、完治すると思います。代用品が入手できるまでは、チョークに問題ありを念頭に置いておけばこの状態で使えなくはありません。