Log Wall Staining — Part 3

Log Home Repainting

西側ログウォールの再塗装を実施しました。一日中、日当りが良い南側ログウォールはところどころに塗装が剥げていましたが、西日が当たる西側ログウォールは全体的に塗装が弱っていました。写真は再塗装後の西側ログウォールですが、左の北西側コーナーのノッチ部分は下から5、6本の丸太が腐朽菌にやられています。下の方は雨水がかかり、日当りも悪いので、乾燥が遅いのが腐朽した原因だと思われます。建物の荷重はノッチ部分のみで支えているわけではないので、ノッチの出っ張りを切断したとしても構造的には問題はないと思われます。しかし木材が腐っていると、精神衛生上、宜しくないので何れ、北西側コーナーのノッチ部分を修復しなければなりません。

Log Home Repainting

カメラを南方向に向けると、施工後20年以上が経過したログウォールとは思えないほど、綺麗に再塗装できました。小型の二連梯子の近くにあるのはトイレの窓ですが、3年ほど前、トリムボード裏側に凶暴な性格のキイロスズメバチが巣を作っていました。夏頃まで放置していましたが、隙間からトイレに蜂が浸入するようになり、危険なので業者に駆除してもらいました。

Log Home Repainting

虫と言えば、腐朽して弱くなった北西側コーナーのノッチ周辺に直径15mmぐらいの大きな孔がいくつも空いていることに気付きました。雨水が浸水しないような位置に孔は掘ってあります。小屋の修復作業をしている時に気付いたのですが、営巣しているのは人間には通常、危害を加えないクマバチでした。飛翔時の羽の音がスズメバチに似ているので巣に近付くと刺されるのではないかとためらいましたが、調べてみると、滅多に刺されることはないことがわかりました。木材を切削した時に出るような細かな木屑が大量に地面に落ちていました。スズメバチとは異なり、毎年、同じ巣を使うそうなので、これ以上の被害を阻止するため、小枝を切断して孔を埋めました。

Log Home Repainting

このログハウスには多種多様な生き物が棲みついています。この時期に多いのは色鮮やかな毛虫。キシラデコール、パリサンダの塗装面を背景に毛虫のゴールドが輝いています。特に今年は毛虫が異常に多い印象です。

Log Home Repainting

北側ログウォールから始めて、東、南、そして西側と時計回りに一周してようやく、再塗装が終了しました。

Xyladecor® 14L #108

14L缶の塗料は少し、不足しましたが、残っていた以前の16L缶の塗料を少し加えて、追加購入することなく、何とか塗料を使い切って作業を完了。

作業の難易度:5段階で2

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3 thoughts on “Log Wall Staining — Part 3

  1. 筆者 様

     母屋(?)の外装Maintenance、お疲れ様でした。家のMaintenanceは大変な仕事ですが、日々暮らしておる所なので、やはりMaintenanceは必須ですね。家は「住んでいないと、早く朽ちる」と言いますが、それは、只、単に毎日暮らして行くだけではなく、Maintenanceが住んでいる人の手で入るので、長持ちするのでしょうねきっと。

     昨年、私の実家を手放しましたが、積水ハウス製の家で(鉄骨です)、25年の余程経過していましたが、流石に造りが良く、私自身も私の家族も殆ど住んでいませんでしたが長年の風雪でも損傷も殆ど無く、良い家でした。鉄骨の骨組みだったから良かったのかどうかは分かりませんが、長持ちしています、現在、この家を購入されてお住まいの方は、私が言うのもおかしいですが、良い買い物をされたと思っています(笑)。でも、やはり、住んでいて部屋に風を通す事は大切だなと思います。住めなかったのが残念です(一寸、sentimentalです・・)。

    Jim,

    1. 当ブログでも”Log Home Maintenance”というカテゴリーを新たに設けて、積極的にメンテナンスを行い、状況をレポートすることにしました。ログハウスを購入した時にネットで情報収集し、知識を蓄えることができました。今後は私の方からもいろんな情報を発信しようと考えています。

      私の元実家も10年以上前に両親が引っ越した時点で、少年から青年時代に過ごした家がなくなりました。軸組在来工法で建てられた木造建築で、母屋とは別にガレージと小屋がありました。

      1. 筆者 様

         そうでしたか。私が手放しました実家は、比較的新しく、本当の実家(その様な言い方が正しいかどうか分かりませんが<笑>)と言うか生家は、父が売却して、私が手放した家を建てたという順番で、私の生家は京の町屋風で、要するにウナギの寝床状の家でした。表玄関から裏口まで、ざっと50m弱。この家も、故郷には今でもぞんざいしていて、父から購入された家族の方々がお住まいです。今思えば、それぞれの家は懐かしさが一杯です。

        Jim,

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