エンジン不調のMazda RX-8をレッカーで最寄りのMazdaディーラーまで搬送していただきました。症状をまとめておきます。
- エンジンは始動するがアイドリング時の回転数が安定しない。(およそ500〜1500の間で不安定)
- 正常時とは異なる少し大きなエンジン音(排気音)がする。
- シフトアップ時にトルク感がなく、4速に入れられないほどスピードが出ない。
- 暫く走って(数キロ)停車させると、エンジンルーム(オイルレベルゲージ周辺)から白煙が出る。プラスチックか何かが溶けているような嫌な臭いもする。
- エンジン周辺は異常に高温になっている。
- エンジンオイル、クーラントは適正な量である。
- 車内はシフトレバーブーツ、サイドブレーキ周辺が異常に高温になる。
- 助手席側から車の下を覗くと、触媒に取り付けてあるO2センサー周辺がドーナツ状に赤くなっている。ビニールか何かが溶けた黒いものが垂れていた。
- 警告表示はない。
- 燃費が5km/Lになった。(普段は7〜10km/L)
ロータリーエンジンが異常燃焼している可能性が高く、ディーラーによる診断前の現時点で考えられる原因は、点火プラグ、アペックスシール、カーボンロック、触媒などの不良だそうです。エンジンがブローしていると、70万円程度のエンジンリビルド品との交換、触媒の場合は10万円程度の部品交換になるそうです。カーボンロックの場合は、薬剤を用いてローター内を洗浄することで解決できる場合もあるとか。エンジンのオーバーホールはディーラーではやっていないとのこと。
2003年式のこのRX-8の総走行距離は4万キロぐらい。2週間に一度ぐらいしか車を利用することがなく、エンジンが温まる前にエンジンを切ることもよくあります。レーシングプラグを装着しているにも関わらず、エンジン回転数を上げないジェントルな運転をしているので、不完全燃焼によるカーボンの発生量が通常よりも多いと思います。
筆者 様
ディーラーさんの点検内容を拝見する限り、結構Criticalな状況ですね。エンジン分解となると・・結構費用が掛かりそうですね。大手術にならない事を祈ります。
Jim,
走行距離4万キロでエンジンブローさせるような運転をした記憶がないのですが、困ったものです。現在、ディーラーに入庫中で原因特定の診断をしてもらっています。触媒交換程度で済むのなら自分で交換作業ができそうなのですが。エンジンの載せ換えともなれば、中古車を購入できる費用になりそうです。
筆者 様
触媒は、頻繁に変えるモノではないですが(当たり前ですが)使用経過年数を考慮しますと、もう、触媒も「お年」なのでは無いでしょうか?そうであれば、触媒交換だけの「軽傷」で済みそうな気もしますが・・・。軽微な方で済む事をお祈り致します。今まで、大阪や鈴鹿に「遠出」された折にもEngine Troubleは、私が筆者様のブログを拝見しだしてから今日まで無かった様な(レーシング用の特殊スパークプラグの試みで、ガソリンが被って調子が悪くなったのは記憶しております)気がしますので、急にエンジンをオーバー・ホールする所へ行ってしまうとは思えませんが・・・。
Jim,
Jimさんのおっしゃる通り、触媒内部が溶損していました。別のポストに詳しく書く予定ですが、エンジン自体はブローしておらず、交換部品は触媒とO2センサー、点火プラグになりそうです。
REとプラグについて詳しく書かれています。
http://www.sanai-d.com/category/1371555.html
私の場合は全く逆でN1仕様のシビックEG6にノーマルプラグ(当然ねっかは一番手アップ)を付けサーキットでエンジンブローさせた苦い経験があります。(エンジンバランス取り、ヘッド、バルブ、コンロッド等の研磨くらいでそれほどのハイチューンではないと侮っていました)
リンク、ありがとうございます。エンジン不調の根本的な原因はレーシングプラグとその使い方にありました。純正プラグに戻すと症状が改善されます。幸いなことに、エンジンブローは免れました。