Splitting Aperture Library

aperture

Apertureのライブラリーが肥大化してiMac 27″ (Mid 2010)の1TB内蔵ディスクに収まり切らなくなり、パーティションを組んだWestern Digital製の3TB外付けHDDに数百GBのライブラリーを去年、移行しました。しかし、その660GBに膨れ上がったライブラリーをデフォルトのライブラリーとしてApertureを立ち上げると、画像ファイルの読み込みやFlickr、Photo Streamとの同期が緩慢になっていました。そこで、肥大化したライブラリーを分割して、現在、頻繁に使用している画像ファイルのみを内蔵ディスクに作成した新しいライブラリーにコピーしました。

内蔵ディスクのUser > Picturesに新たに作成したライブラリーは”Aperture 2013″という名前を付けました。2013年1月以降に取り込んだ画像、動画ファイルのみを管理します。新しいライブラリーの容量は70GBほどになり、動作も軽快になりました。過去のファイルを見たい時はプルダウンメニューのFile > Switch To Libraryで瞬時にライブラリーを切り換えることができます。

aperturelibrary

頻繁に使用する新しいプロジェクトのみを新たに作成するライブラリーに書き込む方法は簡単。書き込む複数のプロジェクトを選んだ状態で、プルダウンメニューのFile > Export > Project As New Library…で、作成するライブラリーの名前を付けて、保存場所を選択し、さらに必要に応じて、”Copy originals into exported library”、”Copy previews into exported library”、”Show alert when finished”にチェックを入れます。私はすべての項目にチェックを入れました。Apertureでは古いライブラリーからプロジェクトを書き出す作業とライブラリーの作成作業、新しいライブラリーへの読み込み作業を同時に行うためか、約3ヶ月分の画像と動画ファイルを書き出すのにかなりの時間を要しました。私は作業の途中で就寝。

コンパクトになったライブラリーをデフォルトにしてApertureを立ち上げてみると、動作が格段と速くなりました。Flickrアカウントの同期はライブラリーごとに設定する必要があります。File > Web Accounts > Edit Web Accounts…で適宜、設定。Photo StreamもAperture > Preferences… > Photo Streamで切り換える必要があります。

ライブラリーがコンパクトになり、内蔵ディスクにライブラリーを戻した結果、肥大化する前の状態よりも動作がさらに速くなったように感じます。これは、去年の1月にiMacのメモリーを20GBに増設した恩恵かもしれません。

6 thoughts on “Splitting Aperture Library

  1. 僕もApertureのLibraryの肥大化に困っています。
    PENやOM-Dなので、そんなにRAWでも大きくはないのですが、ついに500GBを超えました。
    基本的にiPhoneやiPadで閲覧するので、Libraryが別々だと同期出来ない写真が出てしまいます。
    うーん。どうしたものかという状態です。

    1. iPhoneやiPadではPhoto Streamで閲覧されているのですね。母艦(MacBookなど)のアカウント一つに付き、Photo Streamに同期できるライブラリーは一つのようなので、ライブラリーを分割して複数のライブラリーを切り換えて使い分ける場合は、確かにすべての画像ファイルを同期できなくなります。Flickrプロアカウントをお持ちであり、ほとんどの画像ファイルをFlickrにアップロードされているのであれば、iOS用のFlickr App(いろいろとあります)を使って閲覧すれば良いかと思います。私はFlickStackrを使っています。

      1. やはりそうですよね。
        年度ことに区切っての管理が現実的です。
        ただ、レートやキーワードなどでアルバムを作成してるので、そこがめんどくさいだろうなと思います。
        僕もiOSからは、Flickstackerを使用しています。

  2. 筆者 様、minority様

     そうなんですか、やはり、画像資産が多いとそうなるのですね。私、ハッキリ言いましてこの類いの事は全く気にしていませんでした(笑)。逆に言うと、そんなに画像資産が無いので、この様な不便さを感じる位の所まで行ってないのですね(笑)。下に貼り付けていますwebBlogの内容も、筆者様が書いておられる様な「効果」が有ると仰っていますので(パフォーマンスの向上:動作が軽くなると言う意味ですが)、筆者様が執られた方法は間違いの無い所だと思います。私もこの様な状態が出て来たら、参考にさせて頂き対処したいと思います。

    http://nori510.com/archives/13599

    Jim,

    1. 私の場合、「画像資産」というよりも数百GBのうち、数百GBが「デジタルごみ」です。中には再利用できる「デジタル資源ごみ」もありますが…

      ライブラリーをダイエットすることによる最大のメリットは、起動と終了が軽快になることと、Webにアップロードするファイルの不要な同期をしなくて済むこと、そして必要なファイルを見つけるのが速くなることだと思います。RAWファイルの現像や補正に要する時間はさほど変わりありません。

      1. 筆者 様

         あ、そうなんですか。成る程。私、Libraryは今まで機にもした事が無いので、今日の夜、一度、Mac-Miniの状況を見てみようかな?と思っています。ま、立ち上がりが遅いとかが今の所無いので、そんなに大きくないのだろうとは思いますが(笑)。

        Jim,

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