英辞郎 for macOS Dictionary app

10年以上前にDictionary appに自分で組み込んだ英辞郎(プロ向け英和・和英辞書)の使い勝手が今ひとつで、データも古くなったので、新しい辞書データ(Ver.158)を税込¥2,300で購入し、~/Library/Dictionariesフォルダにインストールしました。パッケージのサイズは3つの辞書合計で4.37GB。(上の画像)

SafariでダウンロードしたEijiro.dictionaryとReijiro.dictionary zipファイルは自動的に解凍されました。和英辞郎のデータはファイルサイズが大きいので、3つのrarファイルに分割されていました。The Unarchiverで解凍すると3つのrarファイルが1つのzipファイルに結合されました。詳しいインストール手順はこちらに記載があります。(辞書データを購入する前に、サンプルデータをダウンロードして機能するかどうか確認すべきです。)

以前は暗号化されていないテキストデータを入手して、慣れないXcodeでコマンドを打ちながら、Dictionary appに読み込めるように変換していました。そうした作業に丸一日は要しました。

Libraryフォルダに解凍した英辞郎データパッケージをインストールして、Dictionary appを立ち上げ、Preferences…で使用する辞書をチェックし、好みの順になるようにそれぞれの辞書をドラッグして調整しました。

自分でテキストファイルを変換して組み込んだ英辞郎は、”All”で検索した場合に検索結果が他の辞書の検索結果と同じウィンドーに現れないという欠陥がありましたが、今回、購入した辞書データは他の辞書と同じウィンドーに検索結果が表示されます。品詞ごとに見やすくなっており、使い勝手が大幅に向上しました。入力スピードも改善されました。

macOS High Sierra 10.13.4 Public Beta 1 (17E139j)

本日、容量2.28GBのmacOS High Sierra 10.13.4 Public Beta 1(17E139j)がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、iMac 27″ (Mid 2010) とMacBook (Early 2016) にインストールしました。

  • Dictionary appで辞書が消えた。使用できる辞書は自分で組み込んだ「英辞郎」、「和英辞郎」、「例辞郎」とWikipediaのみ。

Dictionary appが使えないと極めて不便なので、Command + Rキー同時押しで再起動し、10.13.3へのダウングレードを試みましたが、リカバリーサーバーが見つからないとの警告があり、インターネットリカバリーが使用できない状態になりました。そこでMac App StoreのmacOS High SierraのページからHigh Sierra 10.13.3 (17D47) をダウンロードしてインストールしました。

Dictionary appにApple Dictionary、New Oxford American Dictionary、スーパー大辞林、ウィズダム英和辞典、和英辞典、Multidictionnaire de la langue françaiseなどが使用できるようになりました。

macOS 10.12.1 Public Beta 1 (16B2327e)

本日、macOS Sierra 10.12.1 Public Beta 1(16B2327e)がApple Beta Software Program参加者に公開されたので、iMac 27″ (Mid 2010) にインストールしました。Dictionary Appが頻繁にクラッシュする不具合が解消されていれば良いのですが。

9月25日追記:Dictionary Appが頻繁にクラッシュする不具合は解消されていません。私が使用するDictionaryには英辞郎が組み込んであり、その特殊な状況がクラッシュの原因であるかもしれないと思い、外付けHDDにパーティションを作成し、macOS Sierra製品版をクリーンインストールしてDictionary Appの動作を検証してみました。結果は同じ。英辞郎が組み込まれていないDictionary Appもクラッシュします。

macOS Sierra GM Candidate (16A320)

Apple Beta Software Program参加者に対して、macOS Sierra GM Candidate (16A320) が配布されたので、27″ iMac (Mid 2010) にインストールしました。PB7でエラーメッセージ(”filter failed”)が出て使用できなかったCanonのプリンター(MP630)が使用できるようになりました。

