AirPort Utility 6.2

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Mac用とiOS用のAirport (AirMac) Utilityがアップデートされたので、ダウンロードしました。起動するとTime Capsule (2G)とAirPort Express (2G)のファームウェア更新の案内があったので、iOS用のAirPort Utilityで両方のベースステーションをversion 7.6.3にアップデートしました。その直後に有線EthernetでもWi-Fiでもインターネットに接続できないという、ネット接続を前提としているこの時代で致命的な問題が発生しました。ネットに繋がったのはauの3G回線に接続したiPhone 5のみ。

これまで、iMac 27″ (Mid 2010)はNEC PA-WR8370N-HPとLANケーブルで直結。Time Capsule (2009)はWANポートではなく、LANポートにNEC PA-WR8370N-HPからLANケーブルで接続し、さらに別のLANケーブルでAirPort (AirMac) Express (2012)のWANポートに繋いでいました。Time Capsule、AirPort Express共にブリッジモードで接続しており、Guest Networkが構築できない状態でした。(今回のアップデートで複数のベースステーションを使用している時も、Guest Networkを拡張するような設定ができるとのことです。)2月12日追記:ブリッジモード接続時はGuest Networkを構築することはできても使用できないようです。

Time Capsuleのリセットボタンを長押しして工場出荷状態に戻してから、アップデートしたMac用AirPort Utilityで再設定している時に現れた画面が上の警告です。ベースステーション(Time Capsule)にはWANポートにケーブルを繋ぎなさいとのお叱りです。これまでLANポートに繋いでWi-Fi Networkを構築できていたこと自体が不思議なことでした。しかし、指示通りにWANポートにケーブルを繋ぎましたが、予期しないエラーが発生してベースステーションの再設定に失敗しました。

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この後、考えられるほぼあらゆる方法で、Mac用のAirPort Utility 6.2で再設定を試みましたが半日が経過してもネットには繋がらない。NECのルーターを外してeo光のONUからTime Capsule WANポートに直結させると当然ながら、有線でもWi-Fiでもネットに繋ぐことはできます。しかし、この方法では有線でスピードが出ないことは以前にも確認済み。ギガビットの環境でNECのルーターはどうしても外すことはできません。

そこで、試しに使ってみたのがベースステーションのファームウェアをアップデートした左のiOS用、AirPort Utility。こちらでは予期せぬエラーが発生することなく、工場出荷状態に戻した二台のベースステーションを再設定することができました。有線Ethernet、Wi-Fi共に無事にインターネットに繋がりました。NEC製ルーターに直結しているiMacの速度低下もありません。

Mac用のAirPort Utilityでエラーが発生して再設定できなかった原因は不明です。バグかもしれません。最近のAppleはiOS用のアプリケーションの開発を優先させているように思えてならないのですが。

嬉しいことにGuest Networkを拡張することができました。これまでは、AirPort Express (2G)はゲスト用兼AirPlay用として使用していましたが、今後はTime Capsule (2G)の子機のようにしてネットワーク拡張用ベースステーション兼AirPlay用ステレオセットとして使用できます。2月12日追記:Guest Netwokの拡張はできましたが、ブリッジモード接続時はGuest Networkでインターネットにアクセスできません。

4 thoughts on “AirPort Utility 6.2

  1. 筆者 様

     ある意味、面白可笑しくブログを拝見させて頂きましたが、これ、少し変ですよね。筆者様は「迷路」で出口を見つけられた・・・見つけられない人は「永遠の謎」それを解いた人は「喜びを得る」・・・そして、iOSを優先させているきがした・・・事に気付いて、その機能の延長に対し「良かった、良かった!」って、何かおかしいと感じられないのでしょうか?私、とてもではないですが「良かったですね!」等というコメントは書けません。

    Jim,

    1. 複数のベースステーションでネットワークを構築している時に、管理者用のネットワークとは別にゲスト専用ネットワークを拡張できる機能は非常に便利であり、グラフィカルインターフェースを使って設定するのも簡単です。しかし、Apple純正以外の非ベースステーションがネットワーク内に存在すると、設定の難易度が突然、上がります。私の見解では、その他社製ルーターやモデムを純正ユーティリティーであるAirPort (AirMac) Utilityで設定できないところに問題があるのではないかと思います。

      1. 筆者 様

         それは間違いなく言えますね。ま、我々、自然、Apple製品の設定の便利さに囲われてしまっている(笑)・・ですよね。で、他のものを使うと設定が面倒・・・(実は、私の理解では、難易度が上がるのでは無く、普段そんな設定を使い慣れていないので「難度が高い」と思って居る?<笑>)と言うのはありますね。でも、最近の製品は、webブラウザで結構簡単にセット出来るのもあるので、便利と言えば便利。

         でも、確かにAppleのソフトの様に純正品で「すかっ!」と楽にセット出来るのは魅力ですが、でないものも混在した環境では、確かに使いづらい前に、セッティングの難度が上がるのは確かな事です。

         LAN関連の本体、もう長い間製品更新されていないので、この辺りで一新してほしい気がするのは私だけでしょうか?

        Jim,

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