Single Blade Planes

3月に訪れた、四天王寺で開催される骨董市、太子会で破格値(2個で700円)で入手した一枚刃の小さい平鉋の刃を研いでみました。左手に持つ方。

錆を落とすと鉋身に刻印された銘が浮かび上がって容易に判読できるようになりました。特製次光の銘が入っています。替刃式ではない一枚刃は素人が扱うには難易度が高いと言われています。

3種類の天然砥石で念入りに研いでみると鋭い刃が現れました。試してみると、なかなか切れる。そう言えば、削ろう会では一枚刃を使っていたのを思い出します。材に逆目がないからと言われていました。薄削りには一枚刃が向いているのかもしれません。

鉋台に使われている材に美しい虎杢が出ています。

一枚刃は刃の出方を調整するのが難しいですが、適切に調整できると、気持ちよく切れるようになります。

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