Redoing The Deck — Part 5

相欠き部分に若干の隙間があったので、加工し直しました。相欠き継ぎは1ミリ未満の精度を目標とします。1ミリを超える隙間は許容できない困った性格です。

大引きに深さ8ミリの切り欠きを入れます。束柱を固定する際に左右に動かないようにするための切り欠きですが、水捌けのことを考えると不要と言えば不要です。大引きは割れが発生している方が下側。

束柱は解体したウッドデッキに使われていた手摺兼用の柱を再利用します。束石はほぼ水平なコンクリート面に設置するので束柱の高さは大体同じですが、8ミリの切り欠き部分を含めて20ミリほど高めに切断し、現物合わせで高さを微調整します。

高さを微調整した束柱の表面を、ディスクグラインダーに取り付けたサンダーを使って綺麗にしました。

外壁に使用した塗料と同じロックペイント、ナフタデコール(マホガニー)を大引きと束柱に塗布。

右手と左手が大体同じように使える人、こういう時はこの上なく便利ですが、工具が右利き用なので、左手を使うと意図せずに回転方向切り替えスイッチに触れてしまう。斜め打ちの際は下穴必須。

相欠き部分に隙間がなく、継いだ大引きが水平であり、4本の束柱がすべて垂直であり、隙間なく束石に接地していることを確認中。この工程は大引工法を採用したウッドデッキの製作で最も難易度が高い。

大引きが水平であり、束柱が垂直であることを確認してから気付きました。束柱の底面を塗装していなかったことを。組み立て後は解体しない限り、見えない部分ではありますが、手抜き工事は許容できない。はい、私は馬鹿正直で疲れる性格です。

差し金を使って直角を確認しています。何度も何度も繰り返し。この部分が直角であり、母屋の基礎と大引が平行であることが重要。

大引きと根太が直交し、根太受け材と根太が直角であり、且つ根太が外側と東側に向かって意図した勾配になっていること、大引きの突き出た部分が左右で同じ15ミリであること。すべての条件を満たす寸法にするには、差し金とメジャーのみの計測では無理がある。根太は真っ直ぐなものは稀であり、大抵は反っている。取り付け時に反りを修正するのは困難。

塗装後にまた解体してやり直すことになります。はい、困った性格です。

Redoing The Deck — Part 6へと続く。
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