右前輪内側にデフオイルとグリスが大量に付着していたSuzuki Jimny JB23W-6をディーラーの修理工場に入庫しました。
左側足回り分解の様子を見学させていただくことにしました。前輪左右のブレーキディスクとブレーキパッドは今年春の車検時に交換済みですが、その時はオイルとグリス漏れは確認されなかったようです。
分解作業にはサンデーメカニックのツールケースにはない専用工具が必要になるようです。
露出したボルトやナットの多くが 融雪剤による塩害のため、錆びて固着しているので緩めるのは容易ではありません。
プロの整備士は仕事が早い。ブレーキディスクとキャリパーが取り外されました。
フロントアクスルシャフトが見えてきました。ガレージジャッキで持ち上げた車を馬に乗せて、下から作業するとなると、ここまでの作業に丸一日はかかりそうです。
プロ御用達のSnap-onの工具は整備士個人の所有。
ホイールハブも取り外し。
傾いているのはホイールスピンドル。ホースはABSセンサー。
左側フロントアクスルシャフトが抜けました。
ステアリングナックルの奥に見えているオイルシールが経年劣化したことがオイルとグリス漏れの直接的な原因であると思われます。左側はまだ漏れていませんが、そのうちに漏れるだろうから左右両方のオイルシールとキングピンベアリングの交換となりました。
上下のキングピン、キングピンベアリング、ステアリングナックルも取り外されました。
キングピンとキングピンベアリング。ベアリングの方は錆が進行していました。左側を分解するのに30分もかかっていません。錆びた部品で再利用するものは磨いてきれいにしてから組み上げるそうです。
Part 3へと続く。