Pseudo Chikuma Soba

Pseudo Chikuma Soba

堺にある創業1695年の老舗蕎麦屋、「ちく満」の温かい蒸篭そばもどきを自宅で作ってみました。温かいざるそばを溶き卵入りの熱いそばつゆに浸けるだけですから自宅でも簡単に作れます。

Pseudo Chikuma Soba

標準茹で時間4分半の乾麺をプラス1分ぐらい、長めに茹でました。そばつゆは薄めずに使うセブンイレブンのつゆを使用。卵と刻みネギもセブンイレブンで調達。味は本物に近いものができますが、自宅では雰囲気があれなので、モノクロでごまかしています。

Pseudo Chikuma Soba

現実はこちら。高速道路を乗り継いで堺まで本物を食べに行く価値があることを実感しました。

Chikuma

「ちく満」の門をくぐるとすぐに製粉工場のような設備があり、部屋に通される前に必ずそのそば粉加工設備を見ることになります。食事する純和風の部屋からも調理場が見えます。

視覚が味覚に及ぼす影響は大きい。蒸篭そば3斤と薬味、そばつゆをセットにした¥1,500の「おみやげ」を持ち帰って、指示通りにその日のうちに調理して自宅で食べても味が違うということになるのはそのためかと思います。

Chikuma — An Old Monomaniacal Soba Place in Sakai, Osaka

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阪堺電車宿院駅のすぐ近くにある創業1695年の老舗蕎麦屋、「ちく満」を数年ぶりに訪れました。

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Steve Jobsが生きていたら是非、試食をお勧めしたい唯一無二のモノマニアックな蕎麦屋です。

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テーブルの上にメニューはなく、こんな風に壁に「ねだんがき」が貼ってあります。注文は1斤、2斤とか言うだけ。私は30年以上前から幾度となく、訪問していますが、以前は1.5斤はなかったように記憶しています。

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ウズラではなく鶏の生卵を自分で割って、茶碗に入れてかき混ぜます。

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次に素手では持てないほど熱い徳利に入れられた熱いつゆを茶碗に注ぎ入れます。薬味の刻みネギとわさびも。

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私が食べようとしている方が1.5斤で手前が1斤。温かいそばは蒸してあるので腰がなく、柔らかい食感です。

在米時は食べたくなってもちく満のそばは食べれなかったので、代わりに坂本の本家鶴喜そばを缶入りのつゆと共に航空便で送ってもらい、温かい蒸籠そばもどきを食べていたのを思い出します。

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食後のデザートは和風Starbucks堺フェニックス通り利晶の杜店で。すぐ近くに千利休屋敷跡があります。