
今年、最後の紅葉写真を撮ろうと南禅寺へ。日曜日ですが、ピークを過ぎているので観光客は少なめ。

ヨーロッパの古い街ならどこにカメラを向けても絵になると言いますが、南禅寺境内を貫通する水路閣もヨーロッパの古い町並みと何か共通点があるように思います。絵のような写真を撮ったつもりはないのになぜか絵画になっています。

こんな写真を見ると私のカメラが壊れたのかと錯覚します。どことなく不思議な感じがする空間であることは間違いありません。

観光地嫌いの私がこんなところにやって来るのは?十年ぶり。

すぐ近くというか、同じ境内に禅寺。こんな場所は世界中探してもここにしかない。

この年輪の間隔を見ると材は広葉樹だと思います。しかもケヤキか何か堅そうな木。

今日の上着はBarbour® Bedale。そして購入後、初めて持ち出した、Barbour® Wax and Leather Tarras Bag。このバッグ、斜め掛けすると腰のカーブに妙に馴染みます。バッグの中には交換レンズ一本とレンズクリーニングキット、その他小物。ジャケットもバッグもワックス掛け。

蹴上から地下鉄で市役所前へ移動。麸屋町通にある「晦庵河道屋」へ。老舗旅館、俵屋から歩いてすぐ近くの蕎麦屋さんなのでSteve Jobsも来たことがあるのではないかと私が勝手に勘ぐっているお店です。

テーブル席を希望すると、小さな中庭が見える一番奥の部屋に通されました。変な時刻(午後4時頃)なので先客が帰ると他に客はいなくなり、まるで個室をあてがわれたよう。

これが河道屋の「お志ながき」

手前が「山かけ」、向こう側が「おろしそば」、いずれも熱い蕎ですが、汁がほとんどないのでまるでざるそばのよう。京都らしい上品なお味でした。しかし、これほどまでにシンプルな料理も他にないのではないかと思います。厳格な菜食主義者のSteve Jobsは料理にもシンプルさを要求したのかもしれません。たぶん、「山かけ」の卵はご法度。
筆者 様
風景写真、見事に綺麗ですね。シャープさが光っています(No.1~4の写真のシャープさは私の好みです)。確かこの煉瓦造りの構造物は、私の記憶が間違っていなければ「琵琶湖疎水(京都疎水)」の天井川(草津にも同構造<但しほんの一部が、道をまたいでいるだけと理解しています。確かコンクリート製のはずですが>)のはずですよね、確か。
私、此所の写真が非常に好きです。何故か「懐かしい気持ち」になります。確か京都出身のフォーク・シンガーのシングル盤レコードのジャケット写真になった事もあった様に記憶しています。この辺り私の撮りたい風景の一つです(実は、お恥ずかしい話しですが、この地に行った事がないのです)。この時期のこの風景、筆者様の写真を見ているだけで「秋晴れの京都」を感じます。
美しい写真をありがとう御座いました。
Jim,
はい、浜大津から山科、蹴上を通り、哲学の道に沿って北上する琵琶湖疎水がこの構造物の上を流れています。取り込んだ写真を見て思いました。この水路閣の下から先日の赤い月を見ていたら、さらに幻想的だったろうなあ。
筆者様
赤い月がここから見られれば、確かに最高の眺めと、構図でしょうね。
Jim、