4番目のMNO (Mobile Network Operator) である楽天モバイル、その開通までの顛末を時系列で記しておきます。楽天が運営するRakuten UN-LIMIT 2.0では、月額2,980円(税別)のプラン料金が一年無料(300万名対象)となり、国内では楽天回線でデータ容量無制限、パートナー回線(au)でデータ容量5GB/月(超過後は最大1Mbpsで使い放題)、しかもいつでも解約できて、解約料は不要となっています。
加えて、オンライン契約で3,000ポイント付与、申し込み時の事務手数料3,300円相当分の全額ポイント還元、紹介コード入力で2,000ポイントが付与されるという、大振舞いなキャンペーン実施中です。但し、合計8,300ポイントを付与還元してもらうには、Apple App Storeにはない、Rakuten LINK appをアンドロイド端末にインストールして開通しなければならないという、Apple製品のみ所有する私のようなユーザーにとっては乗り越えられない壁が立ちはだかります。(この嫌がらせはハゲバンクの仕業に違いない。)
アクティベートしたiPhoneのRakuten eSIMで、認証用SMSを受信するには楽天回線に繋がっている必要があります。当初の作戦ではRakuten UN-LIMITを紹介してくれた、minority318さんにRakuten LINK appを用いた開通手順を手伝ってもらおうと考えていました。
5月9日
非対応機種であるiPhone 11のサブ回線として試験的に使用する予定で、プラン料金が一年間無料で使える楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)のeSIM (embedded-SIM) をオンラインで申し込みました。
5月10日
楽天モバイルから「本人確認書類の不備による再アップロードのお願い」と題したメールが届きました。不備の理由は、
「ご提出いただきました本人確認書類は、コピーまたはスキャンされたものと見受けられます。 恐れ入りますが、本人確認書類の原本を撮影した画像の再アップロードをお願いいたします。 アップロード後、再度お申し込み内容の確認と完了をお願いいたします。」
確かにスキャンした本人確認書類をアップロードしました。コピーまたはスキャンされたものは書類不備になるとはどこにも書いてなかったように記憶しています。
5月10日
スキャンした鮮明な本人確認書類の画像データが却下されたので、今度はiPhone 11で本人確認書類を撮影し、そのままiPhoneのSafariから不鮮明な画像データをアップロードしました。画像のファイル形式はHEICだと思われます。
5月14日
オンラインでの申し込みが完了してから2日後の5月12日に、eSIM版”START GUIDE”が届く予定でした。4日、待っても発送通知すら届かないので、楽天カスタマーセンターに連絡し、状況を問い合わせました。応対したオペレーターが言うには、このまま待っていてもeSIM版”START GUIDE”は届かないので、一旦、キャンセルするので、再度、一から申し込むように案内されました。このような事態に至った理由は不明ですが、私が思うに、本人確認書類を撮影した画像のファイル形式(HEIC)が読み込みできないのではないだろうか。
5月23日
楽天のサービスにがっかりした私は、このまま再申し込みせずに、Rakuten UN-LIMITの試験運用は諦めようと考えていました。しかし、このままでは個人情報だけ楽天に取られて、ユーザーとしては何の利点もない状態で終わることになります。そのようなことを兄に話していると、最近、スマホを買い換えたらしく、使わなくなった古いアンドロイド端末が手元にあることがわかりました。そこで、そのアンドロイド端末(HUAWEI P9 lite)を貰って、Rakuten LINK appをインストールし、開通させようという運びになりました。
同日、夕方に再申し込みを完了しました。(今回はiPhone 11で撮影した本人確認書類の画像ファイルをMac miniのPhotosに読み込み、JPEGで書き出したファイルをアップロードしました。)
5月24日
今度は「製品発送完了のお知らせ」メールが届きました。
5月25日
再申し込みの2日後にeSIM版”START GUIDE”が届きました。eSIMプロファイルをiPhone 11にダウンロードし、設定を完了しました。楽天回線エリアから遠く離れた自宅ではパートナー回線(au)に接続できますが、SMSの送受信ができないという問題があり、手元にRakuten LINK appをインストールしたアンドロイド端末があっても、SMS認証はできないので、LINK appを初期化することができません。
モバイルデータ回線にRakuten、デフォルトの音声回線にmineo (docomo)を設定した状態で、パートナー回線(au)でデータ通信可能です。
Rakuten UN-LIMIT — Part 2へと続く。
筆者様