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しかし、プリンターヘッドのノズルに顔料インクが詰まってしまい、プリントできない状態が続いています。ヘッド部分を取り出して、お湯に浸けてクリーニングしましたが状況は改善されず。顔料インクのみが詰まっている状態ですが、これでは黒い文字が印刷できません。プリンターは2009年に購入したものなので、7年間も使用していることになります。そろそろ製品寿命かもしれません。Webチェックインをしても、搭乗券が印刷できないので、ちょっと困ったことになっています。

macOS Public Betaではもう一つ、私にとって大きな問題が発生しています。OS標準のDictionary Appが頻繁にクラッシュするという深刻な問題です。英辞郎を組み込んでいるのがクラッシュの原因かもしれないと思い、英辞郎関連の辞書ファイルをLibraryから外してみましたが、事態は変わらず。急場凌ぎとして、Dictionary AppはOS X El Capitanを搭載したままのMacBook (Late 2008) で使用するようにしています。

OS X 10.7 Lion Installed

メモリ2GBのMacBook (Late 2009) に加えて、iMac  27″ (Mid 2010) にもOS X LionをMac App Storeからダウンロードしてインストールしました。iMac 27″(Mid 2010)にインストールしたLionで気付いたことを順次、このポストに書き加えて行きます。

  • まずはトラックパッドのスクロールですが、初期設定でスクロールする向きがこれまでとは逆になっています。System Preferences>>Trackpad>>Scroll & Zoomで”Scroll direction: natural”のチェックを外すとこれまでと同じ向きにスクロールします。慣れの問題ですから私はチェックを外さずにiOS風のスクロールに慣れることにします。
  • トラックパッドのバッテリー残量表示が、昨日電池(eneloop)を交換したばかりなのに45%になっています。表示が改善されていないのか、本当に電池が消耗しているのかのいずれかですが、原因はその両方にあるように思います。
  • OSに付属するDictionaryに私は英辞郎、和英辞郎、例辞郎を組み込んでいますが、Allで語句を検索した場合に、英辞郎関連の定義(訳語)は、左に移動した候補リストには上がってきますが、英辞郎などを指定しない限り、定義(訳語)が現れません。使えなくはないですが、かなり不便になりました。
  • Dictionaryにイギリス英語のOxford Dictionary of EnglishとOxford Thesaurus of Englishが追加されています。
  • Finderのアイコンサイズと文字サイズが初期設定に戻ったのか、大きくなっていました。Finder>>View>>View Optionsでアイコンサイズを48×48、文字サイズを11ポイントに戻しました。
  • Safariでのページ移動はこれまでの3本指ではなく2本指で左右にスクロール。紙のページをめくるような感じ。
  • Safariでフルスクリーンモードから通常の表示モードに戻る時はescキー。
  • SafariのTop Sitesで星が表示されるのが速くなりました。
  • Address Bookのデザインが大幅に変更され、これもiOS風デザインに統一されたようです。
  • iWork 9.1 UpdateがSoftware Updateからアップデートできないのでなぜ?と思っていたらPages、Numbers、KeynoteがApplications>>iWork ’09フォルダの外に出ていました。Snow Leopardの時は各アプリケーションがフォルダの外に置いていてもアップデート可能であったのですが、Lionの場合はiWork ’09フォルダの中に入れておかないと見つけてくれないようです。
  • Energy Saverで設定した通りにシステムがスリープするようになりました。
  • iCalのデザインも一新。Monthまたは新たに加わったYearを選んで、翌月などに移動する時のアニメーションが紙のカレンダーを模していて面白い。

全体的な体感速度はSnow Leopardと比べて違いはないように思います。2GBのMacBook (Late 2009)ではSnow Leopardよりも遅くなったような気がします。メモリを増設すると元に戻るか、より速くなるのではないかと期待しています。

“Mac OS X”からMacを外して”OS X Lion”になったことはある意味、象徴的だと思います。全体的にiOSのデザインに近付き、より直感的に誰もが容易に操作できるようになったとのではないでしょうか。それはインストールの段階で始まっており、既にMacを使っていてシステムを移行するかどうかとか、インストールする言語やプリンタードライバーを選ばせるようなカスタマイズすらなかったように思います。(私が見過ごしただけかもしれません。)インストール後に製品の登録を促す画面もなく、ウェルカムビデオも省略。iPhoneに新しいiOSをインストールするのと同じようなステップでアップデートができてしまいます。

フルスクリーンモードは13″などの小さなディスプレイには便利ですが、27″のディスプレイではかえって不便なこともあります。iMac用のOSというよりMacBook Pro/Air用に最適化されたOSになったと言えば、言い過ぎかもしれませんが、一日使用してみてそんな印象を持ちました。