昨日、公開されたiOS 8.4とOS X Yosemite 10.10.4と共にやって来たAppleの革新的なサービス、Musicに関して、Cult of Macの記事(”iCloud Music Library adds DRM without buying you dinner first“)によると、試用している人も含めて会員が危惧すべき事態が明るみになっているようです。
Musicの会員になり、iCloud Music Libraryをオンにすると、iTunesライブラリーに保存してある楽曲(ユーザーがCDからリッピングした曲やiTunes MatchでダウンロードしたDRMフリーな曲など)が、自動的にDRM (Digital Rights Management) の保護がかかるとのことです。
しかも恐ろしいことにMusic購読サービスをキャンセルすると、リッピングした楽曲や自分でライブラリーに保存した楽曲も含め、アクセス不可になるらしいです。オリジナルのCDを手放したような場合、特に注意が必要になります。
どういうことでしょう?コメント欄を見ると上記のような問題は何も起こっていないという人もいます。iTunes Matchに登録している(若しくは過去にしていた)人で、オリジナルファイルをローカルディスクから削除してしまい、その同じ楽曲をMusicのサーバーからダウンロードしたら、DRMロック付きファイルが手元に残ったということかもしれません。そういう状況であれば、納得できます。Musicを退会すれば、アクセス不可になることも想像できます。オリジナルファイルが上書きされるわけではないでしょうから、オリジナルファイルを自分で削除しない限り、安全なはずです。
私はまだMusicの会員登録はしていません。会員登録しなくても視聴できるラジオ、Beats 1のみ楽しんでいます。
7月4日追記:iCloud Music Libraryをオンにして、手持ちの楽曲をMusicのサーバーとマッチさせてどのディバイスでも視聴できるようにすると、ダウンロードした楽曲が手持ちの楽曲を上書きしてDRMロックされるという、誤解を招く記事がCult of Macにありましたが、その記事を訂正する新たな記事(Calm down and rock on; Apple isn’t adding DRM to your music)が投稿されています。
筆者 様
へ~!それは困りますね。新しい、私から言えば「聞き流し」出来る音楽配信。私は元々、あまり興味が無いので、加入する事をしていませんし、これからも使用することは無いと思います。
にしましても、DRMが勝手に掛かってしまうのは、まったくいただけない話ですね。
Jim,
Cult of Macの記事は誤解を招いてます。Music購読サービスの会員になれば勝手にDRMのロックがかかる(FairPlay version 2)わけではなく、ダウンロードする楽曲はすべて初めからDRMロックがかかっています。(iTunes Matchの場合はDRMフリーです。)ローカルディスクに元からあったDRMフリーの楽曲をユーザーが自分で削除してしまった後に、同じ楽曲をMusicのサーバーからダウンロードすると、元からあったファイルが上書きされて、あたかもDRMロックが勝手にかかったように見えるだけです。
私はDRMロックがかかった楽曲には興味がないので、Musicのお試し会員になることはあっても、有料会員になることはないと思います。
筆者 様
成る程、ディテールが分かりました。しかし、Apple MusicからD/Loadする楽曲だけですよね?DRMが掛かるのは(私の理解で恐縮ですが)。確か、iTunesで購入した最近の楽曲には(古いものは別にしまして)、DRMは掛かっていませんよね。
いずれにしましても、筆者様同様、DRMの掛かっている楽曲には、私も興味がありません(笑)。
Jim,