日本の携帯キャリアの、乗りこなしと言いますか、使いこなす(良い部分を、チョイス?して使用する?)のは、大変な感じですね。筆者様は特に、難しい事をされているとは思いませんが、私が感じますには、ユーザーとして「賢い使い方を考え選択する」のが「義務」の様に見えます。筆者様の様に、深くリサーチし「賢い使い方」を模索する事は、或る意味(私の理解ですが)チャレンジであり、その工程が「楽しい?」と言う事もありますが、考えたら、契約満了期間前に検討し、次にどうするか?を考えるのって、或る意味(私の個人的理解で恐縮ですが)ストレスですよね。
私の理解が、正しいのかどうか分かりませんが?日本での経験が無いため、筆者様のご苦労に「?」が出ます。海外生活が長い私は、申し訳ない言い方で恐縮ですが、「此の国(住まいする)の、どのキャリアにメリットがあって・・・云々」を考えた事がありません。考える必要のない(?)理由の一つは、私個人の理解ですが、此れまで住まいした国々で、こんな「コンプリケート」な事を、ユーザーが考えなければならない様な「複雑さ」が「無い」(私自個人の理解ですが)事です。勿論、初めて住まいする国に行った初期、取り合えず、キャリアの比較をし、現地の方々に、各キャリアの内容を尋ね、メジャーであるかyリアを選択しています。また、仕事をしている関係で、会社の業務関連の携わるキャリアは、会社の手配であるので、日本帰国時の携帯使用にも差し支えが無い。また、ホテルでは、internetが使用出来るので、WeChat、WhatAppで会社とのコミュニケーションが出来ますし、住まいする個人の携帯キャリアは、日本でも使用出来ますし、海外でのサービスも充実していますので、お得感満載です。
住まいする国でも、個人の携帯キャリアは、国内でのinternetの使用、データ通信の使用は、通信データやアクセス量が「莫大」で無ければ、ユーザーに対して、ボーナスみたいな、コミュニケーション費用、データ通信費用フリーの「恩恵」がありますので、莫大な通信量(データを含む)が無いのなら、殆ど、此のサービスで済ませられます。
私は、海外で、そんな環境に慣れているせいか、単純な言い方で恐縮ですが「日本では、大変なのだな〜」と思う次第です。現在、住まいする国では、日本円で3,720円余りをプリペイドSIMに入れておきますと、デポジット・チャージを忘れる程に「普通に」使用出来ます(ま、個人のSIMでは、会社のSIMに比べたら、Internet以外での音声コミュニケーションが少ない事もありますが・・・}。
私の「感じ、感覚」だけで恐縮ですが、以前にも、此の関連のレス内容に書き込みさせて頂いたと思いますが、日本は「コミュニケーション費用」に関して、他国(私の経験した国の範囲ですが)「非常に高い金額」のコミュニケーション費用を、ユーザーから徴収している気がしてなりません。勿論、確か1年程前に、にほんでも、海外に比べて通信費用が高い、解約費用が高い、携帯 + SIM抱き合わせ販売で、容易に解約出来ない・・等々、政府総務省、官房長官の圧力(?)もあって、ユーザーに対して少しは良くなったと思いますが、キャリアのサービスを総合的に「見直していない」ので、ピュアな価格には、未だ未だ迫っていない様な気がします。あくまで、私の乏しい知識からの換装ですが・・。
Jim,
数年前まではガラパゴス状態でしたが、総務省の指導もあって、特に去年の秋ぐらいから、日本の通信事業の状況は一変したと思います。2年縛りの高価な違約金はなくなり、今では苦労することなく、MNOでも安価に契約できます。我々は6年ほど前からMVNOを使用しているので、携帯通信費用はシンガポール、マレーシアなどの海外と同様かそれ以下で運用できています。
今回は新たにMNOとなった楽天のサービスを興味本位で一年間、無料で使用することになりました。楽天は正式なサービスを4月に開始したとしていますが、他のキャリアと比べたら、「こんなんで、有料にはできんやろ」と思わせるほど、いろんな面で不安定です。無料でも要らないと思うほどのサービスではありますが、データ通信、通話が無制限の定額(毎月¥2,980+で初年度は無料、解約時の違約金も縛りもなし)は他にはない革新的なサービスなので、楽天ポイントを貰って、被験者になることにしました。
筆者様
そう言う背景でしたら「お試し」に、実移動費用などを考慮しても、「出来る、出来ない」の「実験」で遊べる(?)ので、楽しいかもしれませんね。私の個人的な「楽天」への感想としては(海外から見ていての話しですが)、楽天webでの、加入業者の納得無し(?)の送料「無料」、コロナなのPCR(?)チェッカー、実は、医療用セルフチェック型ではなく、検査所へ送らなければならない・・・、等々、完全完結方ではないものを平気で、市場に出して来る姿には、ビジネスsenseに疑問を感じています。
筆者様の「楽天」は、通信事業関連ですが、筆者様のブログ内容での感想としては、此れに対しては、偉く遠慮気味に、マーケット・リサーチ込みの開始(?)なので、少しは反省して、市場へのapproachスタイルを変えて来た(Lesson & Learnが出来て来た??)のかな?と思ったりします〔笑)。
Jim.