英辞郎 for macOS Dictionary app

10年以上前にDictionary appに自分で組み込んだ英辞郎(プロ向け英和・和英辞書)の使い勝手が今ひとつで、データも古くなったので、新しい辞書データ(Ver.158)を税込¥2,300で購入し、~/Library/Dictionariesフォルダにインストールしました。パッケージのサイズは3つの辞書合計で4.37GB。(上の画像)

SafariでダウンロードしたEijiro.dictionaryとReijiro.dictionary zipファイルは自動的に解凍されました。和英辞郎のデータはファイルサイズが大きいので、3つのrarファイルに分割されていました。The Unarchiverで解凍すると3つのrarファイルが1つのzipファイルに結合されました。詳しいインストール手順はこちらに記載があります。(辞書データを購入する前に、サンプルデータをダウンロードして機能するかどうか確認すべきです。)

以前は暗号化されていないテキストデータを入手して、慣れないXcodeでコマンドを打ちながら、Dictionary appに読み込めるように変換していました。そうした作業に丸一日は要しました。

Libraryフォルダに解凍した英辞郎データパッケージをインストールして、Dictionary appを立ち上げ、Preferences…で使用する辞書をチェックし、好みの順になるようにそれぞれの辞書をドラッグして調整しました。

自分でテキストファイルを変換して組み込んだ英辞郎は、”All”で検索した場合に検索結果が他の辞書の検索結果と同じウィンドーに現れないという欠陥がありましたが、今回、購入した辞書データは他の辞書と同じウィンドーに検索結果が表示されます。品詞ごとに見やすくなっており、使い勝手が大幅に向上しました。入力スピードも改善されました。

5 thoughts on “英辞郎 for macOS Dictionary app

  1. 筆者様

     この様なAppが或る事を初めて知りました。一寸、Googleで見てみましたら、翻訳家の方々には、非常に役立つモノだそうですね。勿論、私は、どの様に活用(使いこなすのか)するのか分かりませんが、きっと便利なのでしょうね。

    Jim,

  2. 今回、紹介しました「英辞郎」は辞書データのみを指し、Appではありません。このデータをmacOSに標準で搭載されているDictionary appに組み入れて使用します。以前のものはテキスト形式の暗号化されていない生のデータでした。Dictionary appで使おうとしたら、生データをユーザーが加工して、読み込めるようにする作業が必須でしたが、現在では加工済みのデータが手に入るようになったということです。

    Version 158では英和見出し項目数が216万を超えたそうで、日英/英日の翻訳業務に携わる人にとっては重宝するデータですが、一般的な辞書のように、定義や用法が記載されていません。そのため、プロ用と言われますが、別の言い方をすれば巨大な英和・和英対訳表です。使い方を間違うと誤解の元ともなります。

    1. 筆者様

       お〜!成る程、そのようなモノなのですね。要するに「App」ではなく「Data」そして、それは「巨大な英和・和英対訳表」なのですね。私自身は、未だ、どの様に使うと便利なのか?今一、ピンと来ていませんが・・・(^^; 。にしましても、翻訳のお仕事には「強力な、みかた」なのですね。

      Jim,

      1. Dictionary appに組み込むことで、複数の異なる辞書データベースから横断的に串刺し検索できるという大きな利点が生まれます。ユーザーとしては一度の入力で検索結果を閲覧できるので、作業効率が段違いに良くなります。英辞郎は専門用語が多く収録されており、英語で論文を書く理系学生にも人気あります。

Leave a Reply to JimCancel reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.