我々が暮らすログハウスと同じアメリカ人ビルダーが建てたログハウスを別荘として所有されている斜めお向かいさんのベランダ補修工事を手伝いました。
パーゴラカーポートで使用したものと同じ90ミリ角3メートルの杉材を柱と手摺部分に使用しました。ベランダを支える3本のマシーンカットのログが一部で腐朽していたので、先端部分を少しだけチェーンソーで切断しています。
相欠き継ぎを採用したクロスフェンスを希望されていましたが、難易度が高いことと、杉角材が不足したことを理由として、桧の角材を用いた筋交いに変更されました。
3本の柱は枘組みで手摺と接合、手摺下の横材は柱に刻んだ切り欠き部分で受けています。柱は2種類のシンプソン金具を用いて床材に固定しました。床材の出っ張り部分が異様に長くなっていますが、この部分はいつでも切断できるので当面はこのままにしておくそうです。
大工で食っていけるのでは。この辺、朽ちかけた構造体に困っている家が少なくないように思われます。ニーズはありますよ!
道を間違ったかなと思っていますが、迅速性とある程度の妥協が要求されるプロの仕事には向いていません。数ミリの誤差でも許容できない性格なもので。確かにご近所に修理のニーズはたくさんありそうです